968mのアーケード、佐世保三ヶ町・四ヶ町商店街

分村して市制施行した佐世保

佐世保駅はJR最西端の駅です。JR線の終着駅であって、第三セクターの松浦鉄道は佐世保駅(青)から平戸、松浦、伊万里と北松浦半島を周回して有田駅(紫)でJR佐世保線に合流します。伊東駅や和倉温泉駅のようなもので、奥多摩駅や宇和島駅のようにそこで線路が途絶えるわけではありません。

松浦鉄道
松浦鉄道(地理院タイルを加工)

佐世保市は1902年の市制施行ですが、村が合併を伴わずに町を飛び越して市になった最初のケースです。市制施行反対の地域は佐世村として分離しましたが、1927年に編入されています。村が単独で市になったのは次の6例です(ほかに米占領下の沖縄で浦添など5例あり)。

  • 1902年 佐世保市(←東彼杵郡佐世保村)=佐世村を分離
  • 1921年 宇部市(←厚狭郡宇部村)
  • 1936年 岡谷市(←諏訪郡平野村)
  • 1940年 芦屋市(←武庫郡精道村)
  • 2002年 豊見城市(←島尻郡豊見城村)
  • 2014年 滝沢市(←岩手郡滝沢村)

佐世保にも「天神」1丁目から4丁目の町域名があり、天神山には小さいながらも菅原神社があります。

四ヶ町商店街と三ヶ町商店街

下の地図の右下は佐世保駅で、駅近くの黄色のマーカーはカトリック三浦町教会、左上の高層ビルが市役所です。直線で1キロ近い連続したアーケードの商店街は、佐世保駅と佐世保市役所を結ぶ国道35号線の海側に並行しています。

四ヶ町&三ヶ町商店街(地理院タイルを加工)

青の四ヶ町(よんかちょう)商店街が下京町(しもきょうちょう)、上京町(かみきょうちょう)、本島町(もとしまちょう)、島瀬町(しまのせちょう)を貫きます。赤の三ヶ町商店街は栄町、常盤町、松浦町を串刺しにしています。ピンクの京町商店街もアーケードです。

オレンジがイオン佐世保店、紫は屋上遊園地のある佐世保玉屋という百貨店です。緑の右側が島瀬公園で、この部分と玉屋前が切断されていたのを1985年に繋げた結果、全長968mの連続したアーケードが完成したということのようです。

島瀬公園前の2018年4月撮影のストビューを埋め込みました。180度回転させると、サンプラザの愛称を持つ三ヶ町商店街です。

ゴミの不法投棄は罰金3円?

商店街から1本外れた立地の喫茶店に入ったことがあるのを思い出して探していたら、ん?という看板に出食わしました。2018年3月のストビューを埋め込んでいます

3円? あくまでも抑止効果を期待して設置された看板でしょうが、だとすれば3円はあまりに安すぎます。よく見ると、右の行は「ゴミ不投棄は発見次第 罰金三円徴収します」となっていて、どうやら3文字目の「法」が抜けているようです。

案の定、2014年1月のストビューでは「ゴミ不法投棄は発見次第 罰金三万円徴収します」です。面白いことに、2014年12月のストビューでは「ゴ不法投棄は発見次第 罰三万円徴収します」と2文字目が消えています。単にストビューのいたずらですが、これほど見事に1文字分消えるのが2回続くのは珍しいことです。

なお、この種の看板に法的拘束力があるわけではなく、民間ビルの所有者が「罰金」を「徴収」することはできません。もちろん、いわば迷惑料としての損害賠償を請求することが否定されるわけではありません。

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