1日の死者数が初めて100人を突破、火葬崩壊も?

直近1週間(1/13-19)の人口当たりの感染者数がステージ3またはステージ4相当となるのは22都道府県です。「Google」の項目は、19日に公開された向こう28日間のGoogle感染予測数を4で割って1週間にして人口当たりの数値を求めたものです。当サイトでは人口1万人当たりで算出しています。「実効118」は東洋経済オンライン特設サイトに掲載されている実効再生産数です。「陽性率」は1/11-17の1週間の数値です。

直近Google実効118陽性率
北海道1.962.341.015.4%
宮城1.601.470.8813.1%
茨城2.311.381.064.5%
栃木3.301.700.7812.0%
群馬2.192.120.9411.0%
埼玉4.237.180.9913.1%
千葉5.116.701.1222.3%
東京7.8015.930.8714.9%
神奈川6.4714.241.1319.9%
岐阜2.482.040.846.3%
愛知2.554.670.857.3%
京都3.644.931.5110.5%
大阪4.255.730.958.7%
兵庫3.243.610.9713.0%
奈良1.871.751.016.0%
山口1.740.791.545.5%
福岡4.056.681.088.4%
佐賀1.971.111.477.2%
長崎1.662.280.805.1%
熊本2.592.421.108.9%
宮崎2.401.720.649.2%
沖縄4.213.391.108.1%
▲直近1週間の人口当たり感染率等

全国の実効再生産数は1月10日と11日は「1.54」でしたが、1月18日時点で「0.95」と穏やかな数字に下がってきました。実効再生産数の「0.95」は下降線と言うにはまだ早く、急激な増加はなさそうだという程度でしかありません。陽性率が高いことも不安要素です。

1月18日の実効再生算数は今日のGoogle予測には反映されていませんので、明日のGoogle予測は少し落ちることになるはずです。Google予測はとりわけ首都圏に厳しく、とくに神奈川については絶望的な数字だけが並んでいます。今のところ、栃木と岐阜以外は緊急事態宣言の延長が避けられない見通しです。今週末の実効再生産数が「0.9」を切らないようなら、期間の延長だけでは足りないことになります。

1月19日は国内の死亡者数が初めて100人を突破しました。これまでの月ごとの死亡者数は次のグラフのとおりです。

国内の新型コロナによる月別の死亡者数
▲月別死亡者数

今月は残り12日です。1月だけで3,000人台に届くかもしれないというのが私の見立てですが、グーグルさんはそんなに甘くありませんでした。Googleの新型コロナ感染予測では1月末時点の累積死亡者が6,890人ですので、1月だけで3,398人ということになります。

Google予測による累積死亡者数
▲Google予測による累積死亡者数(1/19)

累積1万人に達するのが2月10日という予測です。これは95%区間の下限近くの場合であり、上限に沿った場合は1月中に1万人を突破することになっています。Google予測では1日200人に達するのが1月28日、300人が2月4日、500人が2月11日です。

日本の1日当たりの死亡者数は3,200~3,300人ほどです。明日公開のGoogle予測では下方修正されるとしても、1日500人が続くとさすがに火葬場も回らなくなるのではないかと心配したくなります。

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