アンドラの1万人当たりの感染者が30人台に

厚労省「新型コロナウイルス感染症の現在の状況について(令和2年3月28日版)」から各国の致死率と感染率を求めました。シリーズ6回目です。今回の規定打席は死亡者10人以上(41か国)、死亡者10名未満でも感染者1000人以上(7か国)です。4日前の前回は死亡者4名以上(45か国)、死亡者3名以下でも感染者1000人以上(2か国)でした。

感染者死亡者致死率感染率
イタリア86,4989,13410.614.267
サンマリノ223219.465.588
イラク458367.90.119
スペイン64,0594,8587.613.719
インドネシア1,046787.50.039
イラン32,3322,3787.43.953
フィリピン803546.70.075
アルジェリア409266.40.097
オランダ8,6035466.35.043
フランス32,9641,9956.15.072
イギリス14,5437595.22.166
全世界590,07126,8004.50.773
エジプト536244.50.054
中国81,3943,2954.00.570
ベルギー7,2842894.06.344
ハンガリー300103.30.309
日本1,499493.30.118
スウェーデン3,046923.03.055
モロッコ345102.90.096
ブラジル3,417922.70.163
ギリシャ966262.70.918
エクアドル1,595412.60.934
インド724172.30.005
アルゼンチン589132.20.133
ルーマニア1,292262.00.662
デンマーク2,200411.93.825
ポルトガル4,268761.84.161
ドミニカ共和国581101.70.547
スイス12,1051971.614.198
トルコ5,698921.60.692
アメリカ101,6571,5811.63.108
韓国9,4781441.51.852
ポーランド1,389161.20.366
カナダ4,675531.11.261
マレーシア2,161231.10.685
アイルランド2,121190.94.401
パキスタン1,331110.80.063
オーストリア7,399580.88.322
ドイツ50,8713510.76.120
フィンランド1,02570.71.856
ルクセンブルク1,60590.626.573
ノルウェー3,581160.46.709
タイ1,13650.40.164
チェコ2,27990.42.137
オーストラリア3,378130.41.357
イスラエル3,035100.33.621
ロシア1,01730.30.070
チリ1,61040.20.860
南アフリカ1,17000.00.202

4日前の感染者数は、中国→イタリア→アメリカの順でしたが、今回はアメリカ→イタリア→中国の順となりました。韓国は4日前の8位から10位に後退しています。次回はTOP10から姿を消すかもしれません。なお、規定打席未満のガイアナは前回が20人でしたが、今回は5人に減っています。

死亡者数ではスペインが中国をかわして2位に浮上しています。韓国はTOP10から外れ、ドイツが9位に入ってきました。フランスとアメリカが1000人台に乗せています。日本は前回の14位から21位に落ちています。

致死率ではイタリアが10%を超えましたが、サンマリノは10%を下回りました。規定打席未満ではバングラデシュが5/48で10.4%です。イラクやインドネシアは下がっていますが、フィリピンやフランス、オランダは上がっています。優等生のドイツも0.7%になりました。スウェーデンも3%台です。

人口1万人当りの感染率では、サンマリノが65人、規定打席未満のアンドラが34人、ルクセンブルクとアイスランドが26人です。アンドラはスペインとフランスの国境にある人口7.7万人の小国です。

アンドラ

アンドラ国旗は左から青・黄・赤の三色旗です。中央の黄色は国章が配置されているためやや太めです。フランス国旗のトリコロールは青・白・赤です。白が黄色に変わっています。スペイン国旗は上から赤・黄・赤の横三色旗です。中央の黄色はやはり国章配置のために太くなっています。「足して2で割る」の見本のようなものかもしれません。

フランス、スペイン、アンドラの国旗

おそらく医療機関もフランスとスペインに依存しているはずですが、こうした非常事態に取り残されることがないように望みたいものです。

さて、BCGワクチンに一定の効果があるのではないかという報道もあります。致死率0.7%のドイツや0.6%のルクセンブルクではBCG接種が義務づけられているわけではないようです。生後1週間で全員接種のインドネシアは致死率7.5%です。

ただし、子供が重症化しにくい理由を何らかのワクチンが作用している結果ではないかと説明したくなる気持ちは私にもあります。致死率0.3%のロシアも生後1週間でBCG全員接種、致死率0.3%のシンガポールや0.7%の香港は出生時全員接種です。


【2020/05/23】このページは当初「BCGワクチンは新型コロナに有効なのか?」のタイトルで投稿しましたが、5/23付で「BCGワクチン接種の有無と新型コロナの死亡率」を投稿しましたので、一部加筆のうえ改題しました。

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