山都(やまと)町にある日本国

山都町は全国に3つあります。

熊本県上益城郡山都町(やまとちょう)

基礎自治体としては阿蘇山南麓の山都町が唯一です。西日本では「~町」を「ちょう」と読ませることが一般的ですが、熊本県では「まち」が多数派です。熊本の山都町は県内に3つしかない「ちょう」読みです。例外の例外というややこしいポジションです。

7月11日の日降水量全国1位のアメダス観測所は356.5ミリの山都でした。観測史上1位です。300ミリ中盤は十分に災害レベルですが、幸いにも山都町では人的被害は出ていませんし、住戸被害も1戸のみのようです。

アメダス山都
山都と椿ヶ鼻(地理院タイル

赤がアメダス山都で、青は7月9日に437.5ミリを観測した日田市の椿ヶ鼻です。山都は椿ヶ鼻同様に雨量のみの観測所です。山都町の中心部から4キロほど離れています。ストビューでは公的施設の敷地内に雨量計を確認することができます。

山都の観測開始は2010年3月ですので、観測史上1位と言ってもここ10年の最大値にすぎません。それ以前は2キロほど西にある「間の谷山(まのたにやま)」で観測していたようです。1976年観測開始の「間の谷山」では1988年5月3日に422ミリが観測されていますが、300ミリ超はこの1回だけです。

福島県喜多方市山都町(やまとまち)

山形県や新潟県に接する耶麻郡山都町は2006年に喜多方市、塩川町、高郷村、熱塩加納村と合併しています。

喜多方市山都町(地理院タイル

熊本の山都町には鉄道が走っていません。山都駅は磐梯西線の駅です。地図に見える川は阿賀川であり、新潟県境を越えると阿賀野川です。

佐賀県鳥栖市山都町(やまとまち)

鳥栖市の誕生は1954年で、鳥栖町、田代町、基里村、麓村、旭村が合併しています。鳥栖の山都町には基礎自治体としての歴史はないようです。単なる字名です。新鳥栖駅から車で10分弱、徒歩で30分弱で、100戸程度の集落です。ここは筑後川水系になります。

鳥栖市山都町(地理院タイル

山都町の日本国

熊本の山都町は緑川水系です。水源の山都町は1854年竣工の通潤橋、中流の美里町(みさとまち)では1847年完成の霊台橋(船津橋)が有名です。石造の通水用アーチ橋です。ストビューは2012年5月撮影の通潤橋です。

なお、山都町島木にはその名も「日本国」という字があるそうですが、残念ながら地理院地図や各種ネット地図には記載されていません。10世帯ほどの集落で、日本国公園という手作りのジオラマがあります。衛星写真でジオラマの日本列島を確認することができますが、どうも東西南北は一致していないようです。

ちなみに、「日本国」という字は山形県鶴岡市にもあります。鶴岡中央高校の所在地は「山形県鶴岡市大宝寺日本国410」です。読みが「にほん」なのか「にっぽん」なのかは確認できません。

山形県鶴岡市と新潟県村上市の県境には標高555.2mの「日本国」という山があり、村上市側には日本国麓郵便局や日本国トンネルが実在します。こちらは「にほんこく」と読むようです。

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