帰りたい帰れない-帰省をめぐる47都道府県知事の発言

西村コロナ担当大臣は6日の会見で、「それぞれの県の知事の発信されているメッセージも異なるので、国民の皆さんからすると、なかなか判断がつきにくい、わかりにくいということだと思いますけれども、都道府県知事の発信されている言葉も踏まえながらご判断頂ければ」と述べています。

各知事の帰省をめぐる発言を集めてみました。分類は私の解釈によるものです。ワンフレーズを切り出すのではなく全体で判断したつもりですが、ニュアンスを汲み取れていないケースがあるかもしれません。なお、全国知事会Webサイトにも集約されています。→8月中の帰省に関する各都道府県からのメッセージについて(8/8)

来ないで

秋田県

秋田県は高齢化率(65歳以上人口の割合)が全国1位です。全世帯の3割が高齢者のみの世帯であり、6分の1以上が高齢者の1人暮らし世帯です。鮮明な「来ないで」派です。

首都圏等からの帰省者が居住地に帰ってから感染していたことが判明した事例もあることから、この夏は学生や親類の帰省、友人・知人の県内訪問については、是非とも控えていただくよう、県内のご家族から今一度呼びかけしていただくようお願いいたします。

秋田県>令和2年8月3日 知事メッセージ(感染拡大が進む地域との往来に関する強い注意喚起について)

熊本県

椛島知事は8月4日の第15回感染症対策本部会議の知事訓示で次のように述べています。

県境を越えた不要不急の移動自粛を、引き続き、要請します。特に、来週からお盆の時期を迎えますが、大都市圏を中心に感染拡大が続いている状況を踏まえ、県外在住の御家族や御親戚、御友人の方々に対して、ふるさとや御家族の方のことを考えて、本県への帰省を控えていただくよう、お伝えいただきたいと思います。

熊本県>【8月4日】第15回熊本県新型コロナウイルス感染症対策本部会議における知事訓示

熊本の陽性者は6/23に49人目が出て、7/20にようやく50人に達しました。8/8時点では341名です。この急拡大はさすがに負担が大きいはずです。

宮崎県

河野知事は6日の定例会見で「旅行にしても帰省にしても県外との往来は自粛をお願いしたいと考えております」と述べています。

宮崎県>定例記者会見(令和2年8月6日)配布資料

8月16日まで全県で飲食店の酒類提供は7時までとされています。ホテル内のスナックは時短営業対象ということですが、旅館が提供する夕食でも7時ラストオーダーになるのかどうかは定かでありません。今の時期ならほぼ部屋食か個室でしょうし、温泉のあるえびの市などは感染者ゼロだったりもします。

沖縄県

もっとも深刻な沖縄はもちろん「来ないで」派です。5日の会見で玉城知事が次のように述べています。

お盆休みにあたり、帰省してご家族やご友人に会いたいとお考えの方も多いと思いますが、現在、家族からの感染事例が増えており、高齢者福祉施設や病院における集団感染も発生しています。施設によっては面会をお断りしていることもあります。もしもお年寄りに感染した場合、重症化リスクが高いことから、今年の帰省については控えて頂くか、慎重にご判断いただくようお願いします。

沖縄県>新型コロナウイルス感染症にかかる知事コメント

知事だけでなく、県医師会も「ここは我慢してほしい」とのメッセージを出しています。

東京からは来ないで

茨城県

大井川知事は5日の臨時会見で次のように述べています。

東京都への移動,あるいは東京都からの帰省も含む移動についても是非自粛をお願いしたいと思います。

茨城県>新型コロナウイルス感染症等に係る知事記者会見(2020/8/5)の発表内容

このあとの質疑応答では「東京がGoToトラベルから外れているのに東京からの帰省を認めるのは整合性がとれない」旨の発言があります。

東京以外の県境をまたぐ移動の自粛は求めないということですが、8/5時点の人口1万人当たりの累積感染者数は東京10.2人、大阪5.6人、沖縄4.9人、福岡4.4人、埼玉3.6人、京都3.4人、愛知3.2人、神奈川3.1人、千葉3.1人、北海道2.8人です。都道府県単位で見ればたしかに東京は突出しています。

ただし、8月5日時点の直近1週間では東京の前に沖縄がいて、東京と愛知、大阪、福岡の3府県は大差がありません。まあ、沖縄から茨城に帰省する人は相当限られるでしょうが、「東京」でくくられてしまう多摩地域は迷惑千万かもしれません(時短も都内一律ですし…)。

