国道1号線が分断する蒲生1丁目と蒲生2丁目

蒲生1丁目の2丁目の突端部

国道1号線の終点は梅田新道(しんみち)交差点です。道路元標のモニュメントのある交差点から上り車線を東進または北上してみたところ、大阪市内では天神橋2丁目のほかに蒲生(がもう)1丁目と2丁目が国道1号線によって丁目が分断されています。

蒲生1丁目と2丁目(地理院タイルを加工)

京橋駅近くで京阪線とJRおおさか東線が立体交差する地域です。実は歩いたことがあって、1号線にしてはショボいと感じたことを覚えています。天神橋2丁目は緑化分離帯付きの片側3車線でしたが、この付近は片側2車線です。「堀」の字の西側は分離帯さえありません。

国道1号線が丁目を分断しているというより、国道1号線を挟んで町域境が定められただけのことですが、こうなった理由は想像できなくもありません。地図の学校マークは開明中学・高校で野江1丁目です。住居表示施行時、行政サイドとしては国道1号線の北を野江にしたかったはずです。

ここでは緑道が町域境になっていますが、この西側も東側も国道1号線が町域境です。野江より蒲生を望んだ住民が多かったのかもしれません。事情は天神橋2丁目の場合も同じで、商店街の関係で2丁目が生じたのだろうと推測されます。

消えゆくモータープール

天神橋商店街をストビューで回っているうちに、周辺で3か所のモータープールが消滅していることに気づきました。本場でも希少なものになりつつあるのかもしれません。

天神橋8丁目のたむらクリニック

2016年5月のストビュー(↑)では来院者用の駐車場と「田村モータープール」の看板が掲げられた月極駐車場を兼ねていましたが、2018年6月のストビューでは中層マンションが建てられています。

天神橋6丁目の西光天六モータープール

2016年4月のストビュー(↑)では有人の機械式立体駐車場でしたが、2016年11月のストビューでは平置きのコインパーキングになり、「モータープール」の名称は消滅しています。

長柄西2丁目の吉本地所モータープール

天神橋8丁目の東に隣接する長柄西2丁目です。2018年11月のストビュー(↑)では有人の機械式立体駐車場でしたが、最新2019年8月のストビューでは更地です。2020年11月のストビューでは「セオリー天神橋アベニール」という10階建ての集合住宅に建っています。

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