ワクチン・ダービー(1/28)
人口上位30か国の100人当たりワクチン接種回数を「Our World in Data」(1/28閲覧)から拾いました。赤地白抜きの数字は前回集約時(1/14)から10回以上増えている国、オレンジが5回以上増えている国です。
207.0 | 中国 | 162.3 | 日本 | 201.8 | イギリス |
117.6 | インド 6.1 | 9.3 | エチオピア | 201.0 | フランス 7.8 |
161.6 | アメリカ | 112.7 | フィリピン 7.0 | 208.8 | イタリア 12.7 |
112.0 | インドネシア 5.9 | 61.0 | エジプト | 49.5 | 南アフリカ |
77.3 | パキスタン | 182.9 | ベトナム 16.4 | 4.0 | タンザニア |
167.7 | ブラジル 9.1 | 0.4 | コンゴ民主共和国 | 71.0 | ミャンマー |
9.2 | ナイジェリア | 195.0 | ドイツ 7.7 | 21.4 | ケニア |
94.1 | バングラデシュ 11.3 | 166.3 | トルコ | 221.0 | 韓国 9.0 |
104.8 | ロシア | 152.8 | イラン 9.1 | 137.7 | コロンビア 7.1 |
125.1 | メキシコ 10.7 | 159.1 | タイ 12.4 | 191.5 | スペイン 6.8 |
前回集約時の日本は30か国中10位でしたが、2週間で2.2回しか増えていません。ブラジルに抜かれてとうとう11位に落ちました。物議を醸す大統領ですが、やるべきことはちゃんとやっていると評価すべきなのでしょう。ブラジルが3回目接種を始めたは去年の9月です。次回集約時はアメリカとタイに抜かれることになりそうです。
世界各国の感染者数、致死率など(1/28)
新型コロナ累積感染者数上位39か国及び主としてアジアの11か国について、直近4週間の新規感染者数、累積感染者数、人口1万人当たりの感染者数、検査陽性率をまとめました。感染者数はJohns Hopkins大の感染マップ(1月28日午後9:21)、直近1週間の陽性率は「Coronavirus (COVID-19) Testing」から拾っています。国名右の数値は「直近/累積」%で、10%以上をオレンジ、20%以上を赤、30%以上を紫の白抜きとしました。
国・地域 | 直近4週感染者 | 累積感染者数 | 感染率 | 陽性率 |
全世界 21.7 | 79,751,444 | 366,726,890 | 470.5 | |
アメリカ 26.0 | 19,123,572 | 73,428,433 | 2218.4 | 25.8% |
インド 14.2 | 5,783,905 | 40,622,709 | 294.4 | 16.3% |
ブラジル 10.1 | 2,508,146 | 24,789,795 | 1166.3 | |
フランス 46.0 | 8,396,305 | 18,242,654 | 2794.8 | 31.6% |
イギリス 21.6 | 3,537,362 | 16,358,047 | 2409.6 | 6.9% |
ロシア | 917,500 | 11,314,707 | 775.3 | 11.3% |
トルコ 16.1 | 1,808,343 | 11,250,107 | 1333.9 | 17.4% |
イタリア 43.2 | 4,558,173 | 10,539,601 | 1743.2 | 16.3% |
スペイン 34.8 | 3,365,463 | 9,660,208 | 2066.1 | 37.0% |
ドイツ 24.3 | 2,306,181 | 9,485,069 | 1132.1 | 24.4% |
アルゼンチン 31.7 | 2,601,007 | 8,207,752 | 1816.0 | 66.7% |
イラン | 100,997 | 6,293,695 | 749.3 | 6.2% |
コロンビア 11.5 | 669,423 | 5,816,462 | 1143.1 | 41.5% |
メキシコ 17.1 | 817,634 | 4,779,296 | 370.7 | 66.1% |
ポーランド 12.6 | 600,827 | 4,752,700 | 1255.8 | 28.1% |
インドネシア | 46,397 | 4,319,175 | 157.9 | 1.6% |
オランダ 25.0 | 1,052,238 | 4,217,128 | 2461.1 | 35.2% |
ウクライナ | 293,355 | 4,168,560 | 953.2 | 34.5% |
マレーシア | 95,895 | 3,850,400 | 1189.6 | 3.2% |
南アフリカ | 147,967 | 3,594,499 | 606.1 | 9.6% |
フィリピン 18.6 | 652,187 | 3,511,491 | 320.4 | |
ペルー 26.5 | 828,147 | 3,120,401 | 946.4 | 31.3% |
ベルギー 30.5 | 918,067 | 3,007,724 | 2595.1 | 46.1% |
カナダ 28.5 | 855,575 | 2,997,728 | 794.3 | 11.4% |
イスラエル 47.7 | 1,279,674 | 2,683,436 | 3100.1 | 26.3% |
