天神橋6丁目の「天神橋東通り」と「天六東通り」は別?

天神橋筋六丁目商店街振興組合

いわゆる天六商店街は赤線部分です。天神橋筋六丁目商店街振興組合の公式サイトに掲載されているMAPでは、商店街の北端はマクドナルドと三井住友銀行です。マクドナルドが「天神橋六丁目店」なのは開業当時の住居表示かもしれません。三井住友銀行は「天六店」で略称派です。

天六商店街と天六東通り商店会
地理院タイルを加工)

マクドナルドの西隣にあるマルゼン薬局の前にもアーケードは設置されていますが、マルゼンさんは組合非加盟のようです。都島通沿いのアーケードは、商店街ではなく道路管理者である大阪市が設けたものなのかもしれません。費用負担は別にしても管理は市に移行しているはずです。

天神橋東通り(銘板:天神橋筋東通り)

商店街サイトのマップには、南端としてミック天神橋六丁目店(薬局)とクレープヒューペリオンさんが掲載されています。5丁目との境ですから当たり前です。6丁目と5丁目を隔てる道路は幅員4mほどで、西行きの一方通行です。ガラスに映り込んでいますので、ストリートビュー・カーもこの道路を通っています。

5丁目との境になる市道の入口には「天神橋東通り」の看板が掲げられています(青)。銘板には「天神橋筋東通り」と記されています。「(新道の)天神橋筋(から)東(に伸びる)通り」という意味なのかもしれません。2014年3月撮影のストビューです。

天六東通り(銘板:天六東通商店会)

大阪では南北の道路が「筋」、東西の道路は「通」(「り」は省略される傾向)が一般的です。天神橋筋商店街の1本東の筋には「天六東通り」の看板が掲げられていますが、銘板はどういうわけか「天六東通商店会」です(緑)。2019年8月撮影のストビューを埋め込みました。

商店会と言っても、飲食店がポツポツあるだけで、アニマル柄の服を売っている店などはありません。店舗などない緑★印の地点にも「商店会」の銘板のある街灯が設置されています。大阪の南北道路で「通り」を使うのは筋違いというものかもしれません。

「天神橋東通り」と同様、道路は普通のアスファルト舗装であり、もちろんアーケードもなく、歩行者専用道路でもありません。5丁目に入っても「天六東通商店会」の銘板の街灯は続きます。5丁目では酒類を提供する飲食店が軒を並べています。ただの飲み屋街ですが「商店」ではあるのでしょう。5丁目ですけど…。

青の「天神橋筋東通り」と緑の「天六東通商店会」の街灯は様式が共通ですので、同時期に設置されたものと思われます。

紫の部分では街灯の銘板がなぜか「天神橋筋東通り」ですが、街灯はマイナーチェンジされています。紫部分は青と緑のあとから設置されたのではないかと思われます。さすがに5丁目もここまで来ると「天六…」を引っ張れず、継続性には欠ける「天神橋筋東通り」に乗っかったのかもしれません。

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