氷河湖
エベレスト登山の一般的ルーㇳは、世界一危険な空港と呼ばれるルクラ空港(テンジン・ヒラリー空港)から始まります。空港からエベレスト街道を北上してロブチェ村を過ぎるとベースキャンプです(画像のBC)。BCからロブチェ(7時方向)に伸びているのも氷河なのだと思われます。

1月16日放映の「100年天気予報」でネパールのイムジャ湖が取り上げらました。番組では触れられませんでしたが、イムジャ湖は意外なほどエベレスト山頂に近く水平直線距離で約10キロほどです。イムジャ湖の標高は5030mとされていますので、エベレストとの標高差は約3800mです。
このイムジャ湖は氷河が溶けることで湖が形成された氷河湖です。湖になる前は氷河として微々たるものだとしても前進して(下って)おり、その先端ではどこかの川の源流になっていたはずです。
どうやら国境を越えてガンジス川に合流し、最終的にはバングラデシュでメグナ川としてベンガル湾に注いでいたものと思われます。
氷河湖はやっかいな性質を備えています。先端が消失して短くなったり、カルデラ湖のようになるなら、あまり実害はありません。水を堰き止めている「堤防」が指圧に耐えかねて決壊すると、土石流が発生することになります。
イムジャ湖の成長
Google Earthプロにある最古のイムジャ湖の衛星写真は1985年です。

次は2003年に飛びます。

2009年です。

水位低下のための排水
2015年1月です。湖は順調に成長?を続けています。

決壊被害を軽減するために、標高5000mのこの土地で水位を下げる工事が行われました。ネパール軍も協力し、工事用の重機は分解してヘリで運んだようです。2016年11月の完工ということです。左側から水を流しています。

とりあえず湖の拡大は防げたようです。これで、晴れて?ガンジス川の源流になれたのかもしれません。

元動画
★【気候変動番組】100年天気予報~氷河・氷床の後退で何が起こる?
番組では1992年と2007年の2枚の画像を横に並べていますが、湖は横に広がっているため画像は縦に並べたほうが比較しやすいと思われます。また、2024年に起きたターメ村の洪水は別のもっと小さな氷河湖の決壊によるものです。
★博物館でしか見られない氷河!氷河湖の決壊、洪水、そして温暖化




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