やはり米軍基地？　関東のピークアウトは来週以降

関東のピークは来週以降

7万人には行かないだろうという私の見立ては外れました。東京の実効再生産数はようやく「2」を切った段階です。1/24に「2.0」だったのが1/25で「1.93」です。

最新の数値は、神奈川が「2.01」、埼玉が「1.87」、千葉が「1.89」、茨城が「1.91」、栃木が「1.71」、群馬が「1.85」です。神奈川が高いのはやはり横須賀と座間を抱えているからなのかもしれません。

一方、大阪は「1.65」で東京より小さい数値です。

兵庫が「1.97」、京都が「1.65」、奈良が「1.8」、和歌山が「1.63」、滋賀が「1.55」、福井は「1.54」です。関西は全般的に関東より低めです。関西の米軍施設は日本海側に経ヶ岬通信所があるだけです。

そろそろ広島？

沖縄は1/14の「2.12」から1/20に「0.97」まで下がりました。この顰に倣えば、大阪は今週末、東京は来週がピークになるわけですが、沖縄は先行事例にならない雰囲気が漂っています。「2」から「1」まで最短でも1週間です。

隣接する岩国基地が起点だった広島にはそろそろピークアウトの気配が出ています。明日27日の新規陽性者は先週20日より少なくなるかもしれないという期待が持てなくもありません。検査が回っているのが前提ですが…。

岩国はほとんど広島ですので、山口県内より先に広島側に波及したものと思われます。

山口のピークアウトは広島より遅れそうです。

異質の先進国・ニッポン

日本の検査数が少ないということは散々言われてきたことです。1000人当たりの検査回数は次のとおりです。表の左はOECD加盟38か国、右は非加盟の38か国です。

1000人当たり2400回のキプロスは1人月1回検査を受けている計算になります。日本は2年間で4人に1人に満たない段階です。キプロスは日本とは桁が2つ違う100倍です。

スウェーデンの数値は公表されていませんが、近隣諸国の数値からして日本より少ないということはあり得ないでしょう。日本はOECD38か国中37位です。

今の感染状況でもスピーディーに対応できる検査能力があれば、濃厚接触者も陰性確認のうえ出勤や登校が可能です。何よりも「検査から漏れる→治療に進めない」を回避することができます。まあ、今までできなかったことが急にできるはずはありません。

日本の検査陽性率は20％超、保健所破綻の週末へ

◆誤変換で「週末」が「終末」になりました。あながち間違いではないかもしれませんが…。 沖縄の実効再生産数と陽性率 沖縄の実効再生産数が3日連続で「1」を下回っています。 東洋経済オンライン特設サイト＞沖縄県の実効再生産数 広島の実効再生産数...

set333.net

2022.01.24