福井県

杉本知事は4日の会見で、「東京からの帰省についてはぜひ自粛して頂きたいということでございますし、ほかにも21の府県、10万人当たり2.5人以上1週間で感染者が出ているような地域からの帰省については慎重にご判断を頂きたい」と述べています。

東京だけを目の敵にする茨城とはややトーンが異なります。なお、福井県のWebサイトでは、この会見の模様はテキストで公開されておらず、動画は見られるようです。動画をクリックすると、Chromeは「接続は完全には保護されていません。このサイトでは古いセキュリティ設定を使用しています。このサイトにパスワード、メッセージ、クレジットカードなどの情報を送信すると流出する恐れがあります」と警告を出します。パスワードを求められることはないでしょうが、閲覧せずNHKニュースの動画で発言を拾いました。

感染拡大地域からは来ないで

静岡県

川勝知事は5日の会見で「本当に今でなければいけないのか、いま一度、ご家族や先方の方々と十分にご相談をいただきまして、地域ごとの行動制限を参考にしていただきまして、自粛、特に慎重な行動をとっていただきますようお願いをいたします」と述べています。

静岡県による6日更新の「地域ごとの行動制限」は「回避すべき地域」が東京、愛知、大阪の3都府県、「特に慎重な行動を求める地域」は10府県です。3都府県については自粛を求めたことになります。

愛媛県

愛媛県は7月のうちに首都圏や関西圏からの帰省を牽制しています。中村知事は7月14日の会見で首都圏からの帰省や来訪を受け入れるかどうか慎重に判断するよう呼びかけており、7月31日の文書では関西圏も加わりました。

①首都圏や関西圏からの帰省に注意
➣重症化リスクが高い高齢者、基礎疾患のある家族がいる場合は特に注意
・今回は感染拡大地域からの帰省は控える
・電話やオンラインを活用した対話にする
・感染リスクの回避について、今一度ご家族で相談する
・帰省された場合は、健康観察・体調管理には十分注意していただき、少しでも発熱や咳など体調に異変を感じたら、人との接触を避けて休養する
・ためらわずに相談センターに連絡する など。
➣事業者の方々は出張等においても同様、旅行も慎重に
・首都圏や関西圏、大都市圏への出張や旅行は、慎重に検討していただく、オンラインで会議等を開催 など。

愛媛県>県民・事業者の皆様へ(7/31)

8月4日の会見では「これまでも機会あるごとに早い段階から夏休み、お盆期間の注意事項をお伝えさせていただいてまいりました。首都圏、関西圏、大都市からの帰省、もう一度考えていただきたい」とダメ押ししています。

控えて

東京都

東京の場合、帰省する側の立場になることが圧倒的に多いのでしょうが、「お控え頂きたい」と明言されています。

お盆、そして夏休み期間でございます。旅行、帰省のシーズンであるわけでございますが、例年ですと、ご家族やご親族で一緒に過ごされる機会が多いわけでございますが、この夏は、都外への旅行、帰省についてはお控えいただきたいと思います。

東京都>小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和2年8月6日)

今回、私は全都道府県庁のWebサイトで帰省に関する会見のページを探したわけですが、「小池知事」という具合に固有名詞が標題に入り込んでいるのは東京だけです。

慎重に

北海道

このところジワリと増えている北海道では、鈴木知事が7日の会見で次のように述べました。

お盆休みを前に、帰省・旅行・会合などを予定している道民のみなさま、大切な人を守るためにも体調が悪い場合は、出かけないという選択をしていただきたいと思います。<略>感染が拡大している地域への往来については慎重にご判断いただくよう改めてお願いをいたします。

北海道>8/7の知事定例記者会見(動画から文字起こし)

宮城県

村井知事の8月6日付「お盆休みにおける帰省等に関する知事から県民の皆様へのお願い」は次のような内容です。

○ 発熱等の症状がある場合は,帰省等を控えて下さい。
○ 発熱等の症状がない場合も,御家族と相談するなど,慎重に対応して下さい。

宮城県>知事臨時記者会見・メッセージ

仙台市長も5日の会見後の質疑応答で次のように答えています。

感染が爆発的に増えているところへの往来ということにつきましては、慎重に慎重を重ねて検討をいただきたいというふうに思います。

仙台市>発表項目以外の質疑応答(令和2年8月5日)

