曲名として、歌詞としての「時間旅行」の起源

松田聖子のアルバム曲

第131回ヒトカラ選手権は「時間旅行」のイチ抜けで無事終了しました。この楽曲の初出は1986年に発売されたアルバム「SUPREME」です。当時の松田聖子は活動休止中でしたが、同年のオリコン年間1位でした。

2003年に発売された「Another Side of Seiko 27」は、シングルA面を除いた松田聖子の楽曲からファン投票で選ばれた上位27曲が収録されています。「時間旅行」は「瑠璃色の地球」と「制服」に次いで3位でした。

1989年に辛島美登里、1990年にドリカム、2012年にタッキー&翼、2013年に石井竜也が「時間旅行」と題する曲を発表していますが、いずれも歌詞もメロディも異なる同名異曲です。

曲名としての「時間旅行」は1986年の松田聖子が最初でしょうが、私の知る限り「時間旅行」のフレーズを最初に音符に乗せたのは、1979年の久保田早紀「異邦人」です。

メトロポリタン美術館の「タイムトラベル」

大貫妙子の「メトロポリタン美術館」は「みんなの歌」三大トラウマ曲と言われたりもしますが、歌詞の中に「タイムトラベル」が含まれています。ただし、歌詞カード上は「時間旅行」であり、読みが「タイムトラベル」です。1984年の作品です。

山口百恵にはアルファベット表記の「Time Travel」というアルバム曲があります。収録されたアルバム「COSMOS (宇宙)」は1978年5月発売です。

松田聖子の「時間旅行」は松本隆の作詞です。1978年4月に発売された原田真二の4枚目のシングル曲は「タイム・トラベル」であり、これは松本隆が提供した詞に原田真二が曲をつけたものです。NHK少年ドラマシリーズの「タイム・トラベラー」は1972年です。

さて、来週から第132回に入るわけですが、その次の第133回では得点優先に戻すことを前提にして次回については1回限りの音程優先のシリーズとします。これまでの分をまとめると次のようになります。

採点種別
ヒトカラ選手権の機種別・基準別一覧

2013年、2014年、2016年は音程主体でした。旧機種のLIVEDAM無印が消えつつあり、機種が固定されることによるマンネリ化の懸念があります。次回は音程優先とすることで少し気分を変えたいと考えています。

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