50代で来年には引退予定の維新・松井代表

後期高齢者の当落

主な後期高齢者の当落状況です。3人ほど読み違っていました。

年齢候補者政党選挙区当落
82二階 俊博自民和歌山3区
81麻生 太郎自民福岡8区
80谷川 弥一自民長崎3区
80野田 毅自民熊本2区
80衛藤 征士郎自民大分2区
79小沢 一郎立憲岩手3区
78江崎 鉄磨自民愛知10区
77額賀 福志郎自民茨城2区
77小林 興起やまと東京9区
77細田 博之自民島根1区
77原田 義昭自民福岡5区
77横光 克彦立憲大分3区
77奥野 信亮自民比例近畿
76平沢 勝栄自民東京17区
76森山 裕自民鹿児島4区
75大西 英男自民東京16区
75菅 直人立憲東京10区
75清水 鴻一郎自民京都6区
▲75歳以上の主な立候補者

任期満了に限りなく近い選挙でしたので、もっと世代交代選挙の色合いが強いだろうと私は思っていましたが、投票率が50%台半ばならこんなものかもしれません。

大阪の19小選挙区は維新15議席、公明4議席

大阪の比例区の得票率は維新33.9%、公明12.3%、自民25.7%、立憲11.6%、共産7.9%、その他8.6%です。自公を足せば維新を上回っていますが、小選挙区では自民ゼロ議席でした。

大阪の選挙区別得票率
大阪の選挙区別得票率

比例区の得票率は自公で38%です。小選挙区の自民党で38%を超えたのは40%台の大阪13区のみです。一方、小選挙区の公明党候補者は一番低い大阪3区でも44%台です。

この現象は、維新が伝統的に公明候補の選挙区には候補者を擁立しないことが原因だと思われます。結果として、大阪の19小選挙区は維新と公明で占められることになりました。固いと言われている公明票は(大阪では)意外に自民に流れないのかもしれません。

維新を産んだのは松井代表

Wikipediaには次のような記述があります。

2003年4月13日実施の第15回統一地方選挙において大阪府議会議員選挙に八尾市選挙区から自由民主党の公認を得て立候補し、初当選。以来当選3回。2004年大阪府知事選挙では、自民党が応援する当時の現職、太田房江ではなく、民主党を離脱したばかりの江本孟紀サイドで選挙運動を展開した。自民党では大阪府議団の政調会長まで務めたが、WTC府庁移転問題を機に考えの相違の理由で新会派「自由民主党・維新の会」を結成。2010年に橋下徹大阪府知事が代表を務める地域政党大阪維新の会に参加して、幹事長に就任。

Wikipedia>松井一郎(2021/11/01閲覧)

2008年大阪府知事選に橋下氏は無所属(自民党大阪府連推薦で公明党大阪府本部支持)で出馬します。私の認識では橋下氏を口説いたのは松井氏です。大阪府議会の会派「自由民主党・維新の会」は自民党大阪府連とは別会派になります。

地域政党としての「大阪維新の会」が結成されるのは2010年ですが、松井氏は「参加」という緩いレベルで関わったのではありません。別会派をベースに自民党と袂を分かち、松井氏が橋下氏を担いで結成したのが「大阪維新の会」です。

橋下代表-松井幹事長体制でしたので、橋下氏の新党に松井氏が乗っかったように今でも受け取られているのでしょうが、実際には担いだのが松井氏で、橋下氏は担がれていた存在です。小沢一郎氏が実権を握っていたときの海部総理という見立てもそれほど的外れというわけではありません。

維新のいわば「産みの親」である松井氏は1964年生まれでまだ50代ですが、代表退任・政界引退を表明しています(私は維新に入れていませんけど…)。第3党(と第2党)の代表選が近く行われることになります。

ブロック別得票率
比例区のブロック別得票率

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