ヒトカラあるある？　かき氷を頼んだのに、いちごミルクが…

ひたすら自分のターンが続くヒトカラでは、在室中の大半は歌い続けていることになります。時速9曲ほどのペースです。1人ですから、困るのがインターホンの応対と店員への対応です。歌うのを中断しなければなりません。

インターホンが架かって来ないようにするには、（1）フリータイムで入るか、（2）事前に長めに申告して10分前コールの前に切り上げる、という対処があります。

ワンオーダー制の店舗では店員がドリンクやフードを運んで来ることになりますが、そのまま歌い続けてアイコンタクトと会釈で対応するのが私のデフォです。会話はありませんが、コロナ禍では称賛される行為です。

歌唱中は画面の音程バーを見ていますので、店員が入ってきたことは認識していても、何を運んできたか見ていないことが多いのも現実です。10年ほど前の梅雨明け間近の季節のことでした。

私は壁の「かき氷始めました」の張り紙を見て、そこに書いてあるとおりに「イチゴミルク」をインターホンで注文しました。忙しい時間帯ではありません。まずは無難な曲を2曲セットし、2曲目のAメロで運ばれてきました。

数分後、運ばれてきたはずのかき氷を食べようとした私は、不可解な現実に目が点になります。私はかき氷のいちご練乳をイメージして注文したわけですが、テーブルに置かれていたのはグラスに入った牛乳ベースのピンク色の液体でした。

その店舗に行ったのは2回目か3回目でした。ドリンクの種類は豊富で、メニューの冊子をめくってみると、確かに「いちごミルク」もあります。そんなものがあるとは考えてもみませんでした。

私は壁の張り紙を読み上げて「イチゴミルク」を注文しました。インターホン越しですから、店員にはその姿は見えません。声だけです。私は「かき氷」とは言いませんでしたが、「イチゴミルク」のPOPを書いたのは店側です。

どちらに帰責するのかという話になれば、たぶん6：4で店側だろうと思われます。とはいえ、持ってきたその場で拒絶しなかった以上、今さら感があります。形式的にはいったん受け入れています。グラスに入った「いちごミルク」を飲んだのはそのときが最初で最後です。

2人や3人なら、誰が何を頼んだか大抵の場合は把握しています。運ばれてきたその時点で間違いに気づくものでしょう。ただ、最近ではリモコンでオーダーする店も珍しくありませんので、抵抗なく受け取ってしまうものかもしれません。

「いちごミルク」が各チェーン店のドリンクメニューにあるのかどうか調べてみました。意外と人気メニューなのかもしれません。

▲いちごミルク

先月の第170回はグランドチャンピオン大会でした。終わった後で気づきましたが、エントリー曲を明らかに間違っていました。

▲グランドチャンピオン大会

西暦偶数年に過去のイチ抜け曲をエントリーした企画回を実施しています。今回は第111回から第121回のイチ抜け曲をエントリーするはずだったのに、実際には101回から121回のイチ抜け曲をエントリーしています。まったく気づきませんでした。

イチ抜け曲ばかりエントリーしたのでは、必然的にイチ抜け曲が出ないことになります。そこで3曲だけ非イチ抜け曲を混ぜています。初期のグランドチャンピオン大会は文字どおりのものでしたが、最近ではどの曲を効率よくイチ抜けさせるかが焦点になっています。

前回144回との重複エントリーに気づかなかったのは、そういう理由もあります。所詮はヒトカラですから、誰も迷惑しません。覆水盆に返らずで、いまさらどうしようもありません。淡々と受け入れるだけです。

これはこれで悪くありませんので、グランドチャンピオン大会を毎年開催として、来年は第111回から第131回をエントリーすれば、それなりの一貫性を保つことができます。ミスを塗り固めて正当化してしまう悪知恵かもしれませんが…。

決勝第1ラウンドは音程順上位13曲、決勝第2ラウンドは得点順上位13曲としましたが、今回の順位決定は安定性基準です。得点上位2曲と音程1位は無条件に入賞というレギュレーションです。

今回イチ抜けの「君は薔薇より美しい」は去年から歌い始めています。DAMでは打ち込みのノーマルバージョンと演奏の生音バージョンで、キーが半音1個異なります。

▲ノーマルバージョン