無断駐車の「罰金」

1000か所以上の貸駐車場をストリートビューで訪ねてきたわけですが、ほぼ例外なく「無断駐車禁止」の看板が掲げられています。無断あるいは不正駐車対策はオーナーあるいは正規の契約者にとって頭の痛い問題です。

タイムズさんの利用約款には次のような規定があります。

タイムズの利用者が、駐車料金を支払わないで、車両を駐車スペースから出庫、又は駐車場外へ移動したとき、正規の駐車スペース以外の場所へ駐車したとき、並びに当社が不正な駐車方法と認めたとき、その利用者は、当社に対し、駐車料金のほか損害金として金5万円をお支払い頂きます。

リパークさんのフラップ式約款では次のように定められています。

不正駐車(不正な入出庫および駐車)をした場合は、警察への通報、車両の他の場所へのレッカー移動等もしくはチェーン等で施錠させていただく場合があります。また、その場合の諸費用と正規駐車料金の他に違約金として2万円請求させていただきます。
なお、違約金および損害賠償(諸費用・駐車料金等)につきましては車両使用者(占有者)もしくは車両所有者に請求させていただきます。

時間貸駐車場の場合はこのような約款によって契約の成立が認められるようです。「無断駐車」ではなく、あくまでも「不正駐車」という解釈の世界に引きずり込んでいるわけです。

月極駐車場でもしばしば「無断駐車は罰金3万円を申し受けます」との看板を見かけますが、こちらは法的にはまったく無効です。タイヤロックやレッカー移動もできず、実効的な手段は事実上閉ざされています。

2ちゃんねるには、駐車車両の前に重機を置いて出られないようにしたという類の話も転がってはいますが、敷地に余裕がなければできないことでしょうし、作り話の匂いがしないわけでもありません。

ネット検索してみると、無断駐車に対して25,503円を支払わせたという事例が見つかりましたが、これにはトリックがあります。

→弁護士三浦義隆のブログ>事務所駐車場に無断駐車されたので賠償請求してみた

結論は「予防に力を入れるのが賢明だろう」とのことですが、もともと「罰金△万円」はその抑止効果を期待して掲げているわけですから、悩ましいところです。私がストビューで確認した中で、もっとも高額の「罰金」は10万円でした。

ハローキティのコラボ駐車場

24時間の無人時間貸駐車場「タイムズ24」の1号物件は、1991年12月に東京・上野にオープンしているようです。遊休土地の有効利用がコンセプトでしょうから、1号物件は現存しないものと思われます。

それまでの時間貸駐車場は料金収受のための人を配置していたわけです。山中寺のうどん屋さんのような兼業ならいざ知らず、専業の時間貸駐車場は一定規模でなければ成立しないものでした。

いわゆるコインパーキーングは革命でした。「モータープール」を名乗る貸駐車場の多くは月極ですが、その大半はコインパーキング出現以前の命名であろうと思われる佇まいです。

さて、時間貸しのコインパーキングはその存在を誇示するために派手な色彩の看板を掲げるのが通例です。2016年1月にオープンした浅草・杵屋通りのリパークとハローキティのコラボ駐車場第1号です。

自販機横の空き缶入れまでは統一できなかったようです。雷門から300mほどですが、立地的に観光客が訪れる場所でもなく、違和感のほうが強いかもしれません。積極的に停めたくなるかどうかは微妙です。

その後は路面も塗色されるようになり、名古屋の栄と大阪の通天閣はピンク、福岡の中洲はパープル、岡山の表町は緑、仙台の一番町は水色のペイントです。受け入れられるかどうかは、やはり立地次第だと思われます。

5年以上前のことですが、ヒトカラでラウンドワンに入ったとき、ハローキティ・ルームに通されたことがありました。壁紙がピンクだろうと私は別に気にすることはありません。

ラウンドワンは靴を脱いでスリッパに履き替える部屋が多く、その部屋も例外ではありませんでした。で、そのスリッパもキティちゃんスリッパだったわけですが、ドリンクバーで気づいたことがありました。

紀陽銀行田辺駅前支店駐車場の看板

「モータープールMAP(大阪以外)」に反映した貸駐車場としてのモータープールの数がとうとう1000か所を超えました。奈良や兵庫ではまだまだ見つかりそうな勢いです。やはり平場の駐車場はGoogle Mapなどには掲載されにくいようです。

