アメダス登別とカルルス
登別市には2か所のアメダス観測所があります。アメダス登別はGoogle Mapに「登別地域気象観測所(アメダス)」と表示されます。登別市札内町の標高197mです。ストリートビューではまったく見えません。登別駅から車で10分強かかります。市街地でもなく温泉街でもありません。
アメダスカルルスは雨量のみの観測所です。標高は300mとされていますが、実際には310m台後半ではないかと思われます。登別駅から車で20分ほどです。雨量計はバスの屋根より高い櫓の上に設置されています。
「カルルス」はアイヌ語由来ではなく、チェコのカルルスバード(カールスバート)温泉と泉質が似ていたために名付けられたようです。
2020年の観測値
アメダス観測所の位置関係は次のようになります。青マーカーがアメダス観測所で、赤マーカーは主な観光スポットです。
アメダス登別の2020年観測値は次のとおりです。32℃以上は過去4回しか観測されていませんが、2021年が2回、2017年と2019年が1回ずつです(1976年観測開始)。
年降水量 | 1804.5ミリ | 656位 | /1293地点 |
年平均気温 | 7.9℃ | 798位 | /922地点 |
年最高気温 | 31.4℃ | 862位 | /922地点 |
年最低気温 | -14.7℃ | 756位 | /922地点 |
年較差 | 46.1℃ | 245位 | /922地点 |
年平均風速 | 1.7m/s | 625位 | /921地点 |
年日照時間 | 1529.0時間 | 645位 | /841地点 |
登別とカルルスは直線距離で6.5キロほど離れています。カルルスの2020年降水量は2356ミリで334位でした。両地点の年降水量を比較してみると、毎年カルルスのほうが雨が多くなっています。
地名しりとり「上登別」の謎
ワッキーの地名しりとりでは、登別に3回飛ばされています。「の」のしりとりは意外に多く24回あり、登別の3回は最多です。延岡、能代、野田市、野沢温泉が2回でした。1回目と3回目は松江城の殿町から、2回目は群馬県の月夜野町から登別が出ました。
DVD第1巻と第2巻のテロップでは「登別市上登別町」と示され、「つ」でしりとりが続いています。第5巻エンディングのテロップでは1回目だけ「上登別町」、2回目と3回目は「上登別」です。上登別町は実在しますが、上の地図の紫マーカー付近です。上登別町にも新登別温泉がありますが、3者ともに新登別温泉に泊まったとは思えません。
わざわざ登別まで行って、温泉に泊まらないはずはありません。2021年11月5日現在、登別観光協会のWebサイトには19軒の宿泊施設が掲載されており、その所在地は登別温泉町14軒、カルルス町3軒、東町1軒、幌別町1軒です。上登別町の旅館は改装中のようです。登別の主な観光スポットの住所は次のとおりです。
登別駅 | 登別市港町 | と |
登別伊達時代村 | 登別市中登別町 | つ |
のぼりべつクマ牧場 | 登別市登別温泉町 | ん |
地獄谷 | 登別市登別温泉町 | ん |
日和山展望台 | 登別市登別温泉町 | ん |
登別温泉 | 登別市登別温泉町 | ん |
DVDでは駅舎内のヒグマの剥製が登場しますが、駅なら「と」でしりとりです。1980年代の地図でも、住所については今と変わらないようです。温泉街は「登別温泉町」ですので、本当は「ん」で1つ前に戻ることになるのかもしれません。さすがに3回とも「つ」はなかろうと思われます。
なお、デュークエイセスの「いい湯だな」オリジナルVerは、1番から4番まで草津、伊香保、万座、水上と群馬県の温泉が名前を連ねます。ドリフVerの「いい湯だな」は、登別、草津、白浜、別府と全国展開です。
コメント