現金持たずにヒトカラ、焦った12年前の冬

キャッシュレス前の時代

コロナ禍でキャッシュレス化が一段と進み、ラウンドワンではすっかりスマホ入場・スマホ退出になってしまいました。快活クラブは私が行く3店舗ともカラオケは受付で伝票をもらうシステムです(帰りは1店舗だけ機械決済)が、現金払いにすることはまずありません。

ビッグエコーはポイントがかなり溜まっている関係でまだスマホアプリに移行していませんが、いずれにしても現金で支払ったのはコロナ前の2019年が最後だと思われます。

私がヒトカラを始めてちょうど1年たった2010年冬の晴れた日でした。ヒトカラを終えて帰ろうとしたら、お金がないことに気づきました。まだ精密採点IIの時代です。会員カードの提示を求められる店なら入店時に気づく可能性がありますが、その店は会員証のない店でした。

当時の私はキャリングケースに入れたマイクスタンドを持ち込んでいました。マンションのEVで人と会うと、「釣り」、「ゴルフ(の打ちっぱなし)」、「バッティングセンター」と聞かれます。誰1人として「マイクスタンド」という正解は言い当ててくれませんでした。

キャリングケースを担いで行くのは徒歩圏の店に限られます。すっかり常連だった私に店長は「次でいい」と言ってくれましたが、その言葉に甘えるほど図太くありませんので、手土産とともに20分後に持参しました。

その後、キャリングケースの内ポケットに5000円札を忍ばせておくようになりました。マイクスタンドから卒業して以降は、小さく折りたたんでマイクケースの中にテープ止めしていました。もし2食頼んでも5000円で足りないことなどヒトカラではあり得ません。

ミュージック音量とマイク音量

2015年の第89回決勝ラウンドでは、前半15曲と後半15曲でミュージック音量とマイク音量を変えて歌いました。前後半は曲順もキーも同一です。採点はDX無印でした。表の「23:19」は「ミュージック音量:マイク音量」です。

23:1923:23音量25:2528:21
95.694.8得点93.593.7
86.485.6音程83.783.9
81.377.6安定73.571.8
93.191.0表現92.793.6
95.895.8リズ94.496.2
86.486.6V&L83.482.6
77.873.9抑揚75.679.8
▲第89回決勝ラウンド

マイク音量をミュージック音量より小さくしたほうが明らかに歌いやすく、点数にも反映されていました。

第166回の決勝ラウンドでも前後半でミュージック音量とマイク音量を変更しました。採点はAiで、13曲の平均値です。

1前半1後半2前半2後半
22:1124:820:1224:8
93.893.3得点90.791.1
92.091.2素点89.189.3
1.82.1ボ点1.61.8
437.2432.2チ計423.2421.9
85.084.4音程80.881.3
84.485.8安定性87.186.8
77.874.6表現力70.267.8
97.294.4リズム96.095.3
92.893.0V&L89.190.7
88.390.5抑揚84.181.3
13.811.5しゃく15.212.5
15.812.8こぶし13.010.7
0.90.2フォ0.20.3
7.87.9ロング5.76.3
8.08.1ビブ8.68.5
77.273.4Ai69.369.9
81.977.9Ai+74.373.5
22.320.4Ai-23.520.2
26.927.9ビブ秒28.226.5
41.740.9ビブ回35.033.8
▲第166回決勝ラウンド

決勝第1ラウンドでは2セット目の後半はかなりバテ気味でした。決勝第2ラウンドは終始音程に苦戦しました。90%近く出てもいい曲が80%そこそこではお話になりません。思い切って音量はそのままにして、全曲キーを半音1個下げたほうが賢明だったのではないかと今では思っています。

第1ラウンドでも第2ラウンドでも歌いやすいほうが点数も高かったことに変わりはありませんが、検証としては不十分ですので再チャレンジします。次回は「ミュージック20:マイク8」と「ミュージック18:マイク12」ぐらいで比較したいと思っています。

イチ抜けは「春風 SHUN PU」

イチ抜けは豊崎愛生「春風 SHUN PU」でした。直近30回の音程は次のとおりです。今回の決勝第2ラウンでは79%と78%でした。

▲「春風」の音程

Aiでは94.9点台が自己ベストです。95点台を出してイチ抜けに華を添えたいという目論見は露と消えたのでした。音程が70%台ではなんともなりません。この曲の音域は半音27個で、正直なところちょっと勘弁してくれのレベルです。

「春風 SHUN PU」は2011年4月のリリースです。TVアニメの第2期「けいおん!!」が2010年4月から9月の放映、「映画けいおん!」が2011年11月公開ですので、その流れに乗ったものと思われますが、この曲を私が知ったのは2012年のはずです。私の中での「けいおん」最大の名言は、第1期第14話(番外編)のバックステージパスです。

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