山形県

吉村知事は4日の定例会見後の質疑応答で県内外の移動について問われて次のように答えています。感染拡大地域とは大都市圏に限定されるものではないということです。

今年のお盆の時期については、ご家族やご親戚の方に体調が悪い時の移動を控えるということや、感染が拡大している地域からの帰省は慎重にしていただくよう、お伝えいただきたいと思います。

山形県>知事記者会見の概要

福島県

8月6日付の知事メッセージは次のようなものです。

福島県への帰省
福島県>お盆・夏休みにおける注意喚起

内堀知事は3日の定例会見後の質疑応答でも次のように述べています。

御家庭の中で高齢者や、あるいは既往症、病気を持っておられる方がいる場合、これまでのような帰省は控えていただくことが大切だと思います。例えば、他県から移動されますと、相対的なリスクが高くなり、結果としてその方がうつしてしまう可能性があります。これが現実です。福島県において、先月から(感染が)確認されている7名の方も正にそうであります。したがって、高齢の方や既往症をお持ちの方がおられる場合には、お盆に一般的な帰省をしていいのかどうか、そこは是非、慎重に判断していただきたいと考えています。

福島県>知事定例記者会見(8/3)

栃木県

栃木県も文書的には「慎重派」のように読めます。

帰省する場合は、県内外にかかわらず、体調が悪い場合は、旅行や外出を控えることとし、御実家等への帰省であっても、控えるよう十分に家庭で話し合ってください。
 高齢者など感染した場合のリスクが高い方がいる家庭での帰省の受け入れは、十分な配慮をお願いします。手指の消毒、換気の徹底をはじめ、「3つの密」の回避等基本的な感染防止対策を家庭内でも心がけてください。

栃木県>お盆休みに向けての感染防止策の徹底に関する知事メッセージ(8月4日)

対策会議後の会見で福田知事は「お盆はふるさとや親を思う気持ちに特別なものがあり、一律に自粛・中止を求めることはいたしかねる」と発言しているようです。そこだけを捉えるなら話は変わるのでしょうが…。

群馬県

群馬県も「一律の自粛は求めず」にウエイトを置いた報道が多いようです。

これまで県民の皆さまには、東京への不要不急の移動はできる限り控えていただくようお願いをしていました。
今後は、東京都に加え、感染が拡大している大阪、愛知、福岡、宮崎、沖縄、埼玉、千葉、神奈川の9都府県への不要不急の移動を控えるようお願いします。
また、もうすぐお盆休みです。
日本人にとってお盆は特別な行事であり、一律に移動自粛を求めることは考えていません。
帰省する場合には、マスクの着用や十分な換気など、基本的な感染防止対策の徹底はもちろん、大人数の会食など感染のリスクが高い状況を控えるなど、特に高齢者等への感染につながらないよう注意をお願いします。
もし、そうした対応が難しい場合には、オンライン帰省をご検討ください。
また、大前提として、そもそも発熱等の症状がある方は、帰省は控えてください。

群馬県>知事から県民の皆さまへ(8/6)

もともと山本知事は県民に対して東京への移動自粛を求めており、この日はそれを9都府県に拡大しています。県外からの帰省を全面的に否定するものではないとしただけのことだと私は理解しています。

埼玉県

大野知事は6日の会見で帰省に関する知事メッセージを出しています。

帰省されるところには高齢者も多いかもしれません。また帰省されると、大人数での会食なども多いと思いますが、これらについては、ぜひ、ご留意をいただき、またその中身、細かい話は官公庁が出している新しい旅のエチケットに書いてありますので、これに留意して、いつも以上の感染対策をお願いします。ただ、それがなかなか難しいとお考えになる場合にはオンラインでの帰省を含め、慎重に検討していただきたいと思います。

埼玉県>お盆中の帰省及び子供たちの夏休みの過ごし方等に関する知事メッセージ(8月6日)

千葉県

森田知事は4日の会見で帰省に関する記者の質問に答えて次のように述べています。

帰省先の都道府県の要請、ありますよね。それを参考にして行動を取っていただきたいなと思います。また、千葉に帰省する方は体調を万全にして、そして、やっぱり帰ってくれば、友達、おじいちゃん、おばあちゃんとか、いろいろ会う人もいると思うんです。ですから、いつも言われているとおり、絶対に感染させないというか、そういう感染リスクを持っていかないということを頭に入れながら、体調を万全にして帰省していただきたいと、そのように思います。