さて、和歌山県田辺市の弁慶通りにある紀陽銀行田辺駅前支店の駐車場には、次のような案内看板が掲げられています。埋め込んだのは2015年4月撮影のストリートビューです。

「当駐車場が満車の場合はマルニモータープールへ駐車して下さい」と記載されています。この看板は駐車場に3枚(縦書きが1枚)あり、玄関脇の塀には略図付きの案内看板も設置されています。

「マルニモータープール」とは、約100m先にある「マルニ駐車場」さんのようです。紀陽銀行さんの契約駐車場です。

赤のマーカーが紀陽銀行さんの駐車場、青いマーカーがマルニ駐車場さんです。あいにく「…モータープール」との看板は見当たりません。かつてはあったのかもしれません。

途中には別の月極駐車場がありますが、「…駐車場」を名乗る施設を「…モータープール」と案内しても、とくに混乱は生じない地域性を感じることができます。MAPには案内看板設置箇所の紀陽銀行を「その他」で反映しておきました。

ところで、歌詞掲載用のブログとして「2代目んだ」を「寂しい/淋しい/さびしい/さみしい」に衣替えしました。本日より運用を開始しています。調整が必要なページが10ページほどありますので、しばらくの間はスローペースとなります。

完全に移行せざるを得ないページもありますし、痕跡だけを残すページもあります。

話し言葉としてのモータープール

「モータープール」は主に関西で貸駐車場の看板に記載されているわけですが、会話の中で使われることはあまりありません。少なくとも私は聞いたことがありません。

Weblio辞書の大阪弁としての「モータープール」の解説です。

営業用の月極駐車場のこと。モーターは自動車、プールは蓄えるの意。モーターによって水流をおこす水泳用プールのことではない。戦後の進駐軍の集中配車場に由来。近畿での言い方。主に屋号や看板などの書き言葉として使われる。口語では「駐車場」。

ネット上で探しても、駐車場のことをあえて「モータープール」と書いているケースはなかなかありません。食べログの口コミで見つかりました。→モータープール内のうどん屋さんは愛情こもったおうどんを提供してくれるお店です♪

中山寺第一モータープール内にある手打ちうどんのお店、丹後屋さん。
家族で経営されててとてもアットホームです。
<略>
小鉢は‘なすの炊いたん’と‘大根みそ田楽’&‘うすあげの炊いたん’がついていました。

タイトルからして、この種の投稿の常連さんなのでしょう。お住まいは兵庫県とのことです。煮物を「炊いたん」と表現していることから、生粋の関西人と思われます。2011年7月の訪問ということです。

口コミ対象の店舗は阪急宝塚線中山観音駅前の丹後屋さんです。

埋め込んだストリートビューは2017年4月撮影のものです。「第一駐車場」の幟があります。私は投稿者が「第一駐車場」のことをわざわざ「第一モータープール」と書いたのかと思ったわけですが、勘違いでした。

左の看板の文字が色褪せてしまっただけで、2011年8月のストビューでは投稿者が書いている「中山寺第一モータープール」の文字を読み取ることができます。

結局、投稿者は「モータープール」を忠実に「モータープール」と書いただけであって、「モータープール」と名乗っていない駐車場をあえて「モータープール」と書いたわけではありません。

やはり、話し言葉としての「モータープール」は関西においても根付いているとは言えないようです。「モータープール」が駐車場であることを認識していても、話し言葉として使う人は少ないはずです。

温水プールの隣にモータープール

76ページ残っていた「2代目んだ」を断捨離した結果、15ページに圧縮しました。旧「セットポジション」からの再録は次の順序とします。

  1. 「今まで行った球場リスト」のMY MAP化
  2. 「4人目のあと1人、10度目のあと1球」
  3. 「異星人への自慢」
  4. 「ゴールデン・カード」から1986年秋東都大学リーグのプレーオフ
  5. 「ルールを変えた男」
  6. 「雨 雨 権藤 雨 権藤」

86年秋の東都プレーオフ・亜大VS駒大戦については、私が見た試合ではありませんが、再録するつもりです。「恐るべし、亜細亜」との組み合わせになるかもしれません。

「2代目んだ」を圧縮することができましたので、週末にはサブブログをスタートできそうです。歌詞表示を伴う場合はサブを用いることになります。JASRACさんは「ブログへの歌詞掲載について」で次のようにおっしゃっています。

