千葉県・三途川のナゾ

昨日(10/30)のモーニングショーで、駐車場に設置された防犯カメラの増水の様子が放映されたのが茂原市八千代の夜間診療所(長生郡市広域市町村圏組合保健センター)でした。

茂原市八千代
茂原市八千代付近(Google Earthプロ)

浸水してくる映像が流されただけで、施設に被害があったのかどうかは放送されませんでした。ちょっと消化不良ですので、保健センターのWebサイトを覗いてみると次のような記載がありました。被災したのは25日の金曜日です。

長生郡市保健センター夜間急病診療所は、10月29日(火)より診療再開しています。

長生郡市夜間急病診療所

埋め込んだストビューは2017年11月撮影のものです。

お隣のエンゼル幼稚園さんにも被害はありそうです。「水害の復旧作業に時間を要するため、10月28日(月)~30日(水)は休園となります」とのことです。被災したのは25日の金曜日です。

この幼稚園は盛土で地盤面を嵩上げしていますが、それでも被害にあったようです。幼稚園ほどではありませんが、診療所側も敷地が高くなっています。周囲の住宅も同様ですので、過去に浸水被害を受けている地域です。

氾濫した一宮川に近いデニーズやJOYSOUNDも休業中でした。茂原市の古いハザードマップでも浸水想定区域です。このハザードマップで、一宮川の上流に三途川があるのに気づきました。あまり穏やかでない名前です。

恐山の三途川は通称・別称であって正式には正津川ですが、「三途川」は宮城県蔵王や秋田県湯沢に実在します。千葉県にあるのは知りませんでした。千葉県の三途川は一宮川の支流です。茂原市と長南町との市町境付近で一宮川に合流します。

長南町・三途川付近(Google Earthプロ)

右上の黄色が一宮川です 。グーグルマップでは水色と緑の川に「三途川」の記載があり、ピンクの川は「裏川」とされています。地理院地図では水色は「三途川」ですが、合流地点より上流には川の名前が記載されていません。

ゼンリン系のネット地図には三途川自体がありません。そこで、ストビューで橋の名標を確認してみました。黄色のマーカーが「三途川」で、赤のマーカーは「長南川」でした。

Wikipediaでは三途川の源流は「千田字鍛冶屋谷」、裏川の源流は「蔵持」とされています。

千葉県長生郡長南町を流れる河川で、一宮川水系一宮川の支流。読みは「さんずがわ」。千葉県長生郡長南町千田字鍛冶屋谷に源を発し、途中で長生郡長南町蔵持から流れる裏川を合わせ、長生郡長南町と茂原市が接する付近で一宮川に合流する。水源地から一宮川との合流地点までは約4.5kmで、その間で国道409号線と3回交差する。

Wikipedia「三途川」(2019/10/30)

一番左の黄色いマーカーからピンクと緑の合流地点付近が「千田」で、地図の左下隅が「蔵持」です。緑の川の源流は「長南町長南」と思われます。いったい「裏川」はどこにあるのでしょう?

右上の黄色いマーカーは松ヶ枝橋です。この橋の長さは約20mですから、時速36キロなら2秒で通過します。いたって気軽に渡れる三途川です。毎日往復している人もいるわけです。

「元気を出して」で3年9か月ぶりの自己ベスト更新

精密採点Ai搭載の新機種LIVE DAM Aiにはまだ巡り合っていません。精密DX-Gの第138回は音程順1位の「元気を出して」、精密DX無印の第139回は得点順2位の「なのにあなたは京都へゆくの」がイチ抜けとなりました。

DX-Gに関しては、今年の春から得点優先シリーズを2回続けたら音程優先シリーズを1回挟むというパターンを続けています。あいにく第138回は音程優先の順番でしたので、得点順1位だった「灰とダイヤモンド」はイチ抜けできませんでした。

第139回は精密DX無印のシリーズです。去年12月からほぼ1年がかりのロングランになりましたが、予選ラウンド終了時は「津軽海峡・冬景色」が、先月初めの決勝第1ラウンド終了時は「なのにあなたは京都へゆくの」が暫定1位でした。

先日の決勝第2ラウンドでは「元気を出して」が97.929点で、精密DX無印では3年9か月ぶりの自己ベスト更新でした。DX-Gの素点を含めたオールタイム・ベストナインは次のようになります。

