自動車メーカーやディーラーの一時保管場所

三菱自動車工業さんのプレスリリースです(1997/04/24)。

三菱自動車工業(株)では、近畿地区の乗用車新車物流の一層の効率化を目指して、兵庫県小野市に新車点検・納車整備工場を併設したモータープール「兵庫小野モータープール」を新設し、4月21日(月)に同モータープール内で竣工式を挙行した。<略>

今回新設した「兵庫小野モータープール」は同社としては、苫小牧、千葉、津田山、高槻に次ぐ全国で5か所目の乗用車集中新車点検・納車整備工場を併設したモータープールであり、大阪府及び兵庫県の販売会社向けの乗用車を一時保管し、納車前の点検・洗車・清掃並びにステレオ、エアコンなどのオプション用品装着を集約して行う。

「兵庫小野モータープール」はもう売却されているでしょうが、1997年のプレスリリースをWebで公開している企業はそう多くはないはずです。自動車業界では工場から出荷した自動車の一時集積所を「モータープール」と呼んでいます。

有価証券報告書にも「その他の設備」として「モータープール」の記載があります。三菱さんは子供向けの「自動車づくりのなぜなにボックス」でも次のように説明しています。(工場>Q16完成した車はどこに保管し、どのように販売店へ運ぶのですか?

たとえば、 岡山県の水島製作所の近くにあるモータープールは、おおよそ20,000 台保管でき、 水島港という港から 全国の大きな港へ専用の船で運びます。専用の船で一番大きい船は「きぬうら丸」という名前で、なんと乗用車を1,476台も積むことができます。
港に着いた車は、その港にあるモータープールに一度入れられます。ここできびしい新車点検を受け、 専用のキャリアカーで各販売会社に運ばれます。
なお、 車を工場近くのモータープールから全国の販売会社へ運ぶ途中の港などにも、一時保管するモータープールがあります

メーカーあるいはディーラーの一時保管場所がGoogle Mapに「モータープール」と記載されているのを見かけますが、ストリートビューで訪ねると看板が見当たらず、MAPに反映できないケースが多々あります。

苫小牧では、三菱さんではなくスバルさんのモータープールに看板がありました。2012年6月のストリートビューです。

求人関係でも「モータープール」はしばしば登場しますので、一定の範囲では定着している言葉だと理解してよさそうです。「みんなのお仕事体験談まとめ」さんの「モータープールのスタッフ」です。

—すいません、まずモータープールって何ですか?

新車、まずはディーラーにおろすまでの間、
置いておく場所のことをモータープールといいます。

車を沢山積むトレーラーがおろしてくれた車を
同じ車種と場所ごとに決まっているので、自分で運転して、
移動させる仕事をしていました。