個人が開設したブログ等でJASRACの管理楽曲の歌詞を掲載する場合、JASRACへの許諾手続が必要となります。
ただし、運営事業者がJASRACと許諾契約を締結しているブログサービスの場合、個人ユーザーがJASRACに対し個別に許諾を得ることなく歌詞を掲載していただくことができます。

なお、運営事業者とJASRACとの許諾契約は、非商用配信における歌詞掲載利用を対象としたものであり、大量の歌詞を掲載する歌詞閲覧サービスや広告料収入を得るなどの目的で行う利用は許諾対象に含みません。

「非商用配信」が気にならないわけでもありません。JUGEMさんのブログは無料版では広告付きです。「広告なし」に設定することはできましたが、プレビュー画面ではしっかり広告が入っています。

さて、都立浅草高校には温水プールがあり、台東区内の在住・在勤(在学)者を対象に有料で開放されているようです。温水プールのある第一体育館の道路を隔てた北側には「吉野モータープール」さんがあります。平場の月極駐車場です。

東京では珍しいニアミスが起きているわけですが、25m5レーンの温水プールは競泳用帽子と競泳用水着の着用を求められるようです。体育館の西側には「温水プール一般利用者専用駐輪場」があります。赤のマーカーで示した位置です。

埋め込んだストリートビューは最新2016年2月撮影のものです。2013年6月、2014年5月、2015年3月のストビューでも、同じ位置に同じような自転車が停められています。通い詰めている利用者がいるのかもしれません。

日本海側最北端のモータープール?

新潟県糸魚川市に「中央モータープール有限会社」があります。登記上の本店所在地をGoogle Mapで訪ねてみると、そこは直指院(じきしいん)という名前の曹洞宗の寺院でした。

ストリートビューでは平場の駐車場があり、青空駐車場の西側には道路沿いに個別シャッター付きのガレージが並んでいます。ただし、どちらも駐車場名は示されていません。

看板には「有料駐車場 契約者以外の駐車は固くお断り致します。中央モータープール有限会社」と掲げられているだけです。小さな看板は「駐車場有ります 問い合せ 直指院」です。

「モータープール」の文言はありますので、「モータープールMAP(大阪以外)」には反映しました。直指院さんは創建400年ほどだと伝えられています。境内には隠れキリシタン地蔵もあるようです。

直指院の貸駐車場はモータープールを名乗っていませんので、貸駐車場としてのモータープールは日本海側では富山が北限ということになります。太平洋側では八戸が最北です。

さて、私は糸魚川に行ったことはありませんが、街並みにどこか既視感があります。去年の12月、コンロの消し忘れから出火して全焼120棟の被害が出た火災現場のご近所でした。

赤いマーカーが直指院の平場の駐車場で、青のマーカーが出火元の中華料理店です。南風に煽られた火災であり、出火元の西側にある寺町は風下ではなかったために延焼の被害は免れているようです。

法人検索によるモータープール

国税庁の法人番号公表サイトで「モータープール」を含む法人を検索したところ213件ヒットしました。一方、「サイバー法人台帳ROBINS」で検索してみると225件ヒットします。

後者の検索では、登記上の本店所在地に「モータープール」が含まれていてもヒットする仕様です。これが2件ありました。残りの10件の数の相違は閉鎖が反映されているかどうかによるようです。

「サイバー法人台帳ROBINS」でヒットした225件のうち、商号または名称に「モータープール」が含まれているのは223件です。この223件を都道府県別に集計してみました。

  1. 110件~大阪府
  2. 22件~兵庫県
  3. 12件~奈良県
  4. 9件~和歌山県
  5. 9件~愛媛県
  6. 7件~東京都
  7. 6件~岡山県
  8. 5件~徳島県
  9. 4件~北海道、京都府、滋賀県

上位5府県はいつもの5府県です。愛媛>京都の序列はやはり変わらないようです。今後しばらく、この223法人をフォローしていきたいと考えています。半分ぐらいはすでに訪問済みだと思われます。

さて、モータープールとは関係ありませんが、埋め込んだストビューは神戸市灘区の6階建て分譲マンションの敷地内?に設置されているオブジェです。

右足を置いているのは卵のようにも見えます。シャッターで閉ざされている店舗は酒屋さんだったようです。

中国地方のモータープール

Yahoo!地図のランドマーク検索で中国地方5県のモータープールは計17件ヒットします。括弧内はストリートビューで看板等を確認して「モータープールMAP(大阪以外)」に反映した貸駐車場としてのモータープールの数です。

