東京と大阪ではようやくコロナ感染率10％突破

世界の新型コロナ感染者数は今年1月末のピーク時の2割ほどに落ち込んできました。直近4週間の国別感染者数では1位が韓国、6位が日本、10位に中国です（北朝鮮は相変わらずゼロですが…）。韓国の感染率は30％台半ばで欧米並みですが、日本はまだ6％に過ぎません。

都道府県ごとに（1）実効再生産数、（2）人口100人当たりのPCR検査人数、（3）直近1週間の検査陽性率、（4）人口100人当たりの累積感染者数、（5）確保病床使用率、（6）重症病床使用率をまとめました。

◆（1）4/28時点＝東洋経済オンライン、（2）4/28時点＝東洋経済オンライン掲載のPCR検査人数を1万人未満切り捨てで算出、（3）4/27時点＝NHK特設サイト、（4）4/29時点の感染者数で算出、（5）・（6）4/27時点＝NHKサイトの数値。

▲都道府県別コロナ感染率等

実効再生産数は全国で0.98です。第7波と呼ぶほどには至らず、かといって顕著に下がるわけでもないまま1か月経過しています。もう少し増えたほうが終息は早いはずです。都市部は若干の減少、地方でわずかに増加気味ですが、GWでシャッフルされてどうなるのか気になります。

前回まで1万人当たりの数値を算出してきましたが、100人当たりに切り替えました。鳥取と広島が60％を超え、沖縄も50％に達しています。検査率ワーストは熊本で変わりません。直近1週間の陽性率では、相変わらず兵庫と京都が高くなっています。

なお、東洋経済オンラインでは秋田の検査人数は57,189人でしたが、秋田県Webサイトの「PCR等検査実施件数」198,572件の数値を用いて検査率を算出しました。

人口当たりの感染者数も従来は1万人当たりで算出してきましたが、今後は100人当たりに変更します。福岡が兵庫をかわして5位に浮上しています。もはや感染率が低いことは必ずしもいいことではないかもしれず、病床に余裕があるのなら適度に広がってもいいわけです。

3/27より4/27の病床使用率が高くなっているのは次の12県です（新潟と福岡はイーブン）。

▲病床使用率