レノンの壁、香港の吉野家

台風19号は10月6日3時に台風となり、7日18時には915hPaまで一気に発達しました。スーパー台風の出現に色めき立ったのが10月7日です。しかも、日本上陸が懸念されます。

私はまず「台風の上陸地MAP」の作成に着手し、これが未完成のまま「台風19号MAP」から脱出できずにいます。この稿は下書きの状態で1か月放置されていたものです。

「レノンの壁」はプラハにあります。1980年のジョン・レノン殺害に際して、哀悼のメッセージやレノンの肖像画が書き込まれたことでそう呼ばれるようになったそうですが、壁への書き込み自体は1960年代からあったようです。

プラハ(Google Earthプロ)

幅が30mほどで、高さは5~6mあるものと思われます。壁の所有者はマルタ騎士団ということです。左隣に見える教会の壁です。埋め込んだのは2011年4月撮影のストビューです。ただの落書き放題の壁にしか見えません。

2014年の革命25周年でいったん白塗りにリセットされていますが、もともと消されては書き込まれの繰り返しのようです。独裁下で自由を求めるメッセージが書き込まれたのが発端ということです。

香港のデモ隊が吉野家の壁に大量の付箋を貼り付け始めたのは、7月に遡るようです。地下鉄駅や高架下の壁をメッセージを書き込んだ付箋で埋め尽くす形の「レノンウォール」はそれ以前から行われていました。

標的になっているのは、香港で吉野家や元気寿司やスタバをフランチャイズ展開している現地法人の美心食品グループです。吉野家の場合、台湾や深圳は直営で香港はフランチャイズです。

現地の公式フェイスブックで香港警察を揶揄するような投稿があり、この投稿をした従業員が解雇されたことがそもそもの発端とされています。8月に美心の創業者の娘が国連人権理事会でデモを非難したことでエスカレートしています。

九竜半島(Google Earthプロ)

8月3日のデモ隊は旺角から南下して、「油麻地僑江大廈分店」を付箋で埋め尽くして臨時休店に追い込んだようです。吉野家は香港に61店舗あり、メニューにはトーストや麺類もあります。

埋め込んだのは2016年12月撮影のストビューです。手書きの付箋はのちにビラに変わり、やがて破壊行為に発展します。