  • 岡山県 6件(11か所)
  • 鳥取県 3件(5か所)
  • 島根県 2件(1か所)
  • 広島県 2件(2か所)
  • 山口県 4件(3か所)

数は少ないものの、松江や広島には規模の大きな立体駐車場があります。松江の「フクシマ第3モータープール駐車場」さんは平場もありますので100台規模です。「第3」がある以上、「第1」と「第2」もあるはずです。

赤いマーカーの大橋川沿いの施設が「第3」駐車場です。西道路側に設置された料金案内看板によれば「福島造船鉄工所」さんが運営しているようです。

有限会社福島造船鉄工所さんの登記上の本店所在地は「島根県松江市御手船場町561番地」であり、青のマーカーのビルになります。ストリートビューで北側からこのビルの屋上看板を見上げると「フクシマ第2有料」の文字が読み取れます。

福島造船さんの本社ビルの南側が「第2」駐車場のようです。ただし、「モータープール」の文字は見つかりません。「第3」の立体駐車場と「第2」の本社ビルに挟まれた街区の青空駐車場にも福島造船さんの料金看板があります。

ここが「第1」であることはまず間違いなさそうですが、「モータープール」と掲げられているわけではありません。したがって、MAP反映は「第3」駐車場の1か所のみということで処理しています。

丹沢大山のモータープール公衆トイレ

群馬県太田市の金山総合公園展望台の駐車場は、市のWebサイトに「モータープール」として掲載されていたわけですが、神奈川県伊勢原市の大山山麓にも公共施設の「モータープール」があるようです。

現代ではさして有名スポットというわけでもありませんが、丹沢尾根の東端にある大山は江戸時代には山岳・天狗信仰の対象として、大山詣りが流行っていたようです。

ハッピーロード商店街で知られる板橋区大山町の地名の由来は、川越方面から大山に至る分岐点ということのようです。

また、東京都千代田区の三宅坂交差点から静岡県沼津市に至る国道246号線は、大山街道と呼ばれることもあります。世田谷区の三軒茶屋交差点には大山街道の道標が残っており、川崎市溝口の旧道沿いには「大山街道ふるさと館」があります。

伊勢原市役所Webサイトの「大山モータープール公衆便所の改修について」と題するニュースリリースです。公開日は2015年4月7日とされています。

大山ケーブル行きのバス終点に位置する「大山モータープール公衆便所」が、3月31日(火)に大幅リニューアルされ、インフォメーションセンターとして生まれ変わりました。

トイレ内の便器は、すべて従来の和式から洋式に変更され、壁や天井などの外装も一新。大山の玄関口としてふさわしい、清潔感のあるトイレが完成しました。

また、ハイキング客からの要望もあった靴洗い場も設置されました。

公衆トイレの名称が「大山モータープール公衆便所」ということのようです。ストリートビューは2014年2月撮影のものですので、改修前です。

左側の駐車場入口の看板は「大山第2駐車場」です。右側は神奈中バスの終点であり大型車の転回場になっていますが、バス停の名称は「大山ケーブル」です。「モータープール」との看板等はどこにも掲出されていません。

どうやら正式に「モータープール」と名付けられた施設は存在せず、トイレの名称だけが「大山モータープール公衆便所」ということのようです。唐突感が否めません。

伊勢原市役所のWebサイトを「モータープール」でサイト内検索すると、20数件ヒットします。農業委員会の議事録にも「モータープール」の文言があり、上の第2駐車場を指しているものと思われます。

坂出の本町ガレージ

すでに「モータープールMAP(大阪以外)」への反映箇所は1000の大台に乗っていますが、何事も起こりませんので、まだ分割していません。ひょっとすると、仕様変更されたのかもしれません。

「ガレージ」を名乗る貸駐車場は各地に点在しますが、やはり屋根付きがデフォです。駐車場の建屋でこのタイプはかなり珍しいと思われます。香川県坂出市の「本町ガレージ」さんです。

外見だけでは貸駐車場には見えません。月極ですから、あまりアピールする必要はないのでしょうが、地味な存在であることに変わりはありません。航空写真では中央の緑色の屋根です。陸屋根であろうと思われます。建坪はほぼ16m四方です。

坂出や丸亀や善通寺には「モータープール」があってもよさそうなものですが、ストリートビューで2時間ぐらい散歩しても「モータープール」の看板に出くわすことはできませんでした。