▼左から、得点(Gの素点)、チャート5項目合計、カッコ内は音程、安定性、表現力、リズム、L&Vです。

97.929 461(91,90,91,98,91)元気を出して ♪ 竹内まりや
97.825 464(91,89,94,97,93)愛されたいの ♪ 松田聖子
97.785 464(95,88,90,98,93)チェリーブラッサム ♪ 松田聖子
97.747 459(90,89,95,93,92)白いパラソル ♪ 松田聖子(G)
97.729 461(92,90,91,99,89)水色の朝 ♪ 松田聖子
97.692 463(90,91,93,99,90)黄色いカーディガン ♪ 松田聖子
97.649 462(93,88,92,96,93)乙女のワルツ ♪ 伊藤咲子(G)
97.598 465(93,87,93,99,93)あなたに逢いたくて ♪ 松田聖子
97.454 464(92,93,91,99,89)時の流れに身をまかせ~パート2~ ♪ エンレイ

第139回の決勝第1ラウンドと第2ラウンドは同じ店の同じ部屋でした。DX無印の「ここだけ採点ランキング」は3か月保存です。

ここだけ採点ランキング
第139回決勝ラウンド終了時

さて、年末の年間グランプリ決定戦シリーズについては、次のようなレギュレーションで臨むことにします(まだ微調整の余地はあります)。

  • 1回戦(27曲×4ラウンド)
    第129回から第140回までの入賞曲を入賞回数に応じて1回ずつ歌う。
  • 準決勝第1ラウンド(27曲)
    1回戦の平均点との差で上位27曲。
  • 準決勝第2ラウンド(27曲)
    得点順上位9曲、音程順上位9曲、推薦9曲とし、重複は妨げない。
  • 決勝ラウンド第1ステージ(27曲)
    A組を平均点との差上位9曲、B組を音程上位9曲、C組を得点上位9曲とする。重複を妨げない。
  • 決勝ラウンド第2ステージ(3曲)
    第1ステージの各組1位。
  • 平均点との差で最終順位を決めるが、音程1位と得点2位以内は入賞を認める。

平均点との差で順位を決めるのは第120回以来になります。また、準決勝第2ラウンドで推薦9曲を放り込むことによって、年間グランプリ決定戦の色彩は薄まってしまいますが、この9曲を決めるのが楽しみです。

両岸に同じ地名があるのは

東京と神奈川の都県境となる多摩川下流では、丸子、野毛、瀬田、宇奈根、和泉など両岸に同じ地名が残っています。築堤技術が未発達だった時代の多摩川下流は激しく蛇行していたことになります。

いわき市平下平窪(たいら しもひらくぼ)は台風19号で死者4名を出した地区です。いずれも80歳以上の高齢者で、死因は溺死と報告されています。また、浸水した平浄水場の所在地も下平窪です。そもそもが「~窪」という地名です。

平下平窪の決壊箇所
いわき市平下平窪付近(Google Earthプロ)

濃いピンクが夏井川で、水色は茨原川です。夏井川では2箇所で決壊したとされていますが、そのうちTV映像で確認できたのはピンクのマーカーの場所です。浸水で機能停止に陥った浄水場は海抜11~12m程度です。

下平窪の諏訪神社は文永年間の創建と伝えられているそうです。元寇の時代です。拝殿と社務所は海抜20m程度の麓にありますが、本殿は海抜70m近い奥にあります。祠だけの本殿のようですが…。

避難所に指定されている平第四小学校は海抜13~14mです。浸水時は1階が水没するおそれがあるとして、今回も避難所としては利用されませんでした。さほど深刻な被害ではなかったようで、市の現地対策事務所が設置されたそうです。

平四小の所在地は「いわき市平下平窪諸荷65番地」です。この「諸荷」の地名は夏井川の対岸にもあります。「平赤井諸荷」です。下平窪には「古川」という小字さえあります。夏井川が浄水場あたりを流れていた時代はあったはずです。

四小近くのこのスーパーも浸水し、再開した15日は3時間だけの営業で、ようやく25日から平常営業となったようです。夏井川は25日の亜熱帯低気圧でも氾濫したということですが、どの地点で氾濫したのか定かではありません。

好間川の崩落した防波堤とは

福島県サイトの「台風第19号による被害状況即報」(10/26)には、好間川の記載が1か所だけあります。「好間川防波堤崩落」との記述に私は色めき立ちました。好間川は夏井川の支流です。