千葉県>知事臨時記者会見(令和2年8月4日)概要

神奈川県

7日の県対策本部会議で黒岩知事は次のように述べています。

 今週末からはお盆の帰省シーズンを迎えます。私たち神奈川県民は、地方から見ると、感染拡大エリアに住んでいると思われていることを意識し、感染防止対策を徹底してください。
 また、高齢者など、感染により重症化する可能性が高い方には特に配慮が必要ですので、帰省にあたっては、ご家族で事前によく話し合ってください。

神奈川県>知事メッセージ(8/7)

山梨県

長崎知事の4日の会見はテキスト化されています。トーンとしてはかなり厳しめです。

県と致しましては、帰省自体を否定するものではありませんが、ぜひリスクを十分踏まえた上で、大切な御家族の感染リスクを重々踏まえて御検討いただきたいと思います。

山梨県>お盆に向けた県民の皆様へのお願いについて

長野県

8月7日の記者会見で阿部知事は「まずはご家族で相談いただいて慎重なご検討をいただきたい」と発言しています。

長野県
長野県>8月7日(金) 知事会見

新潟県

新潟県の花角知事は5日の定例記者会見で、「現時点での県のスタンスは、県境をまたぐ県外への移動について、一律に特に制限をするということは考えておりません」と述べています。そのうえで次のようなお願いも忘れていません。

まず発熱や風邪の症状がある方は帰省を控えていただきたいと思います。これがまず大前提になりますが、その上でおいでになる方については、やはり感染のリスクを最小限にするための慎重な行動をお願いしたいと思います。

新潟県>令和2年8月5日 新潟県知事 定例記者会見

富山県

石井知事は6日の記者会見で、お盆や夏休みの間は新型コロナウイルスの感染者が多い3大都市圏との往来を自粛するよう呼びかけていますが、帰省そのものに関しては「慎重に」にとどめています。

都道府県をまたいだ移動については、お盆休み等を利用して本県へ帰省・来訪をされる場合も含め、発熱や風邪などの症状がある場合は、移動を控えていただくなど、慎重に対処されるようお願いします。

富山県>知事コメント(夏休み・お盆にあたって)

なお、富山市の森市長は7日の会見で、市独自の「新型コロナウイルス感染拡大注意報」を出しながら、「この季節にお墓参りするのは日本人の大事な文化だと思いますし、生き方のベースにあるものだと思います」として自粛は求めませんでした。

石川県

4日の会見で谷本知事はお盆の帰省について「慎重に検討」を呼びかけています。

石川県
石川県>県民の皆様へのお願い(8/4)

愛知県、岐阜県、三重県

東海3県は8月7日付で共同メッセージを出しています。

〇お盆休み期間中の帰省については、もう一度、家族と検討を。体調が良くない場合は、帰省や旅行を控えてください。
〇帰省や旅行先でも、居住地や目的地の自治体が出す最新情報を確認し、体調管理と基本的な感染防止対策の徹底を。

三重県>愛知・岐阜・三重3県知事共同メッセージ

鳥取県、島根県、岡山県、広島県

中国地方の5県は8月3日付でお盆の過ごし方に関する「お願い」を出しています。

あなたの家族、親戚、友人には、身近な人からの感染に不安を感じている方がいるかもしれません。ふるさとへの帰省について、もう一度家族と相談してみてください。

広島県>中国5県からのお願い!

山口県

村岡知事は5県共同メッセージの前に、帰省については「慎重に検討」するよう求めています。

 今日で7月が終わって、明日から8月になります。夏休みやお盆で、山口県への帰省を予定されている方も多くいらっしゃると思います。そして、そうした方々へのお願いでありますけれども、帰省することそのものについて改めてご家族の方、またご友人の方とよく相談をして慎重に検討していただきたいと思います。
 その上で、帰省される場合には、山口に帰って来られる2週間程度は感染リスクを避ける、例えば夜の繁華街に行かないとかですね、ご自身が感染しない行動をぜひ、徹底していただきたいと思います。
 そしてまた、当然ですけれども、症状がある場合には帰省を自粛していただきたい、このことをお願いしたいと思います。

山口県>知事記者会見録(令和2年7月31日実施分)

