神社に囲まれた宮城県丸森町の中心部

自衛隊派遣要請1番乗り

2019年台風19号被害で自衛隊への災害派遣要請がもっとも早かったのは10月12日20:30の丸森町です。丸森町の河川決壊箇所は3河川18か所に及びます。結局、鳥屋は決壊していなかったようです。アンダーラインは前日発表のものに対する追加箇所です。

宮城県の河川決壊箇所
内閣府「台風第19号に係る被害状況等について」(10/23)

内川の追加が「上林南」と「前川原」ですが、「上林西」と「上林東」はあっても「上林南」はなく、内川沿いにあるのは「前原」ではなく「前原」ですので、MAPでは「上林東」と「前河原」で反映しました。

丸森町中心部の河川と神社
丸森町中心部の河川と神社(Google Earthプロ)

赤が阿武隈川本流、緑が新川、ピンクが内川、水色が五福谷川、黄色が雉子尾川です。当初の報道では雉子尾川でも決壊があったと言われていました。

市街地を囲む6つの神社

川の左岸・右岸は、上流から見たときが基準になります。当初決壊したとされていた町役場のある鳥屋は緑の新川の左岸(北側)です。役場付近の浸水は越水によるものだったことになります。

訂正後の決壊箇所である愛宕田は新川の右岸(南側)です。田畑だけで住戸がないからかもしれませんが、ハザードマップでは白の地帯です。足利同様、こうした中小河川の氾濫はまだ考慮されていないのでしょう。

それはともかく、愛宕田という地名には反応せざるを得ません。本宮にも愛宕神社がありました。鳥居は水につかりましたが、石段の上の本殿はもちろん無事だったはずです。愛宕田があるなら丸森にも愛宕神社もあるはずです。

緑の新川がピンクの内川に合流する地点の東側に丸森町の愛宕神社はあります。神職が常駐する神社ではなく、祠だけの神社かもしれません。周辺の目についた神社にマーカーを打ってみました。

見事に市街地を囲む安全地帯に配置されていました。これはもう感動的ですらあります。これらの神社は、必然性があってそこに配置されたに違いありません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました