消えた湖、南米チリのアクレオ湖

チリ共和国の首都・サンティアゴから南50キロにアクレオ湖はありました。太平洋から70キロ、アルゼンチンとの国境となる東のアンデス山脈まで100キロという位置関係です。

アクレオ湖
アクレオ湖(Google Earthプロ)

Wikipediaによれば、アクレオ湖は面積が12平方キロメートルで水深が6メートルだったようです。この湖の消滅時期について、AFPは「2011年から」、TBSは「この数年の間に」と報じています。埋め込んだのは2013年4月撮影のストビューです。

2014年10月のストビューでも水位が下がっているようには見えません。まだ避暑地・行楽地として成立していた時代です。英文サイトによれば2015年頃から深刻化したそうです。Google Earthプロで追いかけてみました。

2013年12月のアクレオ湖
2013年12月(Google Earthプロ)
2015年3月のアクレオ湖
2015年3月(Google Earthプロ)
2016年2月のアクレオ湖
2016年2月(Google Earthプロ)
2018年2月のアクレオ湖
2018年2月(Google Earthプロ)

たしかにアクレオ湖は急激に縮小しています。現状を伝えているのがTBSです。

芝生の水やりはともかく、開発されたという農園はかなり関係がありそうな気もします。アクレオ湖に流れ込む川はありますが、アクレオ湖から流れ出す川があるかどうかは確認できませんでした。

【外部リンク】
AFP>地図から消えた湖、気候変動と開発で干上がった避暑地 チリ(2019/03/22)

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