もはやロックダウンしかないのでは?

関西の人流の推移

アグープが公表している人流データの大阪駅周辺500mです。3月26日の金曜日をピークに低下傾向にありますが、第2波や第3波のレベルに達していません。

大阪駅周辺の人流の推移
大阪駅周辺の人流の推移(Agoop 23)

地下鉄なんば駅周辺は休日のほうが人出が多い繁華街です。平日のピークはやはり3月26日ですが、この1週間はむしろ上昇傾向にあります。

なんば駅周辺の人流の推移
なんば駅周辺の人流の推移(Agoop 25)

神戸の三ノ宮駅周辺も3月26日がピークです。この1週間についてはどちらかと言えば上昇傾向です。

三宮駅周辺の人流の推移
三宮駅周辺の人流の推移(Agoop 35)

大阪・兵庫にマンボウが出たのは4月5日です。2週間経過して結果が伴わないなら、その対策が十分ではなかったわけですから、次の段階に入るしかないことは誰でもわかります。第1波の緊急事態宣言と同じレベルのものでなければ、変異ウイルスには対抗できないだろうということも容易に想像できることです。

遅れれば遅れるほど事態は悪化して、それこそオリンピックどころではなくなるはずですが、政府はどう対応するのでしょうか。

韓国とフィリピンの状況

韓国の感染状況は次のとおりです。韓国と日本はほぼ連動しています。韓国も上昇基調を食い止められずにいますが、頭打ちになりつつあるのかもしれません。

韓国の新規陽性者の推移
韓国の新規陽性者の推移(Johns Hopkins大 4/18)

フィリピンはグラフでは下がっているように見えますが、1週間単位で比較するとまだピークアウトとは言えません。

フィリピンの新規陽性者の推移
フィリピンの新規陽性者の推移(Johns Hopkins大 4/18)

世界全体では人口1位のインドに引きずられてしまう関係もあり、今週が過去最大になるはずです。

世界の新規陽性者の推移
世界の新規陽性者の推移(Johns Hopkins大 4/18)

13都府県の実効再生産数

直近1週間の10万人当たりの感染者数がステージ3相当の15人以上になっているのは次の13都府県です。いよいよ滋賀も仲間入りしました。やはり変異ウイルスの影響だと思われます。実効再生産数は沖縄と奈良と長野が落ち着いてきたようですが、奈良と沖縄はまだ見極めが必要です。

4/144/154/164/17
宮城0.860.890.740.70
東京1.131.161.161.17
長野1.141.120.921.01
愛知1.381.291.281.29
滋賀1.211.221.481.52
京都1.281.251.231.23
大阪1.321.311.301.28
兵庫1.351.361.351.34
奈良1.221.121.051.00
和歌山1.381.281.091.11
徳島1.361.421.491.52
沖縄1.101.351.260.97
全国1.191.191.201.19
▲13都府県の実効再生産数(東洋経済オンライン

すくなくとも関西では、ロックダウンに近い人流抑制でなければ事態は好転しないものと思われます。

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