🍶とっくり配水塔の静岡市・和田島浄水場は地下水汲み上げ

和田島浄水場

コロナ前のことでした。興津川左岸の静岡県道75号(清水富士宮線)を北上していたら、わずかに花が残った桜の木の向こうに突如として出現した建造物が巨大なとっくり型でした。古びてはいますが、高さ制限31mのビルの高さをはるかに超えています。

もっと上流にある釣り人の像が持っている釣り竿が何製なのか、リールはついていないとしても先端に糸は垂れているのか、という疑問はどうでもよくなりました。

釣り人の像

その存在感に圧倒されて対岸に回り込んで接近してみると、「和田島浄水場入口」との門柱があります。

和田島の配水塔

静岡市は湧水&地下水利用

隣接するカフェがちょうど開店したところでしたので、その日最初の客になりました。河畔ということもあって浄水場の配水塔ということで納得しましたが、あとで調べてみると興津川から取水しているのではなく地下水を汲み上げているようです。

静岡市内のダムはすべて大井川水系で、市内中心部を貫く安倍川にはダムがありません。上流に砂防ダムが設置されているだけです。合併前の旧静岡市内の上水道は安倍川の伏流水で賄われているようです。

安倍川と興津川
安倍川と興津川(地理院タイルを加工)

平成の大渇水では、大井川水系と天竜川水系で断続的に取水制限が実施されていますが、給水制限には至っていません。ダム依存していない静岡市は無傷です。汲み上げている地下水は深井戸ということです。

同じ静岡市内でも旧清水市・旧蒲原町・旧由比町は興津川・向田川・由比川などから取水しているということで、旧清水市では1996年に給水制限の実績があるようです。静岡県内では伊豆半島先端の南伊豆町も渇水リスクが高そうです。

安倍川の瀬切れは先日(2/25)の雨で解消されています。安倍川上流のアメダス有東木の降水量です。有東木は2020年に移転しましたので、まだ平年値がありません。

アメダス有東木の月降水量
気象庁>有東木(静岡県) 2025年(月ごとの値)主な要素 など

配水塔コレクション

燕市の旧配水塔は登録有形文化財だそうですが、ユニークな配水塔がないわけでもありません。なぜそこまでウエストを絞ったのか問いたくなるのが名古屋市桃山区の鳴海配水場です。

鳴海配水場

同じ名古屋市の中村区にある旧配水塔は高さこそありませんが、まるで神殿のような造形です。今では稲葉地公園内の名古屋市演劇練習館として利用されています。

演劇練習館

私の知る限りで一番高さがありそうなのは兵庫県たつの市にある配水塔です。クリスマスシーズンにはライトアップされるようです。

野田配水塔

東京では野方が比較的有名ではないかと思われます。

野方配水塔

住所的には中野区江古田1丁目ですが、駅で近いのは大江戸線・落合南長崎駅か西武新宿線・新井薬師前駅です。

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