長雨もコロナ拡大の原因かも、東京の7月降水量は去年の3倍

梅雨明けが遅れています。奄美地方では1951年の観測開始以降もっとも遅い梅雨明けになることが確定しています。仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡の7月1日から16日までの降水量を調べてみました。

降水量仙台東京名古屋大阪広島福岡
1日18.0mm21.0mm0.0mm6.0mm0.0mm0.0mm
2日2.5mm0.5mm
3日6.0mm23.0mm38.5mm11.0mm5.0mm
4日42.5mm25.5mm21.0mm31.0mm12.5mm1.5mm
5日0.5mm3.5mm2.0mm7.5mm27.0mm2.5mm
6日6.0mm40.5mm42.5mm41.0mm187.5mm128.0mm
7日6.0mm0.5mm20.0mm9.5mm98.5mm167.0mm
8日31.0mm3.0mm53.0mm62.0mm7.0mm11.0mm
9日0.0mm14.0mm13.0mm3.0mm2.0mm44.0mm
10日14.5mm0.5mm3.0mm21.5mm75.0mm25.0mm
11日7.5mm2.0mm10.0mm9.5mm21.0mm0.0mm
12日20.0mm0.5mm0.0mm0.0mm0.5mm8.0mm
13日2.5mm6.0mm21.0mm16.5mm46.0mm26.5mm
14日54.5mm6.0mm35.5mm49.5mm80.5mm46.0mm
15日15.0mm6.5mm0.0mm2.5mm2.5mm0.0mm
16日18.5mm0.5mm1.5mm
2020年239.0mm136.5mm244.0mm298.0mm571.0mm466.0mm
2019年54.5mm37.5mm147.0mm278.5mm475.0mm416.5mm
▲7月1日~16日の降水量

降水量は0.5mm単位の観測ですので、「0.0mm」とは0.5mm未満の降水があった日、「–」はまったく雨が降らなかった日です。東京は7月に入って雨の降らなかった日がまだありません。

7月1日から16日までの降水量

2019年の同時期と比較すると、6地点すべて去年より増えています。大阪はさほど大差はありませんが、仙台は4倍以上、東京も3倍以上です。雨が多いなら、たぶん日照時間も少なくなっているはずです。

日照時間仙台東京名古屋大阪広島福岡
1日0.2h0.0h1.2h4.7h0.4h3.4h
2日4.7h11.7h6.8h7.4h5.6h8.4h
3日8.8h1.7h0.0h0.0h0.0h0.0h
4日0.0h0.1h0.1h0.3h0.1h0.5h
5日0.0h1.7h2.0h6.5h6.6h1.8h
6日0.0h0.3h0.0h0.0h0.0h0.0h
7日0.9h0.2h0.0h0.1h0.0h0.0h
8日0.2h1.5h3.2h3.5h9.4h4.8h
9日0.5h0.0h0.0h0.1h2.0h0.8h
10日0.0h0.0h0.0h0.5h0.0h0.0h
11日1.8h2.3h1.1h0.9h1.1h3.1h
12日0.0h4.8h7.4h2.7h0.3h0.0h
13日0.0h0.4h0.0h0.0h0.0h0.0h
14日0.0h0.0h0.0h0.4h1.2h0.5h
15日0.0h0.0h1.7h2.3h0.0h0.3h
16日0.0h0.1h8.2h6.0h9.3h6.2h
2020年17.1h24.8h31.7h35.4h36.0h29.8h
2019年70.3h115.5h106.8h99.0h106.1h56.2h
▲7月1日~16日の日照時間

この間の日照時間は、仙台と東京は去年の4分の1、名古屋、大阪、広島は約3分の1、福岡は約半分です。

7月1日から7月16日までの日照時間

新型コロナも湿度には弱いはずですが、雨の日が続くことで屋内に人が集まれば、ウイルス側にとっては好都合なのかもしれません。累積感染者数が100万人を超えたインドの雨季は一般的には6月から9月と言われています。

6都府県の月別感染比率は次のとおりです(7月は16日まで)。5月に大村知事による「東京と大阪は医療崩壊が起きた」旨の発言がありましたが、あのタイミングはその検証に向かわなかればならなかった時期でした。

6都府県の月別新型コロナ感染比率

東京は今月の感染者数が4月を超えるのはもう確実です。おそらく東京だけでは済まないでしょう。

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