懐かしい名前、ハッピーワールドが戻ってきた

北海道6区・東国幹代議士

北海道6区選出の衆議院議員・東国幹(あずま-くによし)氏の経歴です。

1968年2月名寄市(旧・風連町)生
1980年3月夕張市立鹿の谷小学校卒業
1986年3月深川西高校卒業
1990年3月東海大学法学部法律学科卒業(在学中に原田義昭氏の書生)
1990-93年佐藤静雄代議士秘書
1995年4月旭川市議会議員選挙初当選
1999年4月北海道議会議員選挙初当選
2002年11月旭川市長選挙に出馬(落選)
2007年4月北海道議会議員選挙、2期目の当選
2011年4月北海道議会議員選挙、3期目の当選
2014年11月旭川市長選挙に出馬(落選)
2015年4月北海道議会議員選挙、4期目の当選
2019年4月北海道議会議員選挙、5期目の当選
2021年10月衆議院議員選挙に北海道6区から出馬、初当選
▲東国幹代議士のプロフィール
東国幹氏ゆかりの地
ゆかりの地(地理院タイルを加工)

原田義昭氏も佐藤静雄氏もかつて勝共連合側が認めていた、いわゆる「勝共議員」です。

ハッピーワールド

霊感商法で株式会社ハッピーワールド(←世界のしあわせ株式会社←幸世商事株式会社)がクローズアップされたのは、1986年から1987年にかけてです。幸世商事時代の1970年代には取締役や営業部長が外為法違反で逮捕・起訴されています。

同社のWebサイトを覗いてみると、「経営理念」のページの「価値観・行動規準」に「為に生きる企業文化」とあります。「為に生きる」は教団用語です。「沿革」のページの年表を一部抜き出してみました。

1971年5月幸世商事株式会社として設立
1973年5月高麗人参製品の輸入販売を開始
1978年10月石材商品の輸入販売開始
1984年11月渋谷区神宮前に地上10階地下1階自社ビル建設
1986年8月神奈川県横浜市青葉区に自社ビル賃貸マンション建設
(名称:市が尾ワールドコーポ)
1992年2月埼玉県神川町に自社飲料工場に2号新ライン、
ペットボトル製造ライン増設
2005年11月韓国、世一観光にてインバウンド事業出発
2010年ハワイコナコーヒーの輸入販売を開始
2016年1月東京都知事許可第5313151307号の医薬品販売業の許可取得
▲株式会社ハッピーワールド>沿革

高麗人参(濃縮液)は今でも扱っているようです。石材商品では多宝塔が有名ですが、さすがに今では扱っていないものと思われます。商品検索では玉砂利など外構の建築石材しか出てきません。

飲料部門は別会社に分離されているようです。ハッピーワールドさんの社訓は「希望 努力 研究 創意」だそうです。まったく同じ4つの熟語を、まったく同じ配列で社訓にしている企業はほかにも複数あります。

今の主力は旅行部門ということです。Wiki「ハッピーワールド」のページには「2013年現在、ホールセールのブルースカイツアーとリテールの世一トラベル(たびのわ)がある。たびのわの会員登録項目には所属教会と祝福双がある」との記述がありますが、2022年9月15日現在ではアクセスできません。

ハッピーワールドでは活ロブスター、活アワビ、コナコーヒーも輸入しているようですが、いずれもエンドユーザーが個人で購入できるものはなさそうです。

文鮮明・韓鶴子夫妻の五女夫婦が経営しているのがハワイアンクイーン農園です。一時期、ローソン「MACHI café」の期間限定「ハワイアンクイーン農園産コナコーヒー」がハッピーワールド経由で輸入されたものではないか疑惑が取り沙汰されましたが、ハッピーワールドとの取引ではなく販売期間は終了しています。

日韓トンネル視察の旅費

日本共産党北海道議団は2017~2021年度の道議の政務活動収支報告を調査し、自民党4議員の政務活動費に統一協会関連団体への支出が総額44万6537円あることを確認しています。このうち28万3225円が現衆議院議員の東国幹氏です。

この中に日韓トンネル推進北海道民会議による視察の旅費・宿泊費が含まれており、その支払先がハッピーワールドということです。

ハッピーワールドが今でも訪問販売をやっているという話は聞きませんので、「関連施設MAP」には入れていませんでしたが、こういう形で登場するなら掲載せざるを得ません。

ネパールや南米への渡航手配も教団内で完結するわけです。東氏は政務活動費を用いたとはいえ、支払いの実績が証明されたという点ではよかったと言えるのかもしれません。

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