オーストラリア 83.3 | 2,062,181 | 2,477,069 | 971.4 | 33.5% |
ポルトガル 44.4 | 1,084,707 | 2,443,524 | 2396.3 | 17.3% |
日本 28.8 | 701,216 | 2,433,068 | 192.4 | 25.5% |
タイ | 195,148 | 2,415,472 | 346.1 | 10.8% |
ベトナム 22.0 | 488,466 | 2,218,137 | 227.9 | 30.5% |
イラク | 89,966 | 2,183,402 | 542.8 | 25.0% |
ルーマニア 14.5 | 307,611 | 2,114,834 | 1099.3 | 22.3% |
スイス 37.2 | 777,678 | 2,091,306 | 2416.3 | 41.2% |
チリ 11.8 | 241,192 | 2,045,784 | 1070.2 | 17.1% |
スウェーデン 34.8 | 700,492 | 2,015,276 | 1995.5 | 27.4% |
チェコ 21.8 | 418,876 | 1,923,680 | 1796.3 | 20.6% |
ギリシャ 37.3 | 697,642 | 1,867,935 | 1792.1 | 5.6% |
オーストリア 25.6 | 452,666 | 1,766,292 | 1961.2 | 3.6% |
バングラデシュ | 162,304 | 1,747,331 | 106.1 | 28.1% |
ネパール 11.8 | 111,060 | 944,074 | 324.0 | 49.6% |
韓国 20.5 | 162,342 | 793,582 | 154.8 | 3.8% |
スリランカ | 20,358 | 607,104 | 283.5 | 10.6% |
ミャンマー | 40,126 | 534,671 | 98.3 | 1.4% |
モンゴル 10.6 | 46,338 | 438,295 | 1337.1 | 12.6% |
シンガポール 16.2 | 54,010 | 333,071 | 569.4 | 1.5% |
ラオス 16.7 | 22,076 | 132,130 | 181.6 | 30.5% |
中国 | 4,610 | 119,416 | 0.8 | |
アイスランド 56.0 | 36,129 | 64,486 | 1891.1 | |
台湾 | 1,578 | 18,566 | 7.8 | 0.2% |
ニュージーランド 11.7 | 1,873 | 15,993 | 33.2 | 0.5% |
感染者数・死亡者数
世界の直近4週間の新規感染者は累積感染者の2割以上を占めます。欧米ではピークを越えた国もありますが、人口の多いアジア・中東や南米にも広がっていますので、世界規模のピークはまだ先です。オミクロン株が発生したアフリカで広がらないのが不思議です。
致死率
死亡者数を感染者数で割った致死率は、世界全体で前回の1.723%から1.538%に低下しました。日本の致死率も1.018%から0.766%に劇的に下がっており、弱毒化は歴然です。情勢が緊迫するウクライナは2.667%から2.556%です。
人口1万人当たりの死亡者数
日本は1.47人です。世界全体では7.23人、多い国ではペルーが62.16人、ブルガリアが47.52人、ハンガリーが42.68人です。少ないほうではニュージーランドが0.11人、台湾が0.36人、エチオピアが0.64人です。ウクライナは24.36人で、アメリカの26.54人より少なく、イギリスの22.92人より多いという欧米では標準的な数値です。
人口1万人当たりの感染者数
表の「感染率」は人口1万人当たりの累積感染者数です。世界全体では470.5人で、来週にも5%に到達します。日本は192.4人ですので、数日中に2%を突破します。感染率が高いのはモンテネグロ3453.1人、スロベニア3237.9人、イスラエルが3100.1人です。低いのは台湾の7.8人、ニュージーランドの33.2人、パキスタンの63.5人です。ウクライナは953.2人ですので10%目前です。
陽性率
感染状況を反映して今まで見たことのないような高い数値が出ています。上の表ではアルゼンチンとメキシコが66%台ですが、スロベニアは71.2%でした。エクアドルが60%、ボリビアとクロアチアも50%を超えています。日本は25.5%です。
ウクライナの感染状況
●商用便等が運行されている今、これらを利用してできるだけ速やかに出国することを強くお勧めしています。今後、事態が急変した場合、通信インフラの途絶、商用航空便の運航停止、陸路国境の封鎖等が予期せぬタイミングで発生し、出国が困難になる可能性も排除できません。また、ウクライナからの出国便に予約が殺到し、搭乗が困難となることもあり得ます。
外務省海外安全ホームページ>商用便を利用した早期出国の呼びかけ(1/28)
ウクライナはデルタ株の第3波が終わったばかりです。第4波はこれから本格化します。下の白いグラフは死亡者数です。

陽性率も上がってきました。低いときでも5%前後ですので、日本より検査の少ない国です。

実は、上のJohns Hopkins大のグラフは週単位のため、日単位の感染者数ではウクライナもロシアも最新27日が過去最多です。


何もそんなときにドンパチしなくてもという思いはあります。
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