雑賀町、雑穀町、雑炊橋、雑魚川、雑誌山…

何がしたかったのか?

何をしたかったのか、よくわからない事件です。あのパイプ爆弾がもし誰かの頭を直撃していれば、結構な重傷だったはずです。そのわりには爆発自体は爆竹レベルで殺傷力に欠けます。

ターゲットは総理オンリーだったのか、周囲を巻き込んでもやむを得ないと考えたのか、誰でもよかったのか、その動機と目的にあの爆弾の威力が合致していたのか、理解に苦しむところです。「合格ライン」をどこに設定していたのか読み取れません。

「手製爆弾か?」とする報道もありましたが、あんな爆弾が市販されているはずもなく手製に決まっています。形状・構造は1970年代と同一です。爆弾の原理自体はそんなに難しいものではありません。問題は火薬の入手と取り扱いであり、その威力を検証する場所の確保です。

映像を見る限り、現場にいた何人かは爆発前に爆発物(の恐れがあるもの)だということに気づいています。一方で、確保の瞬間を撮影しようと群がっているわけですから、覚悟のない犯人だったことが幸いした結果オーライです。

雑賀崎漁港
雑賀崎漁港(地理院タイルを加工)

現場は雑賀崎(さいかざき)漁港です。パイプ爆弾は画像の奥から手前に向かって投げられています。試食会場はもっと奥です。

雑賀崎漁港

一部報道では「さい(ざき)」とふりがなを振っていますが、雑賀崎漁協も雑賀小学校も「Saika」です。

【外部リンク】
雑賀崎漁業協同組合
和歌山市立雑賀小学校

「雑」を含む地名

「雑賀町」は和歌山のほかに徳島と松江にありますが、いずれも読みは「さいか」です。「雑」で始まる主な地名は次のとおりです。

和歌山市雑賀町さいか-まち
徳島市雑賀町さいか-ちょう
松江市雑賀町さいか-まち
豊島区雑司が谷駅ぞうしがや-えき
大田区雑色駅ぞうしき-えき
豊田市雑敷町ざつしき-ちょう
大和郡山市雑穀町ざこく-まち
松本市雑炊橋ぞうすい-ばし
亀岡市雑水川ぞうず-がわ
山ノ内町、栄村雑魚川ざこ-がわ、ざっこ-がわ
角田市雑魚橋川ざこはし-がわ
仁淀川町雑誌山ぞうし-やま
▲「雑」を含む地名

東京には京急の「雑色駅」と東京メトロの「雑司が谷駅」があります。後者は町域名でもありますが、前者は駅名だけですので難易度が高くなります。たぶん「ざっしき」と読んでも通じるはずですが、そもそも話題にする機会がありません。

「雑水川」と「雑誌山」はちょっと読めそうにありません。「雑水川」は保津川下りのスタート直後に桂川に合流します。「雑魚川」は奥志賀高原が源流で、栄村で中津川に合流する信濃川水系です。

雑炊橋

雑炊橋は「雑司橋(ぞうしばし)」だったようですが、伝承から「ぞうすいばし」で統一されています。

雑炊橋

信濃川水系梓川に架かる橋で、橋長は33mです。この付近の梓川は崖の下を流れています。等高線の間隔の狭さが際立っています。

雑炊橋(地理院タイル

対岸に住む「せつ」と「清明」が少女・少年期に橋を架けようと誓い合い、「せつ」は雑炊だけ食べて倹約し、「清明」が橋職人を連れて帰ってきて架橋が実現したという伝承があるようです。アニメ「日本昔ばなし」では「雑司橋」のタイトルで放映されています。ナレーション・市原悦子です。

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