福島県「台風第19号による被害状況即報」(10/26)

これは道路の通行止め区間の項目であり、「三和町下市筧字片岸125地先」となっています。いわき市は1966年に14市町村の合併で成立しました。14自治体の1つが好間川上流に当たる三和村(みわむら)です。

いわき市付近(Google Earthプロ)

通行止め区間は旧・三和村の沢渡駐在所付近です。市街地の浸水をもたらした決壊地点である好間町今新田とは派手に異なります。駐在所付近のストビューを埋め込んでみました。2014年5月撮影のものです。

増水した好間川が右手の土手の法面を削った結果、市道が通行止めになっているものと思われます。雨は広範囲で降っていたわけですから、上流でこの土手が削られるようなら、下流域で溢れるのはむしろ当然のことなのかもしれません。

それにしても、これが「防波堤」とはデカ盛りにも程があります。さて、好間川の決壊箇所とされている「好間町今新田」は好間川の左岸です。緑が夏井川でピンクが好間川になります。

いわき市中止部付近(Google Earthプロ)

叶田団地など好間川の右岸(南側)でも浸水被害は生じており、市役所の南の新川も内郷駅付近では浸水したようです。

茨城で全半壊家屋が多い理由

台風19号による住戸被害は10/25発表の数値で次のとおりです。茨城県は全半壊のほぼ半数を占めますが、床上・床下浸水は1%以下です。

  • 全壊453棟(茨城県133棟)
  • 半壊2,628棟(茨城県1,378棟)
  • 一部破壊4,150棟(茨城県692棟)
  • 床上浸水32,997棟(茨城県63棟)
  • 床下浸水33,941棟(茨城県263棟)

茨城県のアメダス観測地点は24か所です。10月12日に観測史上1位を記録したのはピンクの8か所、2位~9位が青の6か所、TOP10圏外が白の10か所でした。沿岸部については記録的というほどの降雨ではなかったわけです。

茨城県付近(Google Earthプロ)

▼順位、10/12の降水量、観測所名、従来の1位の降水量とその年月日、統計開始年を記載しました。

1位 455.5mm 花園 337mm(1989/8/27) 1976~
1位 269.5mm 大子 189.0mm(2011/9/21) 1976~
1位 334.0mm 徳田 205mm(1989/8/27) 1977~
1位 383.0mm 大能 306.0mm(2012/5/3) 1985~
1位 216.0mm 常陸大宮 169mm(1986/8/4) 1978~
3位 163.0mm 中野 203mm(1986/8/4) 1977~
1位 183.5mm 門井 183mm(2004/10/20) 1982~
3位 191.5mm 笠間 202.0mm(2011/9/21) 1976~
2位 181.0mm 古河 214.5mm(2015/9/9) 1976~
1位 184.0mm 下館 171mm(2004/10/20) 2001~
4位 182.5mm 柿岡 219mm(1986/8/4) 1976~
5位 158.0mm 下妻 203mm(1986/8/4) 1976~
1位 197.5mm 坂東 193mm(1986/8/4) 1976~
6位 135.0mm 土浦 197mm(1991/9/19) 1976~

茨城県の住戸被害は次の4自治体に集中しています。

  • 水戸市(全壊42棟、半壊344棟、一部227棟、床上0,床下0)
  • 常陸太田市(全壊10棟、半壊201棟、一部101棟、床上0,床下0)
  • 常陸大宮市(全壊46棟、半壊349棟、一部66棟、床上0,床下0)
  • 大子町(全壊32棟、半壊396棟、一部129棟、床上0,床下0)

この4自治体の住戸の被害は次のとおりです。

  • 水戸市(全壊117棟、半壊630棟、一部41棟、床上0、床下0)
  • 常陸太田市(全壊0、半壊0、一部0、床上220棟、床下1棟)
  • 常陸大宮市(全壊0、半壊0、一部0、床上31棟、床下0)
  • 大子町(全壊0、半壊0、一部0、床上0、床下0)

不自然な数字の並び方ですが、どうやら茨城では住戸について床下浸水を一部破壊、床上浸水を半壊とし、外壁等に損傷があることを条件に床から1.8m以上の浸水の場合には全壊扱いとしているようです。