最後のインフルエンザ注意報は岩手県

やはり少ないインフルエンザ

南半球諸国で今年のインフルエンザが劇的に少なかったことは9月あたりから報道されています。オーストラリアでも南アフリカでも南米でも、無視してもいいほどに少なく、懸念されていたツイン・パンデミックはどの国でも起こりませんでした。

インフルと新型コロナの予防策は基本的には同一であることから、各国が新型コロナ対策を講じた結果、インフルの流行は抑えられたのだという解釈が支配的なようです。

日本の状況はどうなっているのだろうと、国立感染症研究所が公表している「インフルエンザ流行レベルマップ」を覗いてみたところ、最後の更新が4/10でした。さすがにインフルどころではないということなのでしょう。

例年なら、ちらほらインフルの流行が始まっている時期です。厚労省の最新の数値(11/2-11/8)では症例報告が全国でわずか24件です。昨年同時期は5084件ですので、約200分の1となります。累計でも300分の1のレベルです。南半球諸国と同様の傾向であり、このまま冬を越す可能性は高いはずです。

さて、感染研の「流行レベルマップ」で最後の注意報が出ていたのは、今年第11週(3/9-15)の岩手県です。岩手と言えば、第2波の7/29まで感染者ゼロを誇っていました。案外、ウイルス同士の縄張り争いがあり、岩手ではインフルが強かったために新型コロナが封じられていたのかもしれません。(←空想です)

なお、東洋経済の実効再生産数が1.25→1.26→1.40→1.42→1.42→1.39→1.38(11/15)と停滞から微減で推移していますので、今回の第3波は1日5000人には届かないかもしれません。実効再生産数が数日停滞したあとは減少に転じるケースのほうが多いようです。

南半球諸国の新規陽性者の推移

これから夏を迎える南半球の国は、今ではおおむね落ち着いています。ただ、ブラジルだけは第2波の気配もあり様子が若干異なります。

オーストラリアの新規感染者数の推移
オーストラリアの新規陽性者の推移(Johns Hopkins大

人口1万人当たりの累積感染者数が11人台のオーストラリアのピークは7月末から8月初めにかけてです。感染拡大地域との往来は罰則付きで制限されました。この数日の微妙な動きが気になります。

南アフリカの新規感染者の推移
南アフリカの新規陽性者の推移(Johns Hopkins大)

南アフリカは一時的に世界5位の感染大国でしたが、今では累積陽性者数15位にランクダウンしています。ピークは7月でした。10月1日から警戒レベル1ですが、公共の場でのマスク着用が義務付けられており、深夜4時間は外出禁止です。人口1万人当たりの累積陽性者数は128人です。

アルゼンチンの新規感染者の推移
アルゼンチンの新規陽性者の推移(Johns Hopkins大)

アルゼンチンも一時的に累積陽性者数が世界5位でした。今でも陽性者数世界8位で、人口1万人当たりの累積陽性者数は292人です。ピークが10月でしたので、ようやく下降線に入ったところです。

ボリビアの新規陽性者の推移
ボリビアの新規陽性者数の推移(Johns Hopkins大)

ブラジルとペルー、チリに挟まれた内陸国がボリビアです。7月から8月にかけてが感染のピークで、人口1万人当たりの累積陽性者数は124人です。身分証番号の偶数奇数で外出制限がかけられていましたが、10月23日で解除されています。

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