香川県

浜田知事は県内への帰省に関して「慎重に検討」を求めています。

香川県への帰省を一律に控えていただく必要はありませんが、以下の点について、いま一度ご家族・ご友人とご相談のうえ、慎重に検討していただくようお願いいたします。
○ まずは、お住まいの地域において、地域外の移動についてどのような対応が求められているのかを十分に確認してください。
○ 発熱等の症状がある方や、出発直前あるいは最近2週間以内に感染リスクが高い場所に行かれた方は、帰省を控えてください。

香川県>香川県への帰省を考えている皆さまへ(8/8)

高知県

高知県のWebサイトには、お盆帰省をめぐる知事メッセージの類は掲載されていません。サイト内検索してみましたが、第1波のときのものが残っているだけでした。浜田知事の5日の会見で、一律自粛は求めず発熱症状があれば帰省を控えたり帰省前には夜の繁華街への出入りを避けたりというリスクを低くする行動を促したようです。

佐賀県

山口知事は7日の対策本部会議後の会見で次のように述べています。県内の宿泊施設に誘導しているのがユニークです。文書化されていませんが、「福岡県との往来は最大限警戒するように」という発言もあったようです。

・帰省をお考えの場合は、徹底した感染予防と体調管理をしっかり行い、少しでも体調が悪い場合は帰省を控えてください。
・帰省先に高齢者など重症化リスクが高い方がいらっしゃる場合は、宿泊は県内のホテルや旅館の活用も検討してください。

佐賀県>お盆の帰省、お盆期間中の過ごし方について(8/7)

長崎県

8月7日の中村知事の会見をテキスト化したものは次のとおりです。会見では「一律に自粛を要請するものではない」とも語っています。

1.帰省については、高齢者と接する機会、飲食・飲食の機会が増えることから、家族とよく相談してください。
2.発熱等の症状がある場合や、夜の繁華街等に立ち寄られた方は、帰省を控えてください。

長崎県>長崎県からのお願い(令和2年8月7日知事記者会見)

鹿児島県

7月12日の選挙で現職や元知事に競り勝った新知事の初登庁は28日です。塩田知事は8月6日の会見で次のように述べています。離島については昨日付でまとめてあります

お盆休みなどで帰省される場合には,体調管理をしっかりと行った上で来県し,感染防止策を徹底されるようお願いします。また,発熱等の症状がある場合には移動を控えていただくようお願いします。
特に,高齢者や基礎疾患のある方と会われる際には,十分注意していただくようお願いします。
また,離島においては医療提供体制が脆弱なため,一部の離島では,来島自粛を呼びかけているところであり,ホームページ等で確認のうえ,来島自粛への協力をお願いします。

鹿児島県>お盆の帰省シーズンを迎えるに際しての感染防止対策に向けた知事メッセージ

して頂きたい、とやかく言わない、気をつけて…

青森県

三村知事は7日の会見で次のように述べています。「県民の皆様方には、帰省される方々を温かい心で受け入れていただくことをお願いしたいと思います」の発言もあります。

このお盆休み期間中の帰省について、一律の自粛はお願いいたしません。
 ただし、帰省を予定されている方々におかれましては、大切な御家族等の健康を守るためにも、御自身の体調を確認するとともに、感染拡大地域での行動歴などを十分に考慮し、御家族等と相談の上、慎重に判断していただきたいと思います。

青森県>新型コロナウイルス感染症に係る危機対策本部 知事メッセージ

岩手県

6日の定例会見で達増知事は次のように述べています。盛岡市長は「できるだけ避けることが望ましい」というスタンスです。

お盆の帰省や夏季休暇の移動について、一律の自粛は要請しませんが、発熱等、体調の悪い場合には移動を控えること、人に接する場合、お年寄りに接する場合や会食を伴う場合は、特に気をつけることなど、慎重な行動をお願いします。県外に行く場合は、移動先の感染状況を確認し、その自治体の要請に従って行動していただくようお願いします。

岩手県>令和2年8月6日知事会見記録

滋賀県

三日月知事は4日の定例会見で「お盆の帰省はむしろしていただきたい」と発言しています。

これからお盆の時期を迎えるにあたって、帰省はしていただきたいと思います。その際には、以下の感染予防対策を徹底してください。

ご家庭では、
広い部屋で、たがいちがいに座って食事等を行う。換気も忘れずに。
食事の時以外はマスクを着けて、距離をとりながら会話を。
体調に違和感がある場合は帰省を控え、集まる方の体調にも気配りを。
特にご家族に高齢者がおられる場合は慎重に。

