危機的な局面ではリーダーの資質が丸見えになるもののようです。そっちにまるで期待できないなら、季節的要因による自然収束が期待できるのかどうかが知りたいところです。先の見通しが立たないのが厄介です。
国別の感染者数を比較することにはあまり意味がないものと思われます。日本と韓国ではあまりにも検査の母数が違いすぎます。WHOは過度な期待を戒めていますが、気温が影響するのかどうかを
探るだけなら意味はあるはずです。
ESRIのサイトによる3月7日10:00時点（東部時間なのかグリニッジなのかわかりません）の感染者数上位30か国は次のとおりです。｛ ｝内は3月3日10:00時点の数値です。香港も台湾もマカオも中国でカウントされています。また、ダイヤモンド・プリンセス号の感染者は別個に集計されており、3月5日まで706人ですが3月6日になぜか10人減っています。
China :80,813 cases｛←80303｝
Republic of Korea :6,767 cases｛←4812｝
Iran (Islamic Republic of) :4,747 cases｛←2336｝
Italy :4,636 cases｛←2036｝
International conveyance (Diamond Princess) :696 cases｛←706｝
Germany :639 cases｛←188｝
France :613 cases｛←191｝
Japan :408 cases｛←268｝
Spain :374 cases｛←151｝
United States of America :213 cases｛←64｝
Switzerland :209 cases｛←30｝
United Kingdom :167 cases｛←44｝
Sweden :137 cases｛←15｝
Singapore :130 cases｛←110｝
Netherlands :128 cases｛←18｝
Norway :113 cases｛←25｝
Belgium :109 cases｛←8｝
Malaysia :83 cases｛←29｝
Austria :66 cases｛←18｝
Australia :59 cases｛←33｝
Kuwait :58 cases｛←56｝
Canada :51 cases｛←27｝
Bahrain :49 cases｛←49｝
Thailand :48 cases｛←43｝
Iceland :45 cases｛←9｝
United Arab Emirates :45 cases｛←21｝
Iraq :44 cases｛←26｝
Greece :32 cases｛←7｝
India :31 cases｛←5｝
San Marino :24 cases｛←8｝
北欧4か国はスウェーデンが3月3日の15人から3月7日は137人に増えています。ノルウェーが25→113、デンマーク8→23、フィンランド7→19です。アイスランドも9→45、アイルランドが1→18、エストニアは1→10、イギリスも11→167ですから、高緯度の国は軒並み倍増以上です。
いち早く中国との国境を閉ざしたロシアでさえ3→7です。カナダが27→51、標高がありそうなスイスが30→209で、オーストリアも18→66です。
一方、南半球の国でもニュージーランドが3月3日の18人から7日には128人へ、オーストラリアは33→59、チリが0→5、アルゼンチンが0→2です。赤道直下の国ではエクアドルが3→14、ブラジル2→13、インドネシアは2人で変わりません。インドが2→31、マレーシアが29→83、シンガポール110→130、フィリピン3→5、ベトナム16→17です。北の国より南の国のほうが伸び率は概して低いように思われます。
次回は厚労省の数値を使う予定です。
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