ヒトカラは何曲でヘタるのか? 何時間が適正か?

ライブサウンドで精密Aiの点数に差がつくのか(2)

第156回決勝ラウンドでは「LIVE DAM Ai」のライブサウンドを福岡Paypayドームとライブホールに設定しました。

ライブサウンド

決勝第1ラウンドは前半13曲を福岡、後半13曲をライブホールとし、決勝第2ラウンドでは前半をライブホール、後半を福岡に設定して歌いました。キーも曲順もラウンドごとに同一です。決勝第1ラウンドは音程順の上位13曲、決勝第2ラウンドは得点順の上位13曲です。

1rd前半1rd後半2rd前半2rd後半
福岡LHLH福岡
得点92.692.393.893.4
素点90.590.291.291.1
ボーナス2.22.12.62.4
Chart計426.8425.3436.3432.2
音程85.885.086.085.8
安定性84.586.686.086.6
表現力68.366.574.773.1
リズム96.896.598.197.0
V&L91.490.791.689.7
抑揚69.770.382.281.9
しゃくり19.215.512.59.3
こぶし12.312.219.317.1
フォール0.20.00.40.4
ロング6.96.46.96.4
ビブ8.38.38.27.7
Ai76.874.978.877.8
Ai+79.476.782.080.8
Ai-11.48.512.012.8
ビブ秒23.523.234.433.6
ビブ回31.932.348.346.7
▲前後半の比較

前回に引き続き、テーマとしては「ライブサウンドの設定によって精密採点に影響が出るのか」のつもりでしたが、単に前半で力尽きただけという分析しかできません。第1ラウンドより第2ラウンドの得点が

ヒトカラの適正曲数は?

私のヒトカラ・デビューは2009年です。最初は1時間だったと記憶しています。1回当たりの時間は次第に伸びて、最大で60曲6時間を超えたこともありました。40曲を超えるとマイクを持つ腕も疲れてきます(有線マイクは結構重いものです)。そこで、折りたたみ式のマイクスタンドを持ち込むようになりました。

いくら折りたたみ式とはいえ、マイクスタンドという奴は持ち運ぶには思いのほか長く、しかも重いものです。キャリーケースを肩に担ぐと、釣りかゴルフの打ちっ放しかマイ・バットでバッティングセンターに出かけるような格好になります。実際にEVでそのように声をかけられたこともあります。

カラオケに5時間以上かけてしまうと、その日1日がそれだけでつぶれてしまいます。時間を短縮して、回数を増やすという方向に踏み出しました。結局、マイクスタンドのお世話になったのは1~2年ほどです。1回当たり何時間・何曲ぐらいが適正なのか、ということは私にとっては永遠のテーマです。

2015年から予選ラウンド→決勝ラウンドのスタイルを採用しました。決勝進出は去年まで15曲です。15曲2セットですので、1曲目に歌った曲を16曲目に歌うことになります。2015年の決勝ラウンド20回分(DX無印12回、DX-G8回)を集計したことがあります。

30曲歌ったときの前半と後半の比較

16曲目(17曲目、18曲目…)の採点結果の平均値から1曲目(2曲目、3曲目…)の平均値を引いたときの数値を表にしたものです。赤字は後半が低いときです。微差ながら後半はもっとも肝心な音程が下がり、苦手としていた安定性も低下していますが、リズムと表現力は逆に後半のほうが上がっています。

このときのデータからすれば、20曲なら問題はなく30曲はやや多すぎるのかもということで、今年から予選ラウンドは30曲を24曲に、決勝ラウンドについては15曲2セットを13曲2セットに変更したばかりです。今後、2016年以降のデータについても同様の集計をしてみたいと考えています。

第156回イチ抜けは「道標ない旅」

前回の決勝ラウンドに進出しなかった「道標ない旅」が今回のイチ抜けでした。1979年8月発売のこの曲はグリコのCMソングでした。2クール使われるはずだったそうですが、悪意なき恋人宣言があったため、1クールだけで山口百恵に差し替えられたというのは有名な話です。

精密2の時代から歌ってきましたが、1970年代の曲を遠ざけたDX-Gではあまりエントリーしていませんでした。通算9回目の入賞でイチ抜けです。

第20回2010/11精密2得点順7位85点
第39回2012/05精密DX得点順9位92.704点
第48回2012/12精密DX得点順6位93.628点
第88回2015/11精密DX得点順4位96.002点
第91回2016/02精密DX音程順7位91%
第92回2016/02精密DX-G音程順8位91%
第99回2016/08精密DX音程順8位90%
第155回2021/02精密Ai音程順4位90%
第156回2021/03精密Ai得点順1位96.149点
▲9回目の入賞

もともとは音程順だった前回でイチ抜けさせるつもりでエントリーしたわけですが、予選ラウンド終了時の状況で譲ってもらうことにしました。

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