Google感染予測では福岡がオーバーシュート

福岡と愛知の緊急事態宣言追加は妥当

福岡と愛知にも緊急事態宣言が適用されるようです。この国の政府にしては珍しく妥当な対応です。GoogleさんのAi感染予測(5/6)では、福岡は今の大阪以上の大炎上が見込まれています。来週には1日1000人に近づき、5月末には1日2000人という予測です。

Google感染予測(福岡、5/6)
Google感染予測(福岡 5/6)

マンボウを飛ばしていきなり福岡に緊急事態宣言をかけるのはいたって妥当です。マンボウを出すタイミングを逸しただけのことかもしれませんし、肝心の中身がまだ見えません(5/6夜時点)が、もはやマンボウでは対処できないのが変異株です。検査をすり抜けているのではないかという疑いもあります。

東洋経済ONLINE特設サイトによる実効再生産数では、福岡は4月5日から1か月に渡って「1」以上をキープしています。減る要素を見つけることが難しいのです。

福岡の実効再生産数(東洋経済オンライン 5/5)

来週予定の聖火リレーも中止・縮小されるようです。

沖縄の減少はなぜ?

NHK特設サイトに掲げられている直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は次のとおりです。福岡は今の時点ですでに第4ステージ相当です。

直近1週間の人口10万人当たり新規感染者
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者(NHK 5/5)

第3ステージあるいは第4ステージ相当は29都道府県に広がっています。全国的には拡大基調にあるわけですが、沖縄だけは明らかに下降線です。

沖縄の新規感染者の推移
沖縄の新規感染者数の推移(東洋経済オンライン 5/5)

沖縄にマンボウが適用されたのは4月12日です。発症日ベースのピークはマンボウ適用前の4月初めになるはずです。必ずしもマンボウが効果を発揮したために減少に転じたわけではありません。那覇空港でPCR検査が受けられる体制が整えられたのは2月でしたので、これも決定的な要素ではありません。

Google予測値を週10万人当たりに換算すると

Google感染予測は28日間の数値です。5/6公開の予測値を4で割って、さらに人口10万人当たりに換算して、上のNHKの数値と比較できるようにしました。最近4日間の予測値のいずれかが15人以上となるのは次の26都道府県です。

公開日5月3日5月4日5月5日5月6日
予測期間501-528502-529503-530504-531
北海道24.623.336.227.7
岩手5.813.112.016.2
群馬16.619.932.060.8
埼玉15.416.820.920.8
千葉13.69.915.614.8
東京38.046.045.749.2
神奈川14.514.113.615.7
石川12.214.827.024.6
岐阜9.315.215.316.6
愛知45.149.045.951.6
三重13.616.618.518.9
滋賀14.319.216.915.3
京都29.532.641.645.9
大阪90.791.279.396.7
兵庫49.146.555.653.8
奈良27.631.633.822.8
和歌山19.617.417.813.0
岡山94.339.939.6111.2
広島19.618.219.023.7
徳島23.111.17.822.3
福岡119.0104.2110.9158.9
佐賀20.623.836.230.3
熊本19.724.824.521.7
大分29.833.642.466.8
宮崎8.913.112.623.3
沖縄24.523.419.728.9
全国30.530.331.737.6
▲Google予測値の週10万人当たり換算

50人以上を「第5ステージ」として太字にしました。群馬、岡山、大分は緊急事態はもとよりマンボウも未適用です。

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