滋賀県>お盆帰省についての知事からの呼びかけ(令和2年8月4日)

東京や名古屋在住の滋賀県出身者は「行くな」と「帰ってこい」で、滋賀在住の福井出身者は「行け」と「来るな」の狭間でハムレットになりそうです。

京都府

府のWebサイトでは確認できませんが、西脇知事は7日の会見で「帰省の自粛などをお願いする考えはない」と述べたことが報じられています。

大阪府

報道によれば、吉村知事は8月3日に「実家とのやり取りをきちんとしたうえで、帰省すること自体は問題ない。帰省前の体調管理はしっかりやってもらい、体の異変があれば控えてもらいたい」と語っているようです。

奈良県

8月7日の会見で荒井知事は記者の質問に「帰省につきましては気をつけてご帰省ください、故郷へお帰りくださいという気持ちでございます」と答えています。奈良県Webサイトではまだテキスト化されていません(動画で読み取りました)。

和歌山県

和歌山県は、首都圏や大阪などに出かけて会食をすることや、長時間の集団での会食や宿泊は控えるよう県民に求めています。仁坂知事は4日の会見後の質疑応答で帰省に関して次のように答えています。

朝日:もうすぐお盆の時期を迎えて、今、国の方や他の自治体でも、帰省をどうするという話が出てると思いますが、和歌山県としてはどのように考えてますか。
知事:和歌山県は、これも毎日状況が変わっていくんで、今日現在で、別にとやかく言うつもりはありません。前みたいに、県を跨ぐ往来は止めてくださいとか、今日はそんなことは言いません。ただ、それもさっき言ったみたいに、どうもこれはヤバいというふうに思う時期があるとすれば、そこはまたその時に申し上げたいと思います。

和歌山県>知事記者会見 令和2年8月4日

兵庫県

「ひょうご お盆休み警戒宣言」は冒頭で県境をまたぐ移動の自粛を呼びかけています。

【県民の皆さまへ】
○東京や大阪など、県境をまたぐ不要不急の移動を自粛しましょう!
 特に接待を伴う飲食店など感染リスクの高い場所への出入りを控えましょう!
○感染防止対策がされていない接待を伴う飲食店、酒類の提供を行う飲食店、
 カラオケ等の利用を控えましょう!
 大人数での会食や飲み会をやめましょう!大声での会話もだめ!
 若者グループは特に注意!
○お盆に親族等を迎える際には、手洗い、マスク着用、換気など感染防止策をしっかりと!
○発熱等の症状がある方は、帰省を控えましょう!

兵庫県>ひょうご お盆休み警戒宣言

ただし、7日の会見で井戸知事は、帰省は「不要不急」ではないという見解を示しています。

徳島県

徳島は自粛云々ではなく、郷に入りては郷に従えというパターンです。これが健全な姿のように私には思えます。

徳島県>県外からお越しいただいた皆様へ

福岡県

小川知事の8月6日の定例会見は次のようにテキスト化されています。帰省に関して再考を促すコメントはありません。福岡市の高島市長も「移動制限を一律にしようとは考えていない」というスタンスです。

県外から帰省される方などがいらっしゃるわけですが、一律に「福岡県に来ることを自粛してください」ということは申し上げるつもりはありません。移動する場合、また、来られる方はご自身の体調をしっかり把握し、判断をしていただく。また、県民の皆さんも帰省する場合があると思いますので、それぞれの目的地の自治体が呼びかけていることや、目的地の感染状況、利用される施設等の感染防止対策、これらをしっかり見極めて行っていただきたい。

福岡県>知事定例記者会見 令和2年8月6日(木曜日)

大分県

広瀬知事は4日の会見で「子どもたちが実家に帰ってくるのを迎えられないのは用心しすぎ」と発言しています。文書化された帰省に関する呼びかけは次のとおりです。

県外から実家などに帰省される方については、高齢者のいるご家庭もあることから、会食などの際には、対面で座ることや大声でおしゃべりすることのないようにご留意ください。

公益社団法人ツーリズムおおいた>新型コロナウイルス感染症対策に係る今後の対応について

大分は第1波で病院クラスターを経験していますし、第2波の陽性者数は落ち着いています。そう言える余裕はあるわけです。なお、県民に対しては「県境を越えた移動については、各地域の感染状況等にも十分留意しながら、臨機に行動してください」としています。

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