学校法人光の子学園
国税庁の法人検索サイトを「光の子」の文字列で検索すると、7つの学校法人がヒットします。
学校法人 光の子学園 | 千葉県市原市 | 光の子幼稚園 |
学校法人 光の子学園 | 山口県岩国市 | 岩国幼稚園 →(閉園) |
学校法人 光の子学園 | 群馬県富岡市 | 幼保連携型こども園 甘楽こひつじこども園 |
学校法人 光の子学園 | 兵庫県 神戸市長田区 | 光の子幼稚園 →(閉園) |
学校法人 光の子学園 | 福井県福井市 | 如鷲教会光の子幼稚園 →認定こども園 光の子 |
学校法人 光の子ども学園 | 東京都八王子市 | 聖公会八王子幼稚園 |
学校法人 光の子ども自然学園 | 鹿児島県屋久島町 | あゆみの森幼稚園 →あゆみの森こども園 |
岩国と長田は法人登記が残っているだけで実際には閉園しているようです。屋久島以外はキリスト教系です。福井の「如鷲」は「じょしゅう」と読むようです。「主に望みをおく人は新たな力を得、鷲のように翼を張って上る」(旧約・イザヤ書)から来ているそうです。
福井と八王子はそれなりに宗教色があるようですが、市原と冨岡はそれほどでもなさげです。ほかにも、大阪・交野市に「学校法人ひかりの子学園」があります。園名は「認定こども園 ひかりの子幼稚園」で、やはりキリスト教系です。
「光の子(ひかりの子、ひかりのこ)保育園」も各地にあります。園名としてはベタな部類に入るのでしょうが、幼稚園の名前はベタなほう好ましいかもしれません。
中町5丁目の「光の子園」
統一教会(統一協会)系の認定外保育施設「光の子園」は世田谷区中町にあります。ちなみに世田谷区の中町は「なかまち」で、目黒区の中町は「なかちょう」です。
電車で通園はしないのでしょうが、最寄り駅は用賀か上野毛になります。地図の青線はサザエさん通りです。2022年9月撮影のストビューです。バスは3台あるそうです。
1980年代の開園ということです。別に親が信者であることは入園の条件ではないようです。住宅地ですので、あまり教会には適さない立地です。幼児教育施設にしたのは正解でしょう。
年間行事
光の子園Webサイトの年間行事を覗いてみると、宗教色がかなり濃くなっています。そっち系の行事をピックアップしてみました。
4月 | 真の父母の日礼拝とお祝い会 |
6月 | 真の万物の日礼拝とお祝い会 |
8月 | 七一節、七八節 |
11月 | 真の子女の日・子女の日祭り |
1月 | 御聖誕日祝賀記念発表会 |
2月 | 天の父母様の日礼拝とお祝い会 |
「七八節」については、本文では「七八(漢数字)節」と記載されていますが、見出しは「七ハ(カタカナ)節」になっています。漢数字の「二」とカタカナの「ニ」は読みが同じですから仕方がないところですが、「八」と「ハ」はあまり間違わないものです。
1997年の旧暦7月8日、文鮮明氏は「天地父母天宙安息圏」を宣布したということです。何度も理解に努めようとしましたが、私にはさっぱり意味がとれません。教団の「八大名節」の1つです。
「園について」の頁末から「園概要・利用者案内」のPDFを開いてみました。「登園では緊急対応マニュアルを定めています」を私は登園中のことだと理解しました。園内にいるときのバージョンもあるのだろうと思ったからです。
「登園は虐待防止に関する研修の受講を予定しています」まで読んだところで、ひょっとすると日本語が不自由な人が作った文書かもしれないと認識を改めました。2ページの文書内に「当園」とすべき箇所が6か所あります。そのうち4か所が「登園」です。
2023/05/28追記
私は教団が信者になった地主から贈与か何かで土地を取得して子弟用の建物を建てたものと(何の根拠なく)思い込んでいましたが、新築から4年後の建物を土地とともに教団が取得しているようです。
建物登記簿(家屋番号40番3の2)によれば、表題部が昭和52年5月新築で、甲区1番が昭和56年7月売買による所有権移転です。建物の甲区1番は所有権保存から始まりますので、コンピュータ化のときに保存登記が省略されたものと思われます。土地も昭和56年7月売買です。
光の子園の前は大東学園の新校舎だったようです(上野毛校舎と併存?)。大東学園は中町校舎を教団に売却した1981年に世田谷区船橋7丁目の現校舎に移転しています。
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