最東端の信号機
北海道8自治体の信号機について、Google Mapとストリートビューでその縦横比率を調査中ですが、根室の縦型信号機の比率は60%台ですので、北海道内ではかなり低めです。
日本最東端の信号機は、納沙布岬から2キロほどのところにありました。2013年3月に廃校となった根室市立珸瑤瑁(ごようまい)小学校前にあった押しボタン式の信号です。 2014年6月撮影のストビューを埋め込みました。
この小学校は日本最東端の学校でしたが、共和小、華岬(かこう)小、温根元(おんねもと)小と統合され、歯舞中学校の敷地内に建てられた新校舎に移転しています。問題の信号機は国際標準?の縦型です。
このページを作成した2020年2月時点では2014年6月撮影のストビューしかありませんでしたが、2020年9月時点では2019年7月撮影のストビューが追加されています。信号機は撤去され横断歩道も消滅しています。
したがって、目下のところストビューで確認できる最東端の信号機は歯舞診療所前の丁字路です。道道989号線のこの丁字路を曲がると歯舞小中学校です。学校とともに最東端が移動しています。
アメダス根室は旧測候所
2010年まで有人の測候所だった根室特別地域気象観測所(赤のマーカー)は市街地にあります。現在地に移転したのは1886年(明治19年)で、1879年の開設当初は開拓使根室支庁民事局所管の根室観象台(ピンク)という名称だったようです。1882年に根室県勧業課に移管され根室測候所に改称されています。
観象台の跡地はアパートになっており、木製の碑が建てられていますが、説明文のようなものはありません。2015年のストビューでは確認することができますが、根室市Webサイトによればすでに撤去されているようです。
今の観測地点は根室湾から1キロですが、標高は25メートルあります。1880年代から10年単位の平均気温をグラフ化しました。
なお、1917年1月の最高・最低気温が欠測とされています。10年平均ですのでほぼ影響はありませんが、実際には1910年代の数値が若干低くなるはずです。
2020年の観測値
根室特別地域気象観測所の2020年観測値は次のとおりです。降水量少なめ、日照多め、最低気温はそれほど下がらないというのがこの地域の特徴のようです。最高気温の観測史上1位は2019年5月26日に観測された34.0℃です。
年降水量 | 777.0ミリ | 1240位 | /1293地点 |
年平均気温 | 7.3℃ | 826位 | /922地点 |
年最高気温 | 32.5℃ | 823位 | /922地点 |
年最低気温 | -11.9℃ | 699位 | /922地点 |
年較差 | 44.4℃ | 337位 | /922地点 |
年平均風速 | 5.1m/s | 34位 | /921地点 |
年日照時間 | 1923.9時間 | 269位 | /841地点 |
地形的にもともと風は強いのでしょうが、風速計の高さは29.2mですので合同庁舎の屋上です。2015年7月撮影の道道313号側からのストビューで確認できます。
北海道ですので、気温計などの観測露場はゆったりです。
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