HJマーク
世界平和青年学生連合の沿革は次のとおりです。
1994年7月 | ワシントンで「世界平和青年連合」が創設 |
1995年12月 | 日本支部発足、初代会長は稲森一郎(2代目会長が梶栗正義) |
2017年2月 | 「世界平和青年学生連合」に改称して、韓国で創設大会 |
2017年5月 | 日本支部の出帆記念大会、都内ホールで1800人 |
2017年6月 | バンコクで「アジア・太平洋 世界平和青年学生連合創設大会」開催 |
1994年創設で2017年に改称されています。日本語では「世界平和青年連合」に「学生」がくっついただけですが、英語表記では
Youth Federation for World Peace(YFWP)が
International Association of Youth and Students for Peace(IAYSP)に改称されました。
(1)「Federation」→「Association」
(2)「World」→「International」
(3)「Youth」→「Youth and Students」
改称された事情としては次世代を担う中高生を取り込みたいということのようですが、シンボルマークに「HJ」が入っています。地球?の下にデザインされた斜体字の「HJ」があります。その左右の万歳した人型は自民党マークを思わせなくもありません。
【外部リンク】
■Google画像検索>世界平和青年学生連合
シンボルマークの画像を貼り付けようと思いましたが、後述する理由で断念しました。
「HJ」=「孝情」?
教団内で「HJ」あるいは「孝情」が使われるようになったのは2016年夏のようです。日本では2017年に「孝情なんとかフェスティバル」が各地で開催されています。
「HJ」は「孝情(韓国語読みで「ヒョジョン」)」の略だそうです。孝情とはいったい何なのか、教団サイトや信者ブログを読んでみてもあまりよくわかりません。孝情については、文鮮明・韓鶴子夫妻の長男・文孝進氏(HJ Moon)由来とする説もあり、HJについては韓鶴子氏の頭文字という説もあります。
(1)孝情(Hyo Jeong)の頭文字
(2)2008年に亡くなった文孝進氏の心情
(3)韓鶴子(Hak Ja Han)氏の頭文字
こういうものは曖昧なほうが都合よく解釈できていいのかもしれません。
世界平和青年学生連合の事務局(日本支部)は成約ビルの2Fです。Webサイトには「文鮮明・韓鶴子両総裁によって米国ワシントンDCで1994年に創設」と明記されており、世界平和女性連合Webサイトのように正体を隠しているわけではありません。
世界平和青年学生連合のWebサイトは「よくある質問」が「準備中」のままです。血迷って趣旨に賛同して入会したいと思っても、どうすれば入会できるのか、会費がいくらなのかわかりません。退会するにはマイページから退会できるそうですが、その前に入会ができないのです。
成約ビル以外の連絡先は明記されていません。メールアドレスも記載されておらずメールフォームもないという珍しいWebサイトです。そのくせ、教団系にはありがちな無断リンクなどは「固く禁じます」パターンです。このため、リンクしませんし画像キャプチャも用いないことにしました。
孝情教育文化財団の所在地は?
旧・統一教会(協会)系の団体としては「一般財団法人 孝情教育文化財団」もあります。Google Mapで「孝情教育文化財団」を検索すると教団本部の建物にピンが刺さります。
奨学金を支給または貸与している団体のようですが、Webサイトではその所在地が「東京都渋谷区松濤1-1-2」になっています。法人検索サイトによると、2018年11月に成約ビル4Fに移転しています。教団の松濤本部から成約ビルまで車で20分、電車・徒歩で30分、徒歩で1時間です。
なお、著名な国際政治学者さんが「高額献金は競馬でスったのと同じ」という趣旨の発言をしているようです。競馬でスったとしても、その賭け金が他国に流れるわけではありません。そこに目をつぶってしまうのは、あまりに雑な議論です。
別に嫌韓を煽るつもりはありませんが、保守と呼ばれる人たちこそ本来より敏感により厳しく反応すべき事柄のはずです。発端の事件は「仇をとろう」と騒ぎ立ててもいいはずのレベルです。
実は、1980年代から1990年代にかけての霊感商法華やかなりし時代にも、「愛国」と「売国」とが入れ替わる興味深い現象が起きていました。この一連の問題には、さまざまなことが見えてくる面白さがあります。
コメント