北口が昔からの市街地
水戸駅周辺には少なくとも5体の水戸黄門像があります(★印)。助さんと格さんを含めた3人連れは水戸駅北口と桂岸寺で、ほかの3か所は単体です。

水戸城は那珂川と千波湖を外堀としていました。水戸駅の開業は1889年(明治22年)です。当時の千波湖(沼)は、まだ駅の南側まで広がっていました。太平洋戦争前は県庁も市役所も北口にありました。
大正後期から昭和初期にかけての干拓により、水戸駅の南側は田んぼになり、やがて市街地化されていきました。今では南口のほうが栄えていますが、もともと南口は駅裏です。

水戸地方気象台は1896年12月 県立水戸測候所として開設されて、1939年に国営(文部省)に移管、1967年に水戸地方気象台となりましたが、移転はしていません。
敷地内には標高28.8mの三角点があります。気象台横の国道349号は気象台を過ぎると標高6mまで下ります。那珂川の水面標高は0m台です。旧市街地の端っこに設置されています。
11月20日の初雪
話題を呼んでいるのが11月20日に水戸で降ったとされている初雪です。水戸では2019年2月から「雨/みぞれ/雪」判別が目視から機械観測に切り替えられています。

水戸では目視観測時代の2016年11月24日に積雪1センチを観測したことがあり、これが水戸で11月中に観測された唯一の積雪です。この日の日降水量も11.5ミリですから、降水現象も確認されています。

今年の11月20日は「雪」と言っても「みぞれ」であり、日降水量としても0.5ミリには満たないものでした。地上気象観測のページでは次のように説明されています。
目視観測通報を自動化した気象官署や自動観測を実施している特別地域気象観測所では、感雨器により降水現象を観測した際に、気温および湿度の観測値から雨/みぞれ/雪を判別します。(注)降水現象が観測されない場合や、気温、湿度の観測が欠測となった場合は、降水種別は判別されません。


5時56分から5時58分までと6時7分から6時9分までの各2分間が「みぞれ」判定されています。ぞうやら3.5℃&83%は「みぞれ」でセッティングされているようです。
初雪と言っても「みぞれ」であり、降った量はごく微量です。しかも、この時間帯は放射冷却で地表付近が冷えただけで、上空の気温はそれほどでもなかったようです。
なお、水戸の最大積雪深は1945年の32センチで、今世紀最多は2018年1月の19センチです。
年平均気温、最低気温、夏日など
水戸の年平均気温は次のように推移しています。2023年と2024年は16℃台です。

最高気温は1997年7月5日と1996年8月15日の38.4℃です。38℃台はこの2日だけです。最低気温は1952年2月5日のマイナス12.7°Cで、マイナス10℃以下は1985年が最後、マイナス8℃以下も1996年が最後です。
冬日と夏日の日数を比較すると、2004年以降は夏日のほうが多くなっています。しかも2020年、2023年、2024年はダブルスコアです。

熱帯夜は今年で3年連続20日台です。今年の真夏日は80日、猛暑日は19日で、それぞれ観測史上1位でした。

真冬日は過去8日観測されています。直近は1984年1月19日です。
2022~2024年の観測値
2022年から2024年の観測値は次のとおりです。降水量は少なく、日照はかなり多めです。
| 年降水量 | 1202.5ミリ | 975位 | /1285地点 |
| 年平均気温 | 14.8℃ | 379位 | /916地点 |
| 年最高気温 | 37.1℃ | 160位 | /916地点 |
| 年最低気温 | -5.9℃ | 400位 | /916地点 |
| 年較差 | 43.0℃ | 433位 | /916地点 |
| 年平均風速 | 2.3m/s | 386位 | /915地点 |
| 年日照時間 | 2159.1時間 | 120位 | /842地点 |
| 年降水量 | 1507.5ミリ | 713位 | /1286地点 |
| 年平均気温 | 16.1℃ | 318位 | /917地点 |
| 年最高気温 | 37.5℃ | 173位 | /917地点 |
| 年最低気温 | -6.0℃ | 336位 | /917地点 |
| 年較差 | 43.5℃ | 560位 | /917地点 |
| 年平均風速 | 2.2m/s | 423位 | /916地点 |
| 年日照時間 | 2454.4時間 | 36位 | /844地点 |
最大瞬間風速1位は1939年8月5日の44.2m/sです。これは台風扱いされていない「豆台風」のようです。





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