東アジアの感染状況
Googleで「国名 コロナ」と検索すると新規感染者のグラフが出ますが、グラフにマウスカーソルを当てると1週間の移動平均が示されます。
これを利用して、東アジア各国の過去4週間の新規感染者数を調べてみました。増加傾向の国と減少傾向の国が混在している状態ですが、韓国がピークアウトしたと見られることは朗報です。
8月9日 | 8月16日 | 8月23日 | 8月30日 | |
日本 | 14,178 | 16,953 | 22,786 | 21,526 |
韓国 | 1,683 | 1,838 | 1,776 | 1,733 |
台湾 | 13 | 10 | 10 | 8 |
フィリピン | 8,850 | 12,590 | 14,543 | 16,937 |
ブルネイ | 10 | 54 | 155 | 110 |
インドネシア | 31,991 | 26,428 | 16,760 | 12,887 |
シンガポール | 89 | 56 | 50 | 126 |
マレーシア | 19,084 | 20,695 | 21,161 | 21,799 |
タイ | 20,403 | 21,744 | 19,782 | 17,611 |
ベトナム | 9,627 | 8,400 | 10,680 | 13,005 |
ラオス | 257 | 269 | 311 | 314 |
カンボジア | 561 | 520 | 514 | 425 |
ミャンマー | 3,825 | 3,408 | 2,530 | 2,859 |
バングラデシュ | 12,120 | 8,672 | 5,979 | 4,221 |
スリランカ | 2,740 | 3,666 | 5,107 | 5,961 |
インド | 20,403 | 36,074 | 32,013 | 42,015 |
ネパール | 2,548 | 2,479 | 2,020 | 1,735 |
ブータン | 3 | 4 | 1 | 1 |
中国 | 111 | 72 | 31 | |
モンゴル | 1,053 | 1,293 | 1,885 | 2,425 |
韓国と日本の比較
Johns Hopkins大のダッシュボードでは韓国の新規感染者と死亡者のグラフは次のとおりです。
直近4週間では世界12位の感染者数を誇る?日本は次のとおりです。
両者は基本的には同じようなグラフを描いていて、韓国のほうが先行する傾向があります。
致死率も感染率も韓国優位
死亡者数を感染者数で割った「致死率」では、日本の1.06%に対して韓国は0.9%です。死亡者数を人口で割った「人口比」でも日本が人口10万人当たり1.27人ですが、韓国は0.44人です。累積感染者数を人口で割った「感染率」も日本が人口10万人当たり119人で、韓国は50人弱です。
感染者 | 死亡者 | 致死率 | 人口比 | 感染率 | 陽性率 | |
日本 | 1,511,489 | 16,126 | 1.06% | 1.27 | 119.1 | 15.9% |
韓国 | 253,445 | 2,292 | 0.90% | 0.44 | 49.4 | 4.4% |
直近1週間の陽性率はTesting for COVID-19の数値ですが、日本は15.9%、韓国は4.4%です。ワクチン接種は日本のほうが進んでいますので、5項目で1勝4敗となります。
韓国では9/5まで、首都圏がレベル4、非首都圏はレベル4とレベル3の制限です。
□首都圏など4段階地域は現体系を維持し、脆弱施設に対する防疫を強化する。
在韓国日本国大使館>現行の社会的距離の確保を2週間延長(8/20)
※首都圏、釜山、大田、済州等、4段階維持
○4段階地域の食堂・カフェは 21 時以後には持帰り・配達だけ許容するよう運営時間の制限を強化する。
・18 時以降に食堂・カフェを利用する際、予防接種の完了者を追加する場合、4人まで私的な集まりを許可(18 時~21 時)する。
※未接種者は従来のとおり2名までに制限するが、予防接種の完了者が追加される場合、4名まで私的な集まりを許容
○集団感染が頻繁に発生する4段階地域の銭湯業、屋内体育施設、カラオケ、学習塾、百貨店・大型マート等の従事者を対象に先制検査(2週に1回)を実施する。
レベル4でも飲食店は21時まで営業可能です。ワクチン接種により人数制限は緩和されます。
コメント