大和高田の天神橋筋商店街、欄干だけの天神橋

奈良県大和高田市の面積は16.5平方キロで、800近くある日本の市で狭いほうから32番目です。市町村コードが「29202」であることから、県内では2番目の市制施行であることがわかります。2020年10月1日現在の人口は約63,900人です。

大和高田市には「高田」を含む駅が3つあります。JR和歌山線の高田駅(赤)は1891年の開業です。近鉄大阪線の大和高田駅(青、1941年改称)は1927年開業で一部特急も停車します。近鉄南大阪線の高田市駅(オレンジ、市制施行の1948年改称)は1929年開業です。

大和高田
大和高田(地理院タイルを加工)

商店街はこの3つの駅をつなぐように設けられています。地理院地図に反映されているアーケードにピンクを塗りましたが、現状はかなり異なるようです。大和高田駅前は2013年9月のストビューではアーケードがありますが、2015年3月のストビューでは鉄骨だけ残り、2017年12月のストビューでは撤去されています。

国税庁の法人番号検索サイトで確認できる法人としての商店街は、市内に片塩駅前商店街振興組合、天神橋筋商店街振興組合(緑)、本町商店街振興組合の3団体ですが、本町通りのアーケードも2015年以前に消滅しています。本郷通りのアーケードも一部を残して2013年以前に撤去されており、この10年ほどでアーケードは半減しているものと思われます。

さて、緑のマーカーが天神社です。境内社として天満宮がありますが、高田天神社の祭神の筆頭は高皇産霊神(たかみむすびのかみ)であり、道真系ではありません。天神橋は埋め立てられた旧・高田川(県道5号線)に架かっていたようで、緑の線の西端の天神橋交差点には歩行者用信号の電柱に寄り添って欄干が残されています。

2012年4月撮影のストビューを埋め込みました

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