2024年度の財政力指数、高浜町が全国14位から3位に躍進

財政力指数

2024年度の財政力指数が発表されています。降順1位は例によって名古屋市に隣接する飛島村です。結婚祝金5万円、出産祝金5万円(1歳時の育児奨励金10万円)、就学祝金10万円、100歳の長寿祝金が100万円、死亡見舞金だけ半端な3万2000円だそうです。

2020年2021年2022年2023年2024年
1位飛島村飛島村飛島村飛島村飛島村
2位六ヶ所村六ヶ所村六ヶ所村六ヶ所村六ヶ所村
3位軽井沢町軽井沢町軽井沢町軽井沢町高浜町
4位泊村泊村泊村武蔵野市軽井沢町
5位大熊町武蔵野市武蔵野市大熊町大熊町
▲財政力指数上位5自治体

2位の六ヶ所村も不動ですが、3位は軽井沢町をおさえて福井県の高浜町が前年度14位から急浮上しました。

市区町村前年差24年23年
福井)高浜町0.321.651.33
佐賀)玄海町0.161.421.26
福島)大熊町0.131.591.46
山梨)山中湖村0.131.201.07
福島)広野町0.101.441.34
▲財政力指数の前年差上位5自治体

高浜町は言わずと知れた原発の町です。愛知県の高浜市より知名度は高いのかもしれません。町役場は若狭高浜駅の前です。

高浜町
高浜町(地理院タイルを加工)

原発は半島の付け根にあり、その先に音海(おとみ)集落があります。100軒に満たない集落と思われますが、ここには町内に4つしかない郵便局があります(簡易郵便局ではありません)。

高浜原発

どうやら発電所の先にも関連施設があるようです。

高浜原発

水色マーカーの関電駐車場には画像左下にヘリポートが設けられています。

関電駐車場のヘリポート

緑マーカーは音海小中学校の跡地です。ここもヘリポートとして整備されています。

音海小中学校跡

陸路での避難が困難で、海か空に逃げるしかないという事態も想定には入っているものと思われます。

昇順TOP5

昇順では隠岐諸島の知夫村(ちぶ-むら)が0.06から0.07に戻して、1位タイを脱しました。

市区町村201920202021202220232024
鹿児島)三島村0.060.070.060.060.060.06
島根)知夫村0.080.080.070.070.060.07
山梨)丹波山村0.070.070.070.070.070.07
鹿児島)十島村0.070.070.070.070.070.07
沖縄)渡名喜村0.070.080.070.070.070.07
▲財政力指数の昇順TOP5

2023年度から2024年度にかけて財政力指数が0.5以上悪化したのは4自治体です。

前年差24年23年
群馬)上野村-0.060.730.79
北海道)泊村-0.051.391.44
兵庫)稲美町-0.050.650.70
長野)南相木村-0.050.560.61

日航機墜落現場の御巣鷹の尾根で有名な上野村(うえの-むら)は、離島を除く関東の自治体では人口が唯一の3桁です。上野(こうづけ)国の上野村ですが、1889年の町村制度施行時から上野村です。

上野村唯一の信号機

村内に1組だけ設置されているという信号機です(押しボタン式)。見通しが悪いわけではなく、交通量が多いわけでもなく、まして交差点でもありませんが、村立上野小前に設置されています。離島ではありがちなパターンです。

(2022→2023、固定ページから移動)

2022年度と2023年度の比較で財政力指数が上昇したTOP3です。いずれも原発絡みの自治体です。

市町村財政力指数(20~23年)
+0.13 福井)高浜町1.03→1.04→1.20→1.33
+0.13 福井)美浜町0.74→0.80→0.91→1.04
+0.12 福島)広野町1.18→1.08→1.22→1.34
▲0.1以上の上昇

下落TOP4は次のとおりです。財政力指数全国1位の飛島村は3年連続の下落です。飛島村から車で最短5分の木曽岬町も大きく下げましたが、両者に挟まれた弥富市は0.94→0.92でした。南相木村は11月1日時点の推定人口が899人です。

市町村財政力指数(20~23年)
-0.08 愛知)飛島村2.21→2.10→2.02→1.94
-0.07 三重)木曽岬町0.59→0.57→0.54→0.47
-0.07 長野)南相木村0.81→.075→0.68→0.61
-0.07 滋賀)竜王町1.15→1.11→1.05→0.98
▲-0.07以上の下落

竜王町は2023年度予算が71億円で2024年度予算が91億円です(小学校の建て替え)。町債残高は70億円の見込みだそうです。

竜王町の町債残高
竜王町>令和6年度(2024 年度)当初予算案(一般会計)の概要(12ページ)

1741区市町村の単純平均が「1.0」以上あるいは「0.2」未満の市町村数は次のとおりです。地方財政の悪化傾向に歯止めはかかっていません。

単純平均1.0以上0.2未満
2019年0.5186207
2020年0.5186201
2021年0.5076211
2022年0.4971222
2023年0.4875233
▲財政力指数の平均等

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