完全消滅した天神橋七丁目北商店会の街灯

怪しい7丁目

かなり深みにハマってしまったようです。もともとの私のテーマは「天七」と「天八」はどう読めばいいのかということでした。

中目黒駅は上目黒3丁目に所在していますが、「中」があるからには「◯目黒」は2つではないはずです。上目黒村、中目黒村、下目黒村と目黒川沿いに並んでいたのは1889年以前です。

天神橋7丁目に「天七商店街」と「天神橋七丁目商店会」がある以上、7丁目には少なくとももう1つの商店会(街)があるはずです。大阪市商店会総連盟大阪市北区商店会総連合会(キタ・モード)のWebサイトに掲載されている天神橋1~8丁目関係の商店街・商店会は次のとおりです。

商店街(会)総連盟モード
天神橋一丁目商店街振興組合
天神橋二丁目商店街事業協同組合
天神橋三丁目商店街振興組合
天神橋筋四番街商店街振興組合
天神橋筋4丁目北商店街振興組合
天神橋筋五丁目商店街振興組合
天六商店街振興組合
天満南街商店会
天五中央商店会
大淀天六商店会
天七商店会
天神橋七丁目商店街振興組合
天神橋の商店街・商店会

日本一長いと言われている「天神橋筋商店」の中核は◆印の4法人であり、この4法人で構成されるのが「天神橋筋商店です。この4法人に1丁目から3丁目の3法人を加えた★印の7法人の範囲が一般的には「天神橋筋商店街」と認識されているものと思われます。ただ、この7法人では「南北2.6キロ」に達しないことはすでに指摘しました。

中商店会の北

7丁目に関しては、市の総連盟Webサイト掲載の「天七商店」が「天七商店」なのだとすれば、「天神橋七丁目商店会」に北区の総連合会Webサイト掲載の「天神橋七丁目商店街振興組合」を加えて3つになります。ただ、組合は天六駅のある6丁目寄りです。

北から「中」「天七」「組合」という並びになってしまいます。それでは「中」ではありません。「中」の北側(8丁目寄り)が怪しいのです。ストビューのタイムマシンに乗ってみたところ、睨んだとおりに「天七商店」が見つかりました。埋め込んだのは2014年3月撮影のストリートビューです。

2014年8月撮影のストビューでは左側の街灯はありません。右の街灯も2019年7月以降のストビューでは姿を消しています。看板は「天七北商店」ですが、街灯の銘板は「天神橋七丁目北商店」になっています。

全滅

任意団体であろう「天神橋七丁目北商店会」が「天七北商店街」を名乗っていたわけです。私が調べた範囲では「商店街」を名乗るのに必ずしも法人格は必要とされないようです。

後ろ指をさされない会計管理のためには法人格を取得したほうがいいことになりますが、商店会としての日常的な活動をしないのなら、わざわざ法人格にする必要はありません。

最古2009年のストビューでは「天神橋七丁目商店会」の街灯を15本確認することができますが、最新のストビューでは1本もありません。すでに全滅しています。

消滅した天神橋七丁目北商店会の街灯
天神橋七丁目北商店会の街灯(地理院タイル

街灯は「天七北商店街」の看板が掲げられているもの(赤)とそうでないもの(紫)の2種類があります。下のストビューは看板のないタイプです。看板のないタイプは「天神橋七丁目商店会」の街灯とまったく同じです。区別できるのは銘板だけですが、青の2本はストビューでは銘板を確認できませんでした。

2022/12/04追記

一昨日、次のようなコメントを頂いていました。

お前が指摘したせいで
外灯が無くなった
真っ暗で
夜道が危険になりました

2022年12月2日 2:55 AM

(1)私が指摘したのは撤去されという事実です。撤去せよと主張したわけではありません。
(2)街灯は撤去されましたが、街灯の照明が電柱に付設されています。つまり、「真っ暗」とは事実に反する妄想です。

本件コメントは承認せず、将来に渡ってブロックします。深夜にわざわざご苦労様でした。

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