ライブサウンドで精密Aiの点数に差がつくのか(2)
第156回決勝ラウンドでは「LIVE DAM Ai」のライブサウンドを福岡Paypayドームとライブホールに設定しました。
決勝第1ラウンドは前半13曲を福岡、後半13曲をライブホールとし、決勝第2ラウンドでは前半をライブホール、後半を福岡に設定して歌いました。キーも曲順もラウンドごとに同一です。決勝第1ラウンドは音程順の上位13曲、決勝第2ラウンドは得点順の上位13曲です。
1rd前半 | 1rd後半 | 2rd前半 | 2rd後半 | |
福岡 | LH | LH | 福岡 | |
得点 | 92.6 | 92.3 | 93.8 | 93.4 |
素点 | 90.5 | 90.2 | 91.2 | 91.1 |
ボーナス | 2.2 | 2.1 | 2.6 | 2.4 |
Chart計 | 426.8 | 425.3 | 436.3 | 432.2 |
音程 | 85.8 | 85.0 | 86.0 | 85.8 |
安定性 | 84.5 | 86.6 | 86.0 | 86.6 |
表現力 | 68.3 | 66.5 | 74.7 | 73.1 |
リズム | 96.8 | 96.5 | 98.1 | 97.0 |
V&L | 91.4 | 90.7 | 91.6 | 89.7 |
抑揚 | 69.7 | 70.3 | 82.2 | 81.9 |
しゃくり | 19.2 | 15.5 | 12.5 | 9.3 |
こぶし | 12.3 | 12.2 | 19.3 | 17.1 |
フォール | 0.2 | 0.0 | 0.4 | 0.4 |
ロング | 6.9 | 6.4 | 6.9 | 6.4 |
ビブ | 8.3 | 8.3 | 8.2 | 7.7 |
Ai | 76.8 | 74.9 | 78.8 | 77.8 |
Ai+ | 79.4 | 76.7 | 82.0 | 80.8 |
Ai- | 11.4 | 8.5 | 12.0 | 12.8 |
ビブ秒 | 23.5 | 23.2 | 34.4 | 33.6 |
ビブ回 | 31.9 | 32.3 | 48.3 | 46.7 |
前回に引き続き、テーマとしては「ライブサウンドの設定によって精密採点に影響が出るのか」のつもりでしたが、単に前半で力尽きただけという分析しかできません。第1ラウンドより第2ラウンドの得点が
ヒトカラの適正曲数は?
私のヒトカラ・デビューは2009年です。最初は1時間だったと記憶しています。1回当たりの時間は次第に伸びて、最大で60曲6時間を超えたこともありました。40曲を超えるとマイクを持つ腕も疲れてきます(有線マイクは結構重いものです)。そこで、折りたたみ式のマイクスタンドを持ち込むようになりました。
いくら折りたたみ式とはいえ、マイクスタンドという奴は持ち運ぶには思いのほか長く、しかも重いものです。キャリーケースを肩に担ぐと、釣りかゴルフの打ちっ放しかマイ・バットでバッティングセンターに出かけるような格好になります。実際にEVでそのように声をかけられたこともあります。
カラオケに5時間以上かけてしまうと、その日1日がそれだけでつぶれてしまいます。時間を短縮して、回数を増やすという方向に踏み出しました。結局、マイクスタンドのお世話になったのは1~2年ほどです。1回当たり何時間・何曲ぐらいが適正なのか、ということは私にとっては永遠のテーマです。
2015年から予選ラウンド→決勝ラウンドのスタイルを採用しました。決勝進出は去年まで15曲です。15曲2セットですので、1曲目に歌った曲を16曲目に歌うことになります。2015年の決勝ラウンド20回分(DX無印12回、DX-G8回)を集計したことがあります。
16曲目(17曲目、18曲目…)の採点結果の平均値から1曲目(2曲目、3曲目…)の平均値を引いたときの数値を表にしたものです。赤字は後半が低いときです。微差ながら後半はもっとも肝心な音程が下がり、苦手としていた安定性も低下していますが、リズムと表現力は逆に後半のほうが上がっています。
このときのデータからすれば、20曲なら問題はなく30曲はやや多すぎるのかもということで、今年から予選ラウンドは30曲を24曲に、決勝ラウンドについては15曲2セットを13曲2セットに変更したばかりです。今後、2016年以降のデータについても同様の集計をしてみたいと考えています。
第156回イチ抜けは「道標ない旅」
前回の決勝ラウンドに進出しなかった「道標ない旅」が今回のイチ抜けでした。1979年8月発売のこの曲はグリコのCMソングでした。2クール使われるはずだったそうですが、悪意なき恋人宣言があったため、1クールだけで山口百恵に差し替えられたというのは有名な話です。
精密2の時代から歌ってきましたが、1970年代の曲を遠ざけたDX-Gではあまりエントリーしていませんでした。通算9回目の入賞でイチ抜けです。
第20回 | 2010/11 | 精密2 | 得点順 | 7位 | 85点 |
第39回 | 2012/05 | 精密DX | 得点順 | 9位 | 92.704点 |
第48回 | 2012/12 | 精密DX | 得点順 | 6位 | 93.628点 |
第88回 | 2015/11 | 精密DX | 得点順 | 4位 | 96.002点 |
第91回 | 2016/02 | 精密DX | 音程順 | 7位 | 91% |
第92回 | 2016/02 | 精密DX-G | 音程順 | 8位 | 91% |
第99回 | 2016/08 | 精密DX | 音程順 | 8位 | 90% |
第155回 | 2021/02 | 精密Ai | 音程順 | 4位 | 90% |
第156回 | 2021/03 | 精密Ai | 得点順 | 1位 | 96.149点 |
もともとは音程順だった前回でイチ抜けさせるつもりでエントリーしたわけですが、予選ラウンド終了時の状況で譲ってもらうことにしました。
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