なぜか国道1号線をまたぐ天神橋2丁目の不思議

大阪天満宮(紫の枠線内)は天神橋2丁目1番街区にあります。天神橋2丁目の町域(水色の枠線内)は国道1号線(曽根崎通)を挟んでおり、国道1号の南は1~5番街区、北は北1番街区と北2番街区です。したがって、りそな銀行南森町支店の住所は「北区天神橋2-2-6」が正解です。

天神橋2丁目
2丁目(地理院タイルを加工)

中央分離帯付きで片側3車線の国道1号線こそ丁目境としてふさわしいはずですが、そうなっていません。何らかの相当の事情があってのことだと思われます。いずれにせよ、天神橋二丁目商店街事業協同組合のアーケード(赤)は国道1号線で分断されています。国道1号から南に80mほどのアーケードの天井には提灯が吊り下げられています(青)。2016年8月のストビューを埋め込みました。

ここを曲がると右手に2丁目商店街の駐車場があり、繁昌亭の手前で左折すれば、その先が大阪天満宮です。公式サイトのアクセスマップでもこのルートが推奨されています。ただ、北鳥居をくぐっても手水所はありません。なぜなら、天満宮の裏口から入ったからです。

大阪天満宮

表大門から入ると、右手に手水舍があり、そのまま進めば本殿の賽銭箱やガラガラの本坪鈴があります。配置上、北は裏口であり南が正門です。南森町駅や大阪天満宮駅の出口は国道1号線沿いにありますので、参詣者の大半は裏口から入っていることになります。つまり、6丁目から3丁目までの商店街は表参道ではなく、本来は裏参道に当たるわけです。

表大門のストビューは2010年2月撮影のものです。初詣など入場規制がかかるときは、やはり表大門から入れているようです。駐車場の入口は蛭子門です。

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