天神橋七丁目商店街振興組合の法人登記は閉鎖済み

アーケードが消滅

天神橋7丁目には4つの商店会・商店街があったものと思われます。ピンクは街灯が撤去されている天神橋七丁目北商店会、緑が天神橋七丁目中商店会、青は「天七商店街」の街灯を掲げる天七商店会、赤は2019年9月に法人登記が閉鎖された天神橋七丁目商店街振興組合です。

天神橋7丁目の商店会
天神橋7丁目の商店会(地理院タイルを加工)

青と赤の区間では道路の舗装が異なりますし、街灯も別の種類です。天神橋7丁目の商店会で唯一法人格を有していた「天神橋七丁目商店街振興組合」は、赤線内の7丁目2番街区のみと思われます。今でも北側と西側にアーケードが残っていますが、かつては南側にもアーケードがありました。

埋め込んだのは2022年6月撮影のストビューです。天六交差点から7丁目2番街区の南側と西側を見たものです。

天神橋7丁目2番街区

マツモトキヨシが入っている7階建てのビルが7丁目2番街区です。この交差点の角には2010年頃まで商店街のアーケードがありましたが、すっかり取り除かれています。

もともと天神橋筋6丁目

その奥の茶色い低層は阪急オアシスですが、阪急千里線が地下化される1969年までは阪急の駅ビルでした。旧駅ビルは1926年の竣工で、1925年開業当時の駅名は新京阪急行「天神橋駅」です。この北区天神橋7丁目は1977年まで大淀区天神橋筋6丁目です。

天六交差点の北側となる現・天神橋7丁目に「天六」を称する店舗や建物が多いのは、単に天六にブランドを感じてそうなったのではなく、実際にかつて天神橋筋6丁目だったという歴史もあります。

振興組合のアーケード
振興組合のアーケード(地理院タイルを加工)

7丁目2番街区に残っているアーケードは赤線部分です。赤のマーカーを置いた北東角のストビューです。

「まいどっ!」の看板の裏側は「ほなっ!」です。振興組合の商店街は、北から来るとここが始まりで、南から来るとここで終わりということになります。商店街を振興組合化するには30事業所以上が必要なはずですが、間口の狭い店舗も多いため2番街区だけで条件を満たしていたものと思われます。

大阪市商店会総連盟のWebサイトには、任意団体の「大淀天六商店会」が掲載されており、その本部所在地は天神橋7丁目2番街区です。ひょっとすると、振興組合解散後の受け皿なのかもしれません。ただ、看板に「てんひち」を掲げながら、団体名称が「大淀天六」なのは一貫性を欠くことになります。

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