頼りない田久保市長の援軍たち(古川勇貴氏&浜中都己氏)

日曜日!の辞任表明

総理の辞任表明は金曜日が多いような印象があります。

安倍晋三2007/09/12 水
福田康夫2008/09/01 月
麻生太郎2009/08/30
鳩山由紀夫2010/06/02 水
菅直人2011/08/26 金
野田佳彦2012/12/16
安倍晋三2020/08/28 金
菅義偉2021/09/03 金
岸田文雄2024/08/14 水
▲辞任表明の曜日

それほど際立って多いわけでもないのかもしれませんが、さらに遡ると森喜朗氏や村山富市氏も金曜日です。日曜日の辞任表明はきわめて異例です(選挙はほぼ日曜日に行われて当日開票ですから、下野したときの麻生氏と野田氏は自動的に日曜日です)。

私は金曜の夜だと思っていましたので、金曜日に「参院選は7月20日投票、まだ決められない自民党総裁」を公開しました。どうせなら解散まで突き進んでほしかった気もしますが、公明党が同意できませんから解散はもともと無理筋です。

菅氏が動いたのは土曜夜で石破氏の辞任表明は日曜でした。後継は9割以上の確率で小泉氏になるのでしょう。両院で少数与党ですから去年とは環境が違います。公明党やもう1つの連立相手との関係を考えると、高市氏や小林氏で組めるとは思えません。

ただ、最近の世論調査で示される自民支持層と総裁選の投票資格を持つ自民党員とはおそらく乖離があるはずです。自民党が取り戻したいと思っている支持層とも異なるかもしれません。

百条委員会と田久保市長の辞任撤回

ところで、伊東市議会の中島議長は7月3日に田久保市長から百条委員会を開かないよう申入れを受けて、次のように発言したようです。

市長が辞任するということになれば百条委員会も開かなくて済むんじゃないかということで申し上げました

辞任で手を打つつもりなのかと私は思いましたが、この間の時系列は次のとおりです。田久保氏が会見で辞任表明したのは、百条委員会の設置が決まった日の午後です。

7/02 田久保市長会見、東洋大除籍を認めるも進退には言及せず
7/03 田久保市長が中島議長らと面会、「百条委は伊東市のためにならない」
7/04 議運で辞職勧告決議案と百条委員会設置の7日採決を決定
7/07 市議会が辞職勧告決議案と百条委員会の設置を全会一致で議決
7/07 田久保市長会見、卒業証書を地検に提出する意向を表明しで辞任・再出馬を明言
7/11 伊東市議会が第1回百条委員会を開催
7/31 田久保市長が会見して辞職を撤回し続投宣言

7月末の会見で田久保氏が市長辞職を撤回した理由とした掲げたのは、「水面下で激しく動いている」というメガソーラーと図書館問題でした。

2023年9月の伊東市議選は30人の立候補者が20の議席を争いました。得票数188票で30位落選だったのが古川勇貴氏です。当時の選挙公報です。

2023年伊東市議選選挙公報

新人ですからこの程度しか言えないでしょうが、どうやらこの古川氏は数少ない田久保市長の擁護派ではないかと思われます。

古川勇貴氏(2023市議選出馬)

古川氏は自らの公式サイトに8月1日付で次のように記述しています(【ウソ発覚】「百条開かない」約束を破り開催!市民への説明なし)。

7月3日、中島弘道議長が「市長が辞任するなら百条委は開かない」と明言したにもかかわらず、7月11日から8月6日にかけて計5回の百条委員会を開催。7月31日の市長辞任撤回前に市民を裏切る形となった言行不一致の全貌を報告します。

古川氏は市議会も傍聴しているようですので、直接聞いているのかもしれません。私が確認できた報道ベースの範囲では議長が「明言」したとまでは言えません。「辞任」「辞任表明は別ですので、「ウソ」だと決めつけるのは乱暴です。

田久保氏は「2週間以内」と期限を切って辞任することを公言したのであって、石破氏のように「しかるべきときに」と時期をぼかしたわけではありません。

議長の真意が「辞任表明なら百条委は開かない」だったとしても、案件次第で議長が議会の少数派になることはあり得るわけです。必ずしも議長の意向が常に通るとは限りません。議長が「約束」したと解するのは相当おめでたい話です。

議長は単に見通しを語ったに過ぎないように見受けられます。両睨みで進行するのは考えられることです。6日までに辞任したのに百条委が設置されたなら「ウソ」つき呼ばわりされても仕方がないでしょうが、設置前に辞めていないのですから責められる要素はありません。

田久保氏は百条委員会が設置されてから辞任表明したわけですので、むしろ辞任表明することで百条委員会を免れようと画策したとも受け取ることができます。とても議長の「言行不一致」が問われる問題だとは思えません。意図的に曲解を重ねた言いがかりのレベルです。

浜中都己氏(2024県知事選出馬)

週刊ポストセブンに次のように記事があります。(2025.09.06 “田久保派”の元静岡県知事選候補者が証言する “あわや学歴詐称エピソード”「私も〈大卒〉と勝手に書かれた。それくらいアバウト」《伊東市長・学歴詐称疑惑》

「証書がないと記者に伝えたら、『いつ証明できるか』と詰められたので、私は『もう高卒でいいですよ』と。田久保さんと似たような状況ですね。ところが、高卒と書くと(大卒の場合)逆に詐称になる可能性もあると言われまして。

 結局、面倒になってとりあえずアンケートにサインだけしたところ、選挙公報には“中京短期大学卒”と勝手に書かれた。選挙委員会から出た”公報”で、ですよ。市の広報ではありません。私は落選したから彼女とは違いますけど、ところ違えばそれくらいアバウトなことなんです。田久保さんにも『こんなのくだらない』と伝えましたよ」

公報に「勝手に書かれた」という事実はまずあり得ません。静岡県選管はこの記事に訂正を求めるべきです。選挙公報の原稿は選管に提出するものであり、マスコミが求める調査票とは別物です。浜中氏の出馬歴は2024年の静岡県知事選1回きりです。

2024静岡知事選の選挙公報

たしかに短大卒になっていますが、大卒なのに高卒と書くと学歴詐称となる恐れがあると浜中氏に言ったのはおそらく選管職員ではないはずです。選管は卒業証書を求めませんし、公報は学歴必須でもありませんので、田久保氏のように載せなければいいだけです。

別の記事によれば、浜中氏は7月に田久保氏を直接訪問して辞任を撤回するよう促したということです。8月から始める知事リコールの期間が2か月で、今辞められると市長選の選挙期間はリコールの署名ができないからという理由のようです。

市長選は1週間です。沼津や三島ならいざ知らず伊東で1週間活動できなくてもあまり影響はありません。それに、9月になってもリコール署名が始まったとの形跡を確認できません。面会してもあしらわれただけで援軍にはなれなかった痛い人かもしれません。

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