政令指定都市20市の新型コロナ感染率

◆政令指定都市20市について、7/29の累積感染者数で人口1万人当たりの感染者数を算出しています(↑)。このページ(↓)は5/27時点です。


政令指定都市のコロナ感染率を調べてみました。人口1万人当たりの累積感染者数です。

政令市人口(万)陽性者感染率人口密度
大阪市2747372.69012,162
札幌市1976593.3451,757
横浜市3755331.4228,565
福岡市1593742.3484,637
神戸市1522851.8712,734
名古屋市2332771.1907,129
川崎市1532691.75810,702
京都市1472481.6911,771
さいたま市1311631.2466,015
千葉市981051.0713,607
堺市831041.2565,526
北九州市94981.0421,912
広島市120840.7001,323
相模原市72781.0792,198
仙台市109650.5961,386
新潟市80630.7911,096
熊本市74400.5411,894
静岡市69200.289490
岡山市72160.222913
浜松市7970.088508
▲政令指定都市の新型コロナ感染率

世界的にも地下鉄のある都市の感染率が高いはずですが、2路線30キロ30駅の仙台は感染率が0.5人台、地下鉄のない川崎は1.7人台です。ただ、川崎市の人口密度は20都市中2位ですので、人口集中度が仙台市以上であることに異論はないものと思われます。

札幌市の人口密度は1700人台ですが、10行政区のうち南区の面積が市全体の58.6%を占め、その人口は6.9%に過ぎません。このため、南区を除いた札幌の人口密度は千葉市以上の3900人台になります。可住地面積の人口密度でも札幌は千葉以上です。

20都市のうち福岡市を除く19市は保健所が1つに集約されていますが、福岡だけは行政区単位の保健所を維持しています。なお、仙台、横浜、川崎、名古屋、京都ではおおむね区単位の支所が残っています。

「第2波の入口」とされる北九州市の状況です。「陽性率」は単に検査を陽性数で割っただけです。どうやら院内感染も発生しているようです。

月日検査数陽性数陽性率
4月30日~5月22日58900.0%
5月23日(土)16318.8%
5月24日(日)6350.0%
5月25日(月)26623.1%
5月26日(火)8522.4%
5月27日(水)58813.8%
通算3310983.0%
▲北九州市の陽性率

92例目、70歳代女性の「経過」と「患者行動歴」を合成してみました。これだけ頻繁に病院に通えるほど元気なのだと言えるのかもしれませんが…。

4月26日(日曜日)発熱(37℃台)。
5月8日(金曜日)発熱が続くため、D医療機関受診。
5月11日(月曜日)家族の付き添いでG医療機関訪問。
5月12日(火曜日)D医療機関再診。
5月15日(金曜日)E医療機関受診。
5月16日(土曜日)D医療機関再診。
5月18日(月曜日)E医療機関再診。
5月22日(金曜日)E医療機関再診。
5月25日(月曜日)家族の付き添いでF医療機関訪問。
5月26日(火曜日)F医療機関受診し、検体を採取。
5月27日(水曜日)本市保健環境研究所におけるPCR検査の結果、陽性が判明。

発症が4月26日なのだとすれば、感染力が低減してから医療機関を受診していることになりますが、まるまる1か月でも自然治癒しないということにもなります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました