南丹市の小学生行方不明事件、なぜリュックを置いたのか?

南丹市

京都府南丹市は2006年に園部町・八木町・日吉町・美山町の4町合併で発足しています。人口は3万人足らずで、市内の小学校は7校です(旧園部町は2校)。

小学生行方不明事件
旧園部町(地理院タイルを加工)

上の地図では兵庫県丹波篠山市と大阪府能勢町に隣接していますが、実は福井県おおい町や滋賀県高島市とも接しており、岐阜県高山市や埼玉県秩父市と並んで4(府)県と接する市の1つです。

父親が小学校まで車で送っていったはずなのに行方不明になり、6日後には学校から3キロ離れた峠道(府道453号の「腐道」区間)で通学用の黄色いランリュックが親族によって発見されるという不思議な展開が注目されています。

  • 3/23 3連休明けの卒業式の日に行方不明(普段はスクールバス通学)
  • 3/29 親族がガードレールの外に汚れていないランリュックを発見
  • 4/7 るり渓の別荘地を京都府警が捜索

ネット上では明らかなデマも拡散されていますが、報道各社にリークしたうえで朝7時から夕方まで大々的に捜索すれば、そうなるのも仕方がないものと思われます。

園部小学校

ちょうどストビューの途切れている箇所ですが、小学校のグラウンド側にある学童保育施設が行方不明となった小学生が車を降りた場所のようです。南から学校にアクセスするなら、転回の都合もあり雨も降っていませんので、別に不自然な降車位置ではありません。

園部小学校

小学校の校舎からグラウンド方面への防犯カメラでは、車の姿は認められていますが降りた小学生は確認されておらず、また目撃証言もありません。小学生をここで降ろしたという父親の証言はあるのでしょうが、客観的には裏づけられていないことになります。

3月29日になって通学用カバンを発見したのは「親族」だと報道されています。前日を含めて3回、消防団などが捜索した場所だそうです。ストビュー左下に見える台のようなものは凍結防止剤置場です。府県境となる中山峠の標高は250m台です(小学校は140m前後)。

ランリュック発見

ひときわ色鮮やかな黄色いカバンを消防団が見逃すとも思えませんので、捜索後に誰かによって置かれたと考えるのが妥当と思われます。

アメダス園部

発見場所はガードレールの外側だそうです。一応は府道ですが、峠道区間に大型車は入れません。センターラインもなく、対向車が来れば離合できる場所は限られます。

府道453号

アメダス園部はカバンの発見場所から直線で2.4キロです。25日には19ミリ、26日には0.5ミリの降水量を観測しています。カバンには雨に降られた形跡はないそうですので、やはり発見当日がその前日に置かれたものと思われます。

アメダス園部

だとすると、カバンは行方不明者本人が置いたものではない可能性が高く、カバンを置いた誰かが自動的に「重要参考人」となります。発見者は「親族」であり、発見者が置いたかどうかはわかりません。

カバンを置いた誰か

カバンを置いた誰かは、そのカバンが自分の手元で警察に見つかる事態を避けたかったのだろうと思われます。目的はあくまでも処分なのでしょう。それなら、さっさとどこかに埋めるか、川に捨てるか、切り刻んでゴミに出すか、焼却すればよかったのに…と思わなくはありません。

もっとも最初から警察がマークしていれば、それらも難しそうです。先の峠道は一本道ですので、もし警察が尾行していたら追尾を躊躇する要素があります。

で、7日に京都府警が60人規模の捜索を行ったときは次の画像の警官風マークの三叉路に規制線が敷かれ、黄色マーカーの道路から警察車両が出てきました。

別荘地の捜索

ストビュー画像では左下が規制線、中央の坂道が警察車両が出てきた道です。

規制線の三叉路

京都府警がこの付近を大捜索したということは、(1)不明になった小学生はそもそも学童保育施設まで同乗していなかったのか、または(2)同乗していたとすれば何らかの手段で帰って来たのか、のどちらかです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました