エッジの効いたセクシーな歌声に気持ちが高まります、って

赤外線マイクVS有線マイク(精密Ai)

第150回は精密採点Aiによる音程回としました。決勝第1ラウンドは得点順上位15曲、決勝第2ラウンドは音程順で上位15曲をそれぞれ2セット歌いました。いずれも曲順とキーは同一とし、前半と後半ではマイクだけ変えました。

決勝1rd決勝1rd決勝2rd決勝2rd
有線赤外線赤外線有線
得点93.593.393.693.1
素点91.891.291.490.8
ボーナス1.82.12.22.4
Chart計432.5430.3430.6425.0
音程85.986.487.087.0
安定性84.182.984.583.9
表現力74.674.371.870.7
リズム97.596.297.093.3
V&L90.390.590.390.1
Ai+80.780.476.574.1
Ai-35.039.816.013.0
Ai感性73.572.372.971.2
抑揚89.689.785.584.5
しゃくり13.911.611.711.6
こぶし12.310.59.99.3
フォール0.30.00.30.3
ロング6.77.06.76.5
ビブ7.97.77.98.1
ビブ秒25.621.123.122.8
ビブ回40.235.538.234.5
▲赤外線マイクと有線マイクの比較(Ai)

第149回の精密DX-Gと同様、赤外線マイクはWITM-500、有線マイクはAT-PV1000です。DX-Gでは抑揚と表現力で有線マイクが、安定性では赤外線マイクが優位でしたが、精密Aiに関しては必ずしもそういうことにはなりませんでした。

V&Lと抑揚とロングトーンで赤外線マイクが2勝、Aiマイナスとビブラートで有線マイクが2勝しているだけで、残りの項目は1勝1敗か1勝1分けです。というより、決勝第1ラウンドも第2ラウンドも前半のほうが微妙に上回っています。要は1回で30曲が(私には)多すぎるわけです。

引き続き検証は続けますが、どうやら精密Aiについては私のマイマイクでは赤外線でも有線でも採点上の大差はないようです。ただ、併用してみて気づいたことがないわけでもありません。AT-PV1000の有線マイクの場合、私はマイクボリュームをミュージックの半分程度に設定していました。

DX-Gでミュージック24の場合、エコーは9、マイクを12に設定していました。もちろん部屋によりますが、おおむねこの比率を黄金比率としてきました。赤外線マイク先攻で始めた決勝第2ラウンドでは、後攻の有線マイクで出力が大きくなり、オケが聞き取れずにマイクボリュームを絞りました。

決勝第2ラウンドで後攻の有線マイクが振るわなかったのは、本来ならもう少しマイクボリュームを下げるべきところを等しい条件を確保するために遠慮してそれほど下げなかったことが原因かもしれません。出力は採点に関係ないはずですので、次回以降は遠慮なく調整するつもりでいます。

精密Aiの分析レポート

新作かもしれない分析レポートを集めてみました。

  • とてもダイナミックな歌声ですね。迫力がありました。(93点台86%)
  • エッジの効いたセクシーな歌声に気持ちが高まります。あともう一歩近づきたい、そう思わせる歌声でした。(94点台87%)
  • 優雅なビブラートですね。味わいのある歌い方で、こぶしが耳に留まります。(92点台87%)
  • アクセントの付いた歌声が伴奏にしっかり密着していて、軽やかなノリを演出できています。(89点台77%、92点台87%、92点台83%、94点台88%)
  • しっかりとしたアクセントと伸びのある歌声ですね。街中で歌えば誰もが振り向く歌声と言えるでしょう。(93点台87%、91点台82%、91点台81%)
  • 甘い歌声が聴く人の心を溶かします。柔らかなフレーズがとても印象的でした。(92点台87%、91点台82%)

「エッジの効いた」とは尖っているということなのでしょうか。褒め言葉ではないようです。「あともう一歩近づきたい」も点数的には「もう一歩足りない」と理解するしかありません。91点台で「街中で歌えば誰もが振り向く」はストリート・ミュージシャンに失礼かもしれません。

「優雅なビブラート」はDX無印時代からありましたが、前のパターンはそっちが足りないという示唆が含まれていました。考えようによっては退化なのかという気もします。

  • 実に優雅なビブラートですね。ロングトーンでも同じレベルが保てるよう心がけましょう。

第150回のイチ抜けは「サボテンの花」でした。財津和夫は作曲で10曲目のイチ抜けです。

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