残念ながら、そっちがイタリアン

理容師法と美容師法は理容と美容を次のように定義しています。理容店ではパーマはできず、美容院ではカットや顔そりができないようにしか読めません。

第一条の二 この法律で理容とは、頭髪の刈込、顔そり等の方法により、容姿を整えることをいう。

理容師法

第二条 この法律で「美容」とは、パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすることをいう。

美容師法

もちろんそういう厳密な運用はされておらず、両者の境界はかなり曖昧なのが現状です。高知県の全理容店をMAP化しているところですが、一部で美容院も拾っているはずです。

さて、私はイタリアンなサインポールを探しているわけです。別に惜しくはありませんが、「そこがイタリアンなのね」と言いたくなる店舗もありました。まずは2014/06撮影のストビューです。

右手にハサミ、左手にクシを持って走って?いる「チョキちゃん」のキャラクターマークは、1996年に全国理容生活衛生同業組合が公募で選定したもののようです。ガラスに貼り付けられたチョキちゃんのシートがイタリアンです。

一方、こちらは店舗ファサード部の胸板がイタリアン配色で塗色されています。

イタリア国旗は「緑・白・赤」の並び順ですし各色の幅は均一です。この塗色は白が狭く、並び順も「赤・白・緑」ですから、別にイタリア国旗を意識したわけではないのでしょう。

発注はノーマルに「青・白・赤」だったのではないでしょうか。その場合は屋号の文字色が黒になって、あまり具合がよろしくありません。そこで、青が文字色に昇格?して、青の代わりに緑が起用されたのではないかと私は推理します。

イタリアン系の国旗

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