LIVE DAM(DAM-XG5000)の販売開始は2010年秋です。LIVE DAM搭載の精密採点DXから「分析レポート」と称する一口コメントが出るようになりました。先日、精密DX-Gで次のようなコメントが出ました。
張りのある歌声ですね。絶妙なデュエットで聴いていて楽しくなりました。
最高のデュエットです。もう少し声を張ればより響きのある歌声になります。
安定感だけでなく、声の響きやビブラートも優れています。文句なしのデュエットです。
精密DX-Gの分析レポート
ヒトカラでは無縁のコメントのはずです。LIVE DAM導入当初、このコメントに出くわしたときは、ずいぶん戸惑ったものです。ただし、この怪現象については次のように説明することが可能です。
私はマイマイクをケーブルで繋いでいます。店備え付けの赤外線マイクがONになっていれば、マイマイクと赤外線マイクの両方で声を拾う結果、マシンがデュエットとして認識しても不思議ではありません。
赤外線マイクのON/OFFを確認するようになってからは、これらのコメントを見ることはなくなりました。数年ぶりに見たコメントなのです。その日の私は旅行中でしたので、マイマイクを持参していませんでした。
備え付けの赤外線マイクは2本ありました。使わないほうのマイクがOFFになっていることは確認しています。それでも、こうしたコメントが出てきたのです。いったいどういうことなのか、さっぱり理由がわかりません。
スイッチOFFの状態では声はマイクに乗っていませんでしたが、マシン上ではONで認識されていたとしか考えられません。隣室のマイクが拾うはずはありませんが、私が入室した時点では両隣も向かいの部屋も空室でした。
昨年中の第142回予選第1ラウンドと第2ラウンドの平均は94.5点でしたが、先日の第3ラウンドは91.1点です。ボーナス加点前の素点に至っては、92.9点に対して89.7点という惨憺たる数値です。
音程と表現力とロングトーンで苦戦していることはわかっていましたが、安定性も低かったようです。リズムとビブラートだけがイーブンと言える範囲内で、それ以外は明らかな有意差があります。
- 音程 82.9%(84.5%)
- 安定性 80.9(83.0)
- 表現力 86.1(90.5)
- リズム 96.6(96.1)
- V&L 80.5(84.4)
- 抑揚 65.5(72.9)
- ロングトーン 5.0(6.3)
- ビブラート 5.6(5.9)
表現力が上がらない部屋はたしかにあります。どうせ点数的には伸びませんから、そういうときは音程重視に切り替えています。Z店舗3号室では、MIC1ではなくMIC2のジャックを使うという対応が可能でした。
今回もマイクを変えてみましたが、事態が改善されることはありませんでした。手の施しようがありません。初めて行った店舗でした。新幹線を使えば1時間半で行けるとはいえ、リベンジの機会はたぶんないと思われます。
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