アメダス四日市
アメダス四日市は旧測候所で、正式名称は「四日市特別地域気象観測所」です。Googleマップで検索してみたら、「四日市防波堤信号所/気象観測点」が示されました。

これは海上保安庁の施設であり、気象庁が設置している検潮所とは異なります。海上保安庁の信号所では風向風速・気圧・波高・潮位などが観測対象ですが、四日市では気圧は観測対象外です。「気象観測点」がガセだとも言い切れません。
アメダス四日市は市の中心部からは5キロ近く離れた内陸立地だったはずです。

南部丘陵公園という名称の公園内です。1966年に亀山測候所が廃止されて、四日市測候所が開設されました。1997年に無人化されて、2001年に現在地に移転しています。
三重用水も10%節水へ
四日市を含む三重県北勢地域の三重用水が3月16日から10%の節水対策を始めたということです。節水対策としか報道されておらず内容がわかりませんが、たぶん放流量を10%絞るということなのだと思われます。

このグラフでは青線が過去3年の平均値、オレンジ破線が2005渇水年のもの、赤太線が今年です。比較対照として過去3年という切り方はどうかと思いますが、それなりに説得力はあります。
アメダス四日市の年降水量の少ないほうからTOP3は次のとおりです。平年値(1991~2020年)は1800ミリ台で、2016~2025年の10年平均では1900ミリ台です。平成の大渇水より手前で最少記録となるのが2005年です。
| 1 | 996.0ミリ | 1978年 |
| 2 | 1022.5ミリ | 2005年 |
| 3 | 1138.0ミリ | 1994年 |
先のグラフでは現時点で2005年の貯水量の約半分ですので、もしカラ梅雨なら夏には底をつくことになります。10%制限は妥当というより、もっと早くてもよかったのかもしれません。
アメダス四日市の年降水量をグラフ化しました。

2025年の降水量は平年値以上でした。去年のダメージを引きずっているわけではないと言えそうですが、アメダス四日市は水源の下流です。
アメダス北勢
三重用水が管理しているのは次の地図のピンク★印4つのダムです。オレンジの牧田川は養老山の北側を迂回して木曽川水系の揖斐川に合流しますが、三重用水では牧田川上流部からも取水しています。

青線は員弁川(いなべ-がわ)で、三重用水地域では最長河川です。員弁川中流域にはアメダス北勢があります。アメダス北勢は1976年にアメダス阿下喜(あげき)として観測を始めて、2001年に移転し名称変更、翌2002年に現在地に移転しています。

アメダス北勢の降水量を調べてみました。2005年は現在地に移転した後です。

なるほど、水源に近いアメダス北勢では去年の降水量が少ない部類です。四日市では去年9月に地下駐車場が水没してしまう「事件」がありましたが、アメダス北勢では9月の降水量も平年値未満で、今年2月まで6か月連続平年未満です。




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