好間川の崩落した防波堤とは

福島県サイトの「台風第19号による被害状況即報」(10/26)には、好間川の記載が1か所だけあります。「好間川防波堤崩落」との記述に私は色めき立ちました。好間川は夏井川の支流です。

福島県「台風第19号による被害状況即報」(10/26)

これは道路の通行止め区間の項目であり、「三和町下市筧字片岸125地先」となっています。いわき市は1966年に14市町村の合併で成立しました。14自治体の1つが好間川上流に当たる三和村(みわむら)です。

いわき市付近(Google Earthプロ)

通行止め区間は旧・三和村の沢渡駐在所付近です。市街地の浸水をもたらした決壊地点である好間町今新田とは派手に異なります。駐在所付近のストビューを埋め込んでみました。2014年5月撮影のものです。

増水した好間川が右手の土手の法面を削った結果、市道が通行止めになっているものと思われます。雨は広範囲で降っていたわけですから、上流でこの土手が削られるようなら、下流域で溢れるのはむしろ当然のことなのかもしれません。

それにしても、これが「防波堤」とはデカ盛りにも程があります。さて、好間川の決壊箇所とされている「好間町今新田」は好間川の左岸です。緑が夏井川でピンクが好間川になります。

いわき市中止部付近(Google Earthプロ)

叶田団地など好間川の右岸(南側)でも浸水被害は生じており、市役所の南の新川も内郷駅付近では浸水したようです。

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