4/6のGoogle予測は向こう28日間で76万人
Googleの新型コロナ感染予測が始まったのは2020年11月17日です。私はほぼ毎日チェックしていますが、これまでの最多は1月24日の39.7万人(全国、予測期間は1月23日~2月19日)でした。実際にはこの期間の新規感染者数は6.5万人です。
今日(4/6)のGoogle予測値は67万人で過去最高の値です。日本の累積感染者数は4/6時点で49万人、累積の死亡者数は9200人台ですので、これまでの1年間より向こう4週間のほうが感染者数は多く、死亡者数に至っては2倍近くに達するという驚愕すべき予測値です。
Google予測は4/1(全国で9.1万人)を最後に更新されていませんでした。4/1の数値は明らかに低く、それで済むとは思えませんでした。それだけに4/2以降の更新は注目されました。これまでも更新されない日はありましたが、2日連続で更新されなかったことはありません。
何があったのだろうかと訝しく思っていました。あまりに衝撃的な数字に公開をためらっていたのかもしれません。おそらく空白の4日間で再検証されたはずですので、現時点での予測値としてはそれなりの信憑性を持っているものと私は考えています。
明日(4/7)以降のGoogle予測値(と政府の対応)次第では国外脱出を真剣に検討すべき段階かもしれません。たとえ2週間の自己隔離を求められたとしても、このレベルの感染爆発なら日本にいても同じことです。落ち着くであろう2~3か月先まで日本を離れるのが賢明な選択だと考えています。国内のコロナ疎開は私の選択肢にはありません。
まあ、明日の予測値は半減以下になる可能性もあります。むしろその可能性のほうが高いのかもしれません。
関西の予測値
大阪の予測値は4月8日に1000人、4月14日に2000人、4月18日に3000人、4月22日に5000人、4月27日に1万人を超え、5月1日の新規感染者は1.5万人に達するというものです。しかもピークが見えないグラフです。大阪は今日(4/6)の700人台が過去最多です。
兵庫は4月15日に500人、4月26日に1000人、4月30日に1500人の予測です。兵庫の過去最多は1月9日の320人台でした。
奈良も深刻です。4月21日に100人台、4月29日に150人台です。奈良は今日(4/6)の78人が過去最多です。
東洋経済オンラインによる実効再生産数(4/5)は、大阪が1.64、兵庫が1.46、奈良は1.7です。
東京などの予測値
「東京も大阪のようになる」とは尾身会長の言葉ですが、Google予測は遠慮しません。「東京は大阪以上になる」と予測しています。東京の過去最多は2500人台ですが、4月20日には1万人オーバーの予測です。
東京の実効再生産数は1.07です。
Google予測が都道府県ごとの1日の新規感染者過去最高を上回っているのは、上記4都府県のほかに次の9県です。東洋経済オンラインの実効生産数も添えました。
予測期間 | 過去最高 | 予測値 | 実効 | ||
宮城 | 3/31 | 200人 | 4/15 | 202人 | 0.97 |
福島 | 1/10 | 46人 | 4/15 | 47人 | 2.20 |
埼玉 | 1/16 | 582人 | 4/19 | 599人 | 1.07 |
千葉 | 1/15 | 504人 | 4/27 | 539人 | 0.98 |
神奈川 | 1/9 | 995人 | 4/20 | 1,232人 | 1.14 |
新潟 | 3/31 | 33人 | 4/16 | 38人 | 1.39 |
長野 | 1/7 | 79人 | 4/29 | 83人 | 1.14 |
和歌山 | 1/20 | 24人 | 4/9 | 25人 | 1.65 |
鳥取 | 3/30 | 20人 | 4/23 | 21人 | 8.90 |
NHK特設サイトによる直近1週間の人口10万人当たりの感染者数は次のとおりです。
大阪は緊急事態宣言、沖縄と奈良と東京にはマンボウが必要なステージではないかと思われます。緊急事態宣言はまだ現実的ではないのでしょうが、奈良に対するマンボウの追加・拡大は今週中